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2022/11/19

<SHIRO STAFF コラム vol.71>
この作品も香りも、受け取った人のもの

<SHIRO STAFF コラム vol.71>
この作品も香りも、受け取った人のもの

皆さんこんにちは。
11月12日から提供開始したアーティストコラボのお手さげ袋とギフトBOXはご覧いただけましたか?

今回はアクリル絵具を使った作品をつくる、品川はるなさんとコラボレーションです。
ホリデーシーズンは贈り物をしたくなる方も増えるはず。そこで、第一弾と同様にお手さげ袋と、さらにギフトBOXもご用意しました。
今回の作品は、同日発売開始した限定パフューム「JOY WITH YOU」と「FAVOURITE DRESS」の香りをイメージして生まれたものです。

品川さんは、幼い頃から絵具が大好きで、絵具の表情を伝えるために、キャンバスに絵具を塗り、剥がすというシンプルな手法で作品づくりを行うようになったそうです。
普段の作品づくりの際には、思い浮かぶ情景から、色をつくるところから始まります。そして、窓に映る景色やそれを纏うカーテンに見立てて作品をつくっていきます。
今回のテーマは香り。品川さんご自身の思い出や、香りの印象に想いを馳せ、この作品が生まれました。
色のテーマや発売しているパフュームのボトルの色を伝えることはなかったのですが、仕上がった作品はボトルの色と同じ、赤やピンクを基調とした作品と、青を基調とした作品に仕上がったのです!

そうしてできた作品から生まれたお手さげ袋とギフトBOX。実は、それぞれ作品の向きが異なっているのです。気付いた方はいらっしゃいますか?
このようなデザインとしている理由は、品川さんのこんな言葉があったからです。

「作品が手から離れた瞬間、作品の向きが上下さかさまであったとしても見方や解釈は見ている人のもので自由。」

過去に作品を想定していた向きとは異なる方向で展示しているところを見たとき、それもまた良いな、と感じたことがきっかけだったと話します。
品川さんの言葉を聞くと、伝えたいことを言葉多く伝えるだけでなく、感じ方を相手に委ねることも素敵だと感じさせられます。

そんな品川さんの話を聞き、SHIROから発売した「JOY WITH YOU」と「FAVOURITE DRESS」の香りもお客様に自由に楽しんでいただきたいと強く思うようになりました。
日常生活の中で起こる、喜びや楽しさを表現した上品で可憐な『JOY WITH YOU』と特別な日にとびっきりのお洒落をする時に纏いたいロマンチックな『FAVOURITE DRESS』。

もしかすると、別れの日や悲しい日のための香りになるかもしれません。
私たちが願うのは、お客様が自分らしい毎日を過ごすとき、香りがそばにいることだけなのです。

お試しいただいた方はぜひ、どんなシーンでつけたくなるか、そしてどんな気持ちになったのか、教えてください。

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2022/11/12

<SHIRO STAFF コラム vol.70>
香りを試すとき、何を使いますか?

<SHIRO STAFF コラム vol.70>
香りを試すとき、何を使いますか?

皆さんこんにちは。
既にお店で見たことがあるかもしれない、あるツールについてお話したいと思います。

皆さんはお店で香りの製品を試すときに、香りをお試しする紙(ムエット)を使ったことがありますか?実は、フレグランスを購入していただく方の多いSHIROでは、年間700万枚以上のムエットが消費されています。

色々な種類の香りから、自分の欲しい香りを試すために使うこのムエット。試した後持ち帰る人もいれば、その場で置いて帰る人もいますよね?

ムエットの用途は、香りをその場でお試しするためのものと、自宅で改めて香りを試し、購入を検討するものだと考えています。持って帰ってくださる方の中には気に入ったムエットをお財布やカバンに入れて、香りを楽しんでいただいている方もいるかもしれません。
鞄に入れっぱなしにしていたムエットからふわりと香りが広がり、ほんの少ししあわせをもたらしてくれることもあります。

しかし、店頭で香りをお試しするためのほんの数分のために、捨てられる紙を生み出す必要はありません。捨てられるムエットを少しでも減らすために、何度でも使える香りを試す方法を模索するようになりました。

検討を始めた当初はガラスや陶器、金属などでこの香りを試すツールをつくろうとしていました。これらのツールは求めている課題は解決できるものの、素材や強度、そしてSHIROらしさを考えて、なかなか決められない状況にありました。そんな中で出会ったのが札幌軟石という素材です。

札幌軟石は、大規模な噴火による火砕流が固まった石で、キメが細かく、適当な堅さと、切り出しやすい柔らかさを併せ持ちます。香りをつけるとその柔らかさから、PERFUMEが染み込みやすく、香りの持続性もあることから、出会ってすぐにこの石を使うことに決めました。
さらにその素材の性質、そしてSHIRO PERFUMEをお店で展開している什器には石を使用していることから、お店の雰囲気もマッチしているのです。

今回つくったのは、この札幌軟石を小さな円柱状に切り出した香りを試すツール。実は、石材として使用するために切り出した石の端材からつくっています。
捨てられる素材を余すことなく使いたいというSHIROのものづくりの考え。この想いを深く知るMist-oの池内さんが、今回のツールのデザインをしてくださいました。(実は池内さんはSHIRO PERFUMEのデザインもしてくれています。)そして、創業の地、北海道から札幌軟石を採集、加工してくださった河野さん、小原さんの力で、皆さんの手に届けられたのです。

ようやく店に並び、覗いてみると、お客様が当たり前のようにこのツールを使っている姿が。
未来のためのことを考えるとき、何かを我慢する必要はないと知りました。必要のないものを変える。そんな取り組みを考える中で、また新たな出会いや、私たちの想いを伝える方法が見つけられるのかもしれません。

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2022/10/29

<SHIRO STAFF コラム vol.69>
生産者さんが教えてくれる、私たちの向かう先

<SHIRO STAFF コラム vol.69>
生産者さんが教えてくれる、私たちの向かう先

皆さんこんにちは。
今日はSHIROのものづくりの考え方について、ホーリーバジルオイルインウォーターの改良を始め、生産者の皆さんとの関わりを経て感じた想いを伝えたいと思います。

SHIROのものづくりは、人との出会いがきっかけです。そして、生産者さんと出会う中で、知ったこと。それは、実は捨てられている部分にもたくさんの栄養が含まれているということです。
例えば、ジュースにしたあと捨てられてしまうゆずの皮こそが香り高いこと。剪定して捨てられてしまうオリーブの枝や葉にもたっぷりの保湿成分が含まれていること。
どれも生産者の皆さんとお会いしたことで、その素材の持つ栄養や捨てられていたことを知ることができるのです。

そうして出会った素材たちをどのように化粧品として姿を変えるのか考えるのが私たちの役割です。素敵な素材に出会った時にいつも考えていることは「私たちが毎日使いたいものをつくる」こと。
ありのままの素材はどんなに素敵な香りのものでも、刺激や使用感が満足できないこともあります。そんな失敗を繰り返しながらも、素材の魅力を模索している毎日です。

今年も発売するホーリーバジルオイルインウォーターを始め、どの製品もさらに素材の力を引き出そうとしています。そのときに何を目指しているのか。そんなことをお伝えできればと思います。

製品をつくるとき、先ほどお話したように、いつもその素材の魅力を引き出そうと努力していますが、いつも感じるのは素材そのものの力はもっと大きかったと感じます。ひなたさんの育てるホーリーバジルはもっともっと豊かで複雑な香りがしていたのです。
植物たちは、環境の中で生き延びるために様々な力を持ちます。そして生産者の皆さんは、その植物ごとの特長を最大限引き出すために努力してくださいます。
香りを引き出すために皮の厚い木藤ゆずを。酒麹が入りやすいような米の中心の密度の小さい米を。
素材の魅力を引き出すこととは、素材が大地に生えていたそのときの姿を化粧品として実現することなのではないかと考えるようになりました。

まだまだ素材の一部しか使えていない製品もあります。でも畑に生える植物たちはもっと力強いのです。それを教えてくれるのはいつも生産者さんたち。
ホーリーバジルを育てるひなたさんは、夏の初めに咲く花と秋に咲く花の香りの違いを教えてくれます。フレッシュで生き生きした香りから、甘く芳醇な香りへと変化していくのです。そんな植物の変化を知ると、もっと素材を愛おしく感じるようになりました。
そして、その魅力をお客様に伝えるためにSHIROがいることを願っています。

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2022/10/15

<SHIRO STAFF コラム vol.68>
自分を切り取り、伝える香り

<SHIRO STAFF コラム vol.68>
自分を切り取り、伝える香り

皆さんは自分の香りをお持ちでしょうか?
それはどんな香りですか?

誰かから、身にまとっている香りを聞かれて、少し自分だけの秘密にしたいと思う方もいらっしゃるように感じます。
肌に直接つける香水は、どこか個人的なものだからでしょうか?

一方で、10年ほど前、こぞって友人達が使う、「人気の香り」が存在していたようにも思います。
香りって、自分だけのものなのか、それとも誰かとシェアすることで思い出をつくるためのものなのか、そんなことが気になり、Z世代と呼ばれる10代後半から20代前半の方とお話しをすると、「自分の香りは欲しい。でも隠す必要もない。」と話していました。
自分について話すことで、他人との距離を近づけ、関係をつくることができる。自分を説明するものの一つに香りは存在しているのかもしれないと感じるようになったのです。

SHIROでは、定番フレグランス、限定フレグランス、パフュームと多くの香りをお客様にお届けしています。その中には、人気で日常的に使っていただいている香りも、気分転換で使っていただいている香りも、そしてあまり知られていない香りもあります。
社内で働いていると、その魅力を多くの人に伝えたいと考えてしまうのですが、使う身になると、あまり知られていないけど、自分らしさをピンポイントで表現できる香りだからこそ使用しているという方もいらっしゃるはずだと思うのです。

香りづくりは、様々な香料を合わせ、全体のバランスを調整してつくられるため、誰かにぴったりな香りをつくることはとても難しいものです。だからこそ、自分にぴったりだと思うものを見つけると、それは自分だけのとっておきのものとして人と被りたくないように感じる気持ちも湧いてきます。しかし、そんな香りを見つけることができたなら、それは自分を表すためにぴったりなのです。

そう思うと自分にぴったりな香りを見つけたくなってきませんか?
そしてその香りを人に伝えたくなってきませんか?

SHIROの社内にも、あの人と言えば「ホワイトリリー」、「マーベラススター」、「パリジャンシャツ」と想像できる人がいます。
しかし、そんなぴったりとイメージが湧かない人のために香りを重ねて今の自分らしい香りをつくるという楽しみ方が生まれたのかもしれません。
香りの組み合わせは玄人向けと感じる方もいると思いますが、「自分らしさを探すため」と思うと挑戦したくなりますよね。

ホワイトリリーは好きだけど、フローラルが強いと感じる方はスモークレザーを重ねて少しクールな雰囲気をつくってみたり、フリージアミストにアールグレイのハンド美容液を合わせて華やかさとキュートさのバランスを変えてみたり。

一人ひとりの個性はたくさんの要素が重なって出来上がります。今切り取りたい自分の一面を表現するために、香りと向き合う。そんな楽しみ方があっても良いのかもしれません。

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2022/10/08

<SHIRO STAFF コラム vol.67>
植物に魅了されて淡路島に住む

<SHIRO STAFF コラム vol.67>
植物に魅了されて淡路島に住む

皆さんこんにちは。
ホーリーバジルオイルインウォーターを製品化するにあたり、昨年から進化したことは収穫の仕方と蒸留とお伝えさせていただきました。
今回は、今年の蒸留へのこだわりについてお話しさせていただきたいと思います。

企画の田﨑とひなた農園の日向さんは、昨年の製品ができたときから、もっとホーリーバジルのフレッシュな香りをお届けしたいと模索していました。
生のホーリーバジルを使った蒸留をすることでフレッシュさが引き立つと考えていたものの、北海道の砂川にあるSHIROの工場へ運び、蒸留ができるのは収穫してから2日後。鮮度も落ち、なかなか実現できませんでした。
そんな中で、香りのアーティストの和泉侃さんと出会ったのです。
和泉さんは、香りを用いた表現を日々研究しています。淡路島の植物の香りの個性に魅了され、それを自分で抽出するために蒸留を始めたそうです。淡路島は日本の南端と北端の中心に位置しており、育つ植物の品種も多いだろうと言われています。だからこそ、植物に真摯に向き合うため、この地を選んだそうです。

広島の日向さんの畑から淡路島の蒸留所へ。距離が近くなったことで、生のホーリーバジルを収穫の翌日に蒸留することが叶うことになりました。
和泉さんは、昨年の製品を試すと、もっとホーリーバジルの香りそのものを引き出すことができると話します。甘さ、力強さ、繊細さ、フレッシュさが重なり合うホーリーバジルの香り。生のホーリーバジルを蒸留できるからこそ引き出すことができるのです。

しかし、繊細な生のホーリーバジルはクール便の冷気に当たるだけで傷んでしまったり、運び方によっても品質が落ちてしまいます。
温度調整や新聞紙の包み方を工夫し、日向さんの愛情で手間暇かけて大切に届けていただきました。
そして和泉さんに蒸留をしていただくと、昨年は取れなかった精油がたっぷりと採れたのです。精油は、植物に含まれる香りの成分が凝縮されたオイル。つまりホーリーバジルの魅力が詰まったオイルなのです。

今年はよりホーリーバジルの力を感じていただきたいと思い、この精油もプラスされました。

和泉さんが蒸留した蒸留水は植物の力強さを感じます。エキスやオイル、そしてセントジョーンズワートオイルを加えると、複雑で贅沢な香りが詰まった1本に仕上がりました。

皆さんの愛情とこだわりによって生き返ったホーリーバジルの香り。深呼吸をして使いたくなる1本です。

実は既に来年に向けた改善は始まっています。
収穫ごとに違う香り立ち。初めて咲く花と、6回目に咲く花は香りの特徴も違うそうです。そんな植物の変化を使うお客様も楽しんでいただけるシリーズにしたいと来年に向けてワクワクしています。

旬シリーズは、植物の変化と共に、毎年変化していく製品たちです。
今年しか出会えないホーリーバジルオイルインウォーターの香りを是非体験してみてください。

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2022/10/01

<SHIRO STAFF コラム vol.66>
ママ、ホーリーしてきたの?

<SHIRO STAFF コラム vol.66>
ママ、ホーリーしてきたの?

皆さんこんにちは。
突然ですが、こちらのタイトルは、ホーリーバジルをつくっていただいているひなた農園の日向さんのお子さんの言葉です。

10/21(金)に発売するホーリーバジルオイルインウォーターは、今年も日向さんにSHIROのために育てていただきました。
SHIROのものづくりは生産者さんと一緒に行っています。とお伝えすることは今までもありましたが、実際にどんな話をしているのか、そして日向さんのホーリーバジルへの愛情をお話ししたいと思います。

今年のホーリーバジルオイルインウォーターに向けた改良は昨年から既に始まっています。製品を手にした日向さんと、企画の田﨑の間では、もっともっと生のホーリーバジルの香りのフレッシュさ、豊かさに近づけたいと話していました。
そして、昨年何度か収穫する中で、ホーリーバジルの香りはとても繊細で、いつ収穫したものなのか、どこを使ったものなのかで大きく変わることを感じていたのでした。

ホーリーバジルの香りは、甘くて芳醇。それでいて、植物の力強さも感じます。日向さんご自身も、友人の家でホーリーバジルティーを出していただいたとき、その香りに虜になった1人です。今年のホーリーバジルは、近隣で使う農薬が飛んでこないように、と段々畑の上の方に植え、本当に大切に、愛を込めて育てていただきました。
ホーリーバジルの畑で農作業をした日には、お子さんを保育園に迎えにいくと、
「ママ、ホーリーしてきたの?」
と聞かれるほど良い香りに包まれているそうです。

日向さんの愛情と大地の恵みで力強く育ったホーリーバジル。
その香りは私たち大人だけでなく、子どもや、集まるハチたちにまで愛されているのです。

こんな話を聞いていると、どうしてももっとこの香りを引き立たせたいと感じます。

今年変更したことは大きく2つ。1つ目はまず、収穫の方法です。
夜明けとともに収穫を始める日向さん。7時を過ぎ、日が昇ると花が開き始めます。すると、その香りに寄せられてハチがやってくるのです。
ホーリーバジルは香りが強く、葉や茎の部分も香りがするのですが、やっぱり香り立ちは花の部分が強いと改めてハチが教えてくれます。
そこで、昨年は茎の下の方から収穫していたものを、今年は花を中心に上部半分だけを収穫することにしました。

これが実現したのは日向さんの愛や苦労があったから。
昨年の半分の部分だけを使用することになるということは、必要な量を収穫するためには2倍の作業を要するのです。
それでも日向さんが前向きに取り組んでくださったおかげで実現しました。

そして、2つ目のこだわりは香りの肝となる蒸留です。
ホーリーバジルは生命力が強い植物ですが、香りはとっても繊細。収穫し、時間の経過とともに花たちも元気がなくなり、その香り立ちは落ちてしまいます。
しかし、畑に生えているままのあのフレッシュな香りをお届けしたいと願う私たち。
これを実現してくれたのは香りのアーティスト、和泉侃さんとの出会いがきっかけでした。
また次回、お話しさせてください。

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2022/09/24

<SHIRO STAFF コラム vol.65>
香りが思い出を彩ってくれる

<SHIRO STAFF コラム vol.65>
香りが思い出を彩ってくれる

皆さんこんにちは。
今日は社内のスタッフの香りにまつわるエピソードをコラムでお届けしたいと思います。
SHIROからお届けするアイテムは、オードパルファンだけではなく、生活のふとした瞬間に香りを感じるものたち。
ふと素敵な香りがしたら、忘れられない瞬間が生まれるかもしれないと考えて誕生してきました。

例えば、皆さんが思い浮かべるお母さんの香りにはどんなものがありますか?
社内では、洗濯物にまつわる話をする人が多くいました。母がいない日には着ていたパジャマを抱きしめて寝たり、洋服を手洗いした後の母の香りに満たされた記憶が浮かびます。
いつもつくる料理の匂い、化粧品の香り。ワクワクや憧れの象徴だった母を見て感じる香りたちはどれも「いい香り」と思っていた気がします。そして、家の中の香りは、一番心の安らぐルームフレグランスだと話すスタッフもいました。

懐かしさといえばキンモクセイ。
学校からの帰り道、キンモクセイの香りがどこから来ているか探したことのある方も多いのではないでしょうか?
慣れ親しんだ道でも、キンモクセイを見つけると立ち止まり、たっぷりと空気を吸い込んで香りがくれるしあわせを教えてくれます。秋にしか出会えないという特別な香りは多くの人の記憶に残っているものです。

こうして毎日の中で香りに癒されてきた私たち。
自分が初めて香水をつけた日を覚えていますか?
高校生になり、少し背伸びをしたくて買った香水。両親に見守られながら選ぶと、「ファーストパフュームだね!」と言われてくすぐったい気持ちに。
「パリジャンシャツ」を初めて試したとき、あのマリン調の香りが初めて買った香りと似ていて、青春時代を思い出すと話すスタッフもいました。当時過ごした街、仲間と今は離れてしまっていても、香りはあの瞬間に連れ戻してくれるものです。

頑張りたいときやリラックスしたいとき、いつも私たちの背中を押してくれる香りたち。
実は「今」を支えるだけでなく、今までの私たちの思い出のそばにもいて、いつでもその日に連れて行ってくれるのです。

お客様からいただくエピソードに、SHIROのアイテムが香りをまとうきっかけとなったというお声をいただくこともあります。
お客様の生活にSHIROの香りがあることだけでもとてもしあわせですが、何年も経ち、SHIROの香りを思い出してくれる日が訪れることを願ってしまうようになりました。
そして、SHIROの香りがあることで、一人ひとりの毎日がさらに愛おしく、大切なものになることを祈っています。

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2022/09/17

<SHIRO STAFF コラム vol.64>
共に未来をつくる人について

<SHIRO STAFF コラム vol.64>
共に未来をつくる人について

皆さんこんにちは。
コラムでは、SHIROで働く人についてお届けしてきましたが、今日はどんな人と働きたいと考えているのかお伝えしたいなと思います。

一緒に働きたい人とは、SHIROが描くまだ見えない未来を描き、つくっていく人だと考えています。

一人ひとりの毎日に目を向けてみると、世の中をしあわせにするためにできること、やったほうがよいことって、本当は日常に溢れているはずです。毎日の生活を送る中で、いつもできる100点の行動をすることはとても難しいです。
そして、目指すしあわせもとても難しいものです。誰かにとってのしあわせが、他の人にとってのふしあわせになることもあるはずです。そういった狭間の中で、私たちは毎日を送っているのだと感じます。

そんな私たちの集合、SHIROというブランドを通すことでできる可能性が広がると信じています。
例えばショッパー(お手さげ袋)の有料化について。友人とお買い物をする中で、「ショッパーをもらうことでこれだけの二酸化炭素がでるんだよ。」と言うことはなかなか難しいですよね?もしかしたらその友人は、その時に袋がないだけで、ほとんどの場合エコバックを使っている可能性もあります。
そして、家族との団らんの時間に捨てられる野菜についての話をする方も少ないと思います。「今日はスーパーで不揃いの人参があったのに、きれいな人参が特売だったから買っちゃった。」と家族に話すよりも、今日あった面白かった出来事を話す方が、「今」のその家族の間でのしあわせや楽しさは大きくなると思います。

ここで書いた誰かのように、今この文章を書いているSHIROの中の人も、さっき一緒に話をしたSHIROの中の人たちも皆変わらずいつもショッパーをもらわないわけではないのです。

それでも、私たちSHIROで働く人には共通して、100年先の未来が続いていくことを願っています。その背景には自分の子供がいたり、好きな木や生き物がいたり、人それぞれです。
その未来のために、どうあるべきなのかを考え、伝えることこそがSHIROの役割なのだと感じています。
「やったほうがよいこと」がなぜやったほうがよいのか考え、SHIROなりの形で実現していく。それを見た1人の心にひっかかる。明日は「やったほうがよいこと」はやろうと思う。そういった連鎖を生むことで未来を変えられるはずです。

もう一度一緒に働きたい仲間について考えてみます。一人ひとりの背景や想いを知り、その上で目指すべき未来を一緒に考える。そしてそれを実現するために一人ひとりができること、そしてブランドができることを考える仲間です。
会社とは、1つの船のようなものだと感じています。そして「しあわせ」という大きな目標を実現するための小さなゴールはたくさんあります。
一緒にどこにいくか決め、船をこぐ、同じ船に乗る人たち。そしてその旅路で出会う生産者様やお客様たち。皆さんがいることで、目標に向かう旅もまた1つの「しあわせ」を実現しているのだと思います。

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2022/09/10

<SHIRO STAFF コラム vol.63>
大切な瞬間に想いを込めるために香りがある

<SHIRO STAFF コラム vol.63>
大切な瞬間に想いを込めるために香りがある

皆さんこんにちは。 9月22日から、定番フレグランス「アールグレイ」「キンモクセイ」の製品ラインナップが増えることになりました!
今回はどうしてこの製品が増えることになったのか?そしてその想いを皆さんにお伝えしたいと思います。

今回、2つの香りから新たに7つのアイテムが登場します。その中でも、「アールグレイ」からはヘアオイル、「キンモクセイ」からはヘアミストが登場します。このラインナップの違いにお気づきの方はいますでしょうか?
実は、アイテム選びは香りごとに行われました。製品開発の段階では、「サボン」「ホワイトリリー」「ホワイトティー」で人気の製品を試作していました。その中で気づいたことは、香りによって、香り立ちの違いがあり、製品ごとに香ると素敵だと感じるシーンが様々だということです。

「キンモクセイ」が、どこからかふわりと香り、秋の訪れに気付く経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?(実はキンモクセイは北海道にはなく、道内出身者が多いシロでは小さい頃学校からの帰り道であの香りを経験したことがないスタッフもいます!)限定製品として販売していた頃も、社内ではファブリックソフナーの香りが人気で、香りが風にのって思いがけずに香ってくると素敵だと考えていました。
試作をする中で、あのふわりと香る感覚を再現するためにはヘアミストが適していると気づいたのです。
一方で「アールグレイ」は甘く華やかな香りが特長の香りです。甘い香りはヘアオイルとの相性がぴったりで、そばに近づくと豊かに香りが広がります。また、甘い香りがラストに残るものが多く、つけたことを忘れた頃に、またあの上品な甘さを感じることができるのです。近づいたときにだけそっと感じるという香りの楽しみ方もとっても素敵ですよね。

このように、今回の新製品は、製品ごとに香りの感じ方を想像し、誕生しました。
香りのアイテムといえばオードパルファンのイメージを持つ方も多いかと思いますが、私たちはそれぞれに合った瞬間やシーンで香りを楽しんで欲しいと考えていて、それらは生活を豊かにすると信じています。
自分の香りを見つけるオードパルファンの中でも、例えばミニサイズは持ち運びに便利で、一日の中でも気分を切り替えるために香りを楽しむ人にはぴったりです。
ハンド美容液は手の保湿をしなければ、という気持ちからケアを楽しい時間に変えてくれます。友達に貸してあげると笑顔が生まれることも。
きっと皆さんの中で習慣となった手を洗う時間も、お気に入りのハンドソープを使うことで特別な時間に。
お気に入りの洋服を丁寧に手洗いするときに、ファブリックソフナーを使えば、着るときにもまた大切な気持ちが膨らんでくる気がします。

毎日を彩るために香りと過ごすことはもちろん、大切にしたい物や瞬間とともに香りがあることで、そこに想いを込めることができるのです。
皆さん一人ひとりの想いを込めたい瞬間は様々。その想いの後押しするために香りはぴったりだと思います。香りも製品も自由に楽しんで、皆さんの素直な気持ちをもっと大きくする存在になれることを祈っています。

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2022/09/03

<SHIRO STAFF コラム vol.62>
新しい容器に込めた大きな期待

<SHIRO STAFF コラム vol.62>
新しい容器に込めた大きな期待

皆さんこんにちは。
たくさんのお客様からお声をいただき、リニューアルした「サボン」「ホワイトリリー」がついに発売開始しました。お試しいただきましたか?
今日は、リニューアルと同時にデザイン変更をしたフレグランスディフューザー(旧ルームフレグランス)への想いをお伝えしたいと思います。

以前から、お客様からも容器の回収に関するお声をいただくこともあったルームフレグランス。社内でも、SHIROのルームフレグランスを使い終わるたびに、きれいなままのボトルを捨てなければならず、もったいないと感じて、たくさん空きボトルを家に残してしまっていた者もいました。
定番の香りでは瓶のレフィルをつくりましたが、ルームフレグランスは様々な限定フレグランスでも発売しており、レフィルがありません。ミモザや抹茶のボトルを、香りを思い出しながら並べるも、しばらくするとあまり使い道がないような気がして捨ててしまう方も多いのではないでしょうか?
捨てられてしまうものはなるべくつくりたくないという想いがあるにも関わらず、なかなか実現できなかった容器たちの改善。今回、ようやく生まれたのが新しいフレグランスディフューザーです。

まずは容器のデザインの変更です。どの香りでも共通の一つの容器をつくりました。蓋が外れるデザインで、簡単に残量を確認することができます。そして、ルームフレグランスを使用しないときにも様々な楽しみ方ができるのです。
社内でどんな使い方をしたいか聞いてみると、やはり香りといえば長嶋。花を生けて、花瓶として使うのはもちろん、コットンにアロマオイルを垂らして容器に入れれば、香りでリフレッシュするためにも使えるね!と。皆さんの考える使い方も是非聞かせていただきたいです。

そして、レフィルも大きく変更しました。容器とスティックには廃棄されているプラスチック(以後、廃プラ)を100%使用した素材を採用したのです。
廃プラを利用する場合、強度の観点から30%程度しか使えないと言われています。100%廃プラで容器をつくることはなかなか難しく悩ませていました。そして、廃プラ30%の容器をつくるということは、30%の廃プラを再利用できても、70%は新しいプラスチックを生み出してしまうことになります。これは、今回の容器変更だけでなく、何度も社内で考え、あきらめてきた課題でした。

そんな中で今回は、たくさんの試行錯誤とご協力をいただき、100%廃プラを採用することができたのです。今まで紙でできていたスティックは、廃プラになることで拡散力もあがり、より香りを楽しめるように。そして、レフィルの容量も150mlから300mlとし、ゴミの量を削減しました。
とてもこだわりの詰まった今回の仕様変更。お客様にはなぜ今変えたのだろう?と立ち止まり、考えて見てほしいのです。

始めにつくるときには素敵だと思っていたことも、時代や考え方の変化に合わせて形を変えていく。柔軟に、そして楽しみながら未来をつくる。その未来の先頭にSHIROが立っていたいと願い、明日からも変化を起こしていこうと思います。

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2022/08/27

<SHIRO STAFF コラム vol.61>
アーティストコラボに込める想い

<SHIRO STAFF コラム vol.61>
アーティストコラボに込める想い

皆さんはじめまして、SHIROの車です。
今日は間もなく開始する第一弾アーティストコラボショッパー(お手提げ袋)への想いをお伝えしたいと思います。

9月1日(木)より、SHIROとして初めてのコラボショッパーの販売が開始します。今回コラボショッパーが始まったきっかけは、2022年4月1日より開始したショッパーの有料化でした。
日常における不要な廃棄物を減らし、森林資源を守るためにスタートした取り組みです。一番小さいショッパーを1つつくるためには二酸化炭素が51.1g排出されています。小さな1歩ではありますが、一人ひとりが意識することで環境負荷を減らすことができると信じ始めました。
しかし、お客様からすると、今まで無料だったものが有料になることはネガティブな気持ちになることも事実です。SHIROにとっても、街でSHIROのショッパーを持つお客様を見かけなることは少し寂しく感じていました。

チームでも考え悩んでいた中で生まれたのがアーティストコラボでした。お買い物をするときに、自分にとってショッパーが必要かどうか考えてもらうこと、そして買いたいと思う素敵なショッパーであれば一人ひとりが意志を持って購入していただけることこそ健全ではないかと考えるようになったのです。
社内でも話を聞くと、環境について考えるようになったきっかけは様々です。
私も実際にSHIROに入社し、自然について考える機会が増えたことで家庭でのごみの捨て方、いらなくなった子供の服を少しでも廃棄物とならないように考えるようになりました。ショッパー1つだけではなく、お客様一人ひとりが環境に対して考えるきっかけを提起することこそSHIROのやりたいことです。

そうして始まった取り組みの中で、僕はどのアーティストを起用するかを任されました。父の仕事の影響もあり、アーティストを身近に感じてきた私でしたが、そこにSHIROらしい人とは?と考えることは初めてでした。
今回コラボさせていただくのは、草木染めを用いて作品を制作している山本愛子さん。美大時代に廃棄される制作に使われたゴミの山たちに違和感を覚え、今はご自身のアトリエのそばに生える草木を使って作品をつくっています。
今回のアーティストコラボは、SHIROを支えるたくさんのお客様にご愛用いただいたサボンとホワイトリリーの香料変更のタイミングで行うこととなり、この香料変更をイメージし、作品をつくっていただきました。
実際に作品を見て、愛子さんとお話しをすると、この作品と香りのイメージが重なるようになりました。香りは様々な香料を組み合わせて雰囲気をつくりあげていること。それと草木で染められた布を組み合わせてできた作品はどこか似ている気がします。
そして、サボンやホワイトリリーを使ってくださるお客様からの声にあった、日常の中に溶け込み、そして毎日を彩る香りだと感じていただいているその想いと、自然の中、アトリエの中で馴染みながら素敵な雰囲気をつくるこの作品は重なるような気がします。

さらに、この作品には実際のSHIROの製品をつくるときに使用されたヨモギやカレンデュラで染められた部分もあるのです!(ショッパー内にあるので予想してみてください。)

こうして出来上がった作品をショッパーのデザイン、ムエット(試香紙)のデザインに落とし込んでいきました。
今まで、SHIROは自分たちでつくることにこだわってきましたが、想いの通じている愛子さんのデザインが加わることで、少し異質な、それでいて馴染んだ素敵なものができました。
ショッパーの提供開始はもうすぐ。街でこのショッパーを持っている人を目にすることを想像するとすでに胸がいっぱいになります。お客様の、そしてSHIROの皆の想いの詰まったサボンとホワイトリリーの香料変更ですが、こうして不安よりも楽しみな想いで迎えられることを心より嬉しく思います。
お客様がショッパーを手に取ってくれるとき、未来を一緒に考える仲間が増えるのだと信じています。

※発売を延期しておりましたお手さげ袋は9月3日(土)よりSHIROオンラインストア(午前10時)、SHIRO全国直営店舗にて小サイズ及び中サイズの発売を開始いたします。
大サイズにつきましては、9月中旬頃に発売開始予定となります。

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2022/08/20

<SHIRO STAFF コラム vol.60>
酒かす製品が生まれる旅

<SHIRO STAFF コラム vol.60>
酒かす製品が生まれる旅

皆さんこんにちは。SHIROの三好です。
今回は、SHIROの製品でもたくさん使用されている酒かす、そして製品が誕生するまでの旅を満喫してきた話をお伝えしたいと思います。

まず訪れたのは酒かすづくりに使われているお米をつくっている後藤農園様。北海道の広大な敷地に、北海道産のお米だけを育てることをこだわっている生産者さんです。そして実は、後藤さんは、冬になると酒かすを提供いただいている小林酒造さんの杜氏も行っているのです。
1枚の田んぼからは3000本の日本酒ができます。この日本酒をつくるときにできる搾りかすの酒かすをいただき、SHIROの製品は生まれます。

皆さんは毎日食べているお米と、お酒をつくるときに使われる酒米の違いをご存じですか?お酒づくりには発酵のために麹を使用します。その麹の菌を入りやすくするため、酒米は中の心白と呼ばれるお米の中心部分が柔らかい品種を使用しているそうです。

そんな酒米を育てるこだわりを教わった後は酒かすをいただいている小林酒造さんへ伺いました。バスで訪れると大きく重厚なレンガ造りの建物たちが現れます。その大きさや歴史を感じる素敵な建物は、中に入るとひんやりとしています。レンガによる遮光、断熱でお酒づくりに適した環境をつくっているとのことでした。すごい!と感じる一つ一つのことに理由があるのです。
建物に入り、お米から日本酒になるまでの工程を丁寧に教えていただきました。日本酒はお米からできているということは知っていたけれど、何で差ができるのか、どんなこだわりがあるのか、今まで考えたことがなかった私にはとても新鮮なものでした。

普段お米を炊くのとは異なり、水を吸わせたお米を蒸気で蒸し上げることによって、外側が硬く、内側が柔らかいお米ができます。これは後藤さんから教わった、酒米の特徴と一致しています。日本酒をつくる中で大切な工程である発酵。ここは職人の培ってきた感覚が発揮される工程でした。

そして、何よりも納得したことが、小林さんの日本酒づくりは毎年少しずつ変化をさせ、より良いものをつくろうと考えているということです。今年は、米を蒸す時間を長くし、米の脂肪分を落とすことですっきりとした味わいに仕上げているのだとか。どうしても私たちはなにかものを手に取るとき、その製品にぶれ、変化がないことを求めがちです。
SHIROのものづくりは素材をつくる生産者様と一緒になって考え、生まれます。毎年試行錯誤して変化する素材をいただき、私たちも毎年よりよくしようと考えることがSHIROらしいものづくりの本質と通じていると感じた話でした。

最後に、実際に砂川工場で酒かす美容液の製造体験を行いました。
いただいた酒かすを目の細かい布で絞る作業を行うのですが、これはすべて手で行います。ちょうど小林酒造さんで、日本酒を絞る工程でどのように力を加えるかで雑味が変わるという話を伺っていたので、この酒かす絞りも誰が行うかできっとほんの少しの変化があるはずです。砂川工場で働く社員は、酒かす絞りを担当する日はあまりにも力仕事のため、家事の分担を家族にお任せしてしまう!と話す姿とともに、酒かすの濃さを目の当たりにし、酒かす製品への思い入れも大きくなったように感じます。

こうしてお米が製品になるまでを見てきたのですが、どれも自分が想像していたよりもこだわりが大きく、そしてきめ細やかな作業があり、そのギャップを体験できることをとても楽しく感じました。
関わる人の顔を見て、背景にある膨大な苦労やこだわりを聞くことで、その製品への想いが増える。そんな連鎖をつくるSHIROでありたいと願っています。

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2022/08/06

<SHIRO STAFF コラム vol.59>
砂川の街に立ち、変わった私の想い

<SHIRO STAFF コラム vol.59>
砂川の街に立ち、変わった私の想い

皆さんこんにちは。SHIROの平安です。
今回は、先週に引き続き砂川で行われたツアーについてお話ししたいと思います。私が参加したのは砂川ツアー。砂川市のおすすめスポットを巡り、その魅力を伝えるカードをつくりました。実はこのカード、シロの新しい施設が開設した際には来てくださったお客様に見ていただけるものになるのです。

今回私がこのツアーに参加したいと思ったのは、普段行っている人事の仕事が理由でした。砂川工場で働いてくれる方の採用を進めているのですが、砂川に行ったことのなかった私には、砂川で暮らし、働く日々を想像することができないことが課題でした。
どんな生活を送り、毎日の中にはどんな楽しみがあるのか、面接する私が知らずにいては面接を受けてくれる人に魅力を伝えることができません。求人内容も想像でしかかけていなかったのです。そんな砂川の地をもっと知るために、このツアーへ参加させていただきました。

いざ北海道に着き、バスで砂川へ向かうと、その広さと自然に圧倒されました。その道中からは東京で暮らしているときにはみたことのない植物(ふきや一面の田んぼ)が広がっています。そんな風景を見ながら、砂川に住むスタッフから砂川について教えていただきました。
札幌と旭川からそれぞれ車で1時間の砂川市は、立地はよいものの、移住者はなかなか増えないこと。水に恵まれた街で、お菓子屋さんの集まるスイーツロードや、市民の多くが誇りに思う設備の整った市民病院があること。知らなかった街について教えてもらいました。
沖縄出身の私は、観光業を営む人が多い街で育ったため、街の魅力がどれもその街に住む人たちのためのものであることに感動し、温かさを感じました。

私たち砂川ツアー参加者は、砂川市のおすすめのスポットを教えてもらい、それぞれがその場所に訪れてインタビューを行いました。

私が選んだのはとんかつ屋のたかおかさん。1978年創業のこのお店は、手作りのパン粉、豚肉はもちろん、卵、小麦粉にもこだわり、おいしいものを砂川の街で食べられるようにしたいという想いから始まりました。
一番に感じるのはとんかつへの愛。愚直にとんかつに向き合う高岡さんがつくる味は、なんだかおいしさがぎゅっと詰まっていました。
そしてなんと、たかおかさんの1階にある塾で100点になった生徒は、無料でこのとんかつを食べられるらしいのです!小さいとき、贅沢だったあのとんかつを食べた想い出は、大人になっても忘れられないだろうと想像できます。一人ひとりの人生を市民の皆さんで、そして街を市民の皆さんでつくっていると感じたエピソードでした。
他にも、お邪魔させていただいた市役所では、砂川市のマークは市民の公募で決められたものだということ。お会いした誰もが、他所からきた私を自然に受け入れてくれる温かさにほっと心がほぐれるように感じました。

今回の砂川ツアーを通して、今までは自分の方が外から砂川市を見ていたのだと気づかされました。砂川の地で生まれたシロで働く私たちは、眺めているだけでは街を変えることができません。
人同士の繋がりを大切にしてきた皆さんの魅力を理解すること、そして受け入れながらそっと人や街をかき混ぜていくこと。それが私たちの役割だと感じたのです。
とんかつ屋たかおかの店主さんと話したことで、私にもこの街への思い入れが生まれました。外からできることを考えるのではなく、外だから見える目で、一緒に皆さんと横に並んでこの街の未来のためにできることを考える自分でいたいと思っています。

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2022/07/30

<SHIRO STAFF コラム vol.58>
もっと知り、もっと伝えたい楽しさとの出会い

<SHIRO STAFF コラム vol.58>
もっと知り、もっと伝えたい楽しさとの出会い

皆さんはじめまして。SHIRO表参道本店の佐伯です。
先日SHIROでは、創業の地砂川で全社総会が行われました。そして、その前日には砂川やSHIROをもっと知るための3つのツアーが開催されました。その中で私は、SHIROの素材への向き合い方を知るツアーに参加させていただきました。
今日は、ツアーで感じたこと、そしてこれからどのように製品に向き合い、お客様と接していきたいのか想いをお伝えしたいと思います。

今回私が参加させていただいたツアーでは、SHIROの製品をつくる砂川工場の周辺に生えている植物を採集し、そのエキスを抽出しました。しかしこのツアー、実はツアー前から始まっています。参加メンバーの暮らす街に生えている植物を事前に調べ、どのような効能があるのか予習をしていたのです。
今まではきれいなお花を見かけても立ち止まる程度で、植物に関心を持つ機会が少なかった私にとって、初めて立ち止まり見えた景色はとても新鮮なものでした。表参道本店の周辺にもアボカドやレモン、リンゴなど生活のそばにある植物たちが生えていたのです。

初めての経験にそわそわしながらいざ砂川へ。工場の周辺には、東京ではなかなか見られない植物に溢れた空間がありました。
どれも同じ草に見えていたのに、葉っぱをすりつぶして香りを嗅ぐと、本当に個性が違う!参加メンバーの中でも間違えがちなセイタカアワダチソウとヨモギは一見同じですが、葉っぱの裏の色で区別がつくこと。今まで素通りしていたような草が実はミントで、踏みつぶしていただろうお花は実はカモミールでした。
興奮したまま工場に帰り、皆で植物の効果を調べます。
それぞれの植物の個性を引き出すために大切なのは抽出方法だと学びました。オイルに溶けやすい?水に溶けやすい?など、自分たちの選んだ植物の成分から調べ、どんな製品にしてみたいのか発表をしました。
実際にこの抽出方法によって使い心地はとても変わるのです。ヨモギを選んだメンバーがつくったヨモギ水は、ヨモギオイルと異なり、さっぱりとした使い心地や肌がきゅっと引き締まる印象があり、素材のどの特長を引き出すかによってできる製品も異なるのだと改めて知ることができました。

私はミントを選び、実家の歯磨きを嫌がる愛犬のためにスプレーをつくろうと考えました。
そこで蒸留という手段を選び、ミントの成分がたっぷり入ったスプレーをつくりました。すると、抽出されたミント水の上にうっすらとオイルが見えます。これが精油だと教わりました。
オイルコレクションのカレンデュラオイルやヨモギオイルなどは、花や草をオイルに漬けてエキスを抽出した浸出油。一方で精油は素材に含まれる香りの成分がぎゅっと凝縮されたオイルで、香りづけなどに使用されています。実際に目にすることで精油の貴重さを実感することもできました。
私の大好きなローズブーケクリアスキンオイルセラムもたくさんの貴重な精油でローズブーケの香りに仕上げていたのです。(それを知るともっと好きになれました。)

今回の素材ツアーを通して、私は深く知る面白さを実感しました。
どの素材が使われているのか、どこで育つ植物なのか、そしてどうしてこの製品に至ったのか。今まではなるほど、と片づけてしまっていた製品についてもまだまだ知るべきことはあったのです。
東京に帰ると、ふとラワンぶきの製品を買ってくださったお客様を思い出しました。ラワンぶきをいただいている北海道足寄町出身の方がふるさとを懐かしみ、お手に取っていただいたのです。その製品の背景を深く知ることは、お客様の心がワクワクするヒントが潜んでいるはずです。
これから製品をより知ることは私の大好きなお客様との会話をさらに楽しくできるものなはず!そう思うと今日も明日も早くお店に立ちたくてたまりません。

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2022/07/23

<SHIRO STAFF コラム vol.57>
素敵な森、人の物語の1ページをつくること

<SHIRO STAFF コラム vol.57>
素敵な森、人の物語の1ページをつくること

こんにちは。SHIROの保坂です。
今週発売開始した白樺フェイスミストの生まれた意味を知るため、江丹別の山へ行き、木こりの野中さんとお会いしました。
そこでお話しした内容は今東京に帰ってきた私の毎日も、少し変わったような気がするものでした。

白樺フェイスミストを発売するということは、インスタライブでもお話しさせていただきましたが、ワークショップに参加してくださった方、ライブを見てくださる方、製品を手に取ってくださった方すべてが、江丹別の山の未来の登場人物になる、ということだと実感しました。そう思わせてくれたのは野中さんの木こりの仕事の考え方にあります。
彼は、「山を人の集まる場所にしたい。来る人みんなで未来の山をつくる。」と話します。実際に森に来てくれた方とは一緒にデッキをつくったり、薪を割ったりしているそうです。
私はもともと山に行き、自然に触れることが好きでしたが、自然は自分が享受するものと考えていました。そのまま手を触れなければ今あるこの山は永遠に続くものであるような気がしていたのです。
人が食べたいもの、つくりたいもののために、植物や生き物を育て、搾取している。当たり前のことなのに、便利な東京で暮らしていると、その現場を想像することがなかなか難しいと感じています。

SHIROは、世の中をしあわせにすることを理想に掲げ、生産者様たちの捨てられる素材を余すことなく使おうと人との出会いを大切にしています。つくった人の想い、大地の栄養の詰まった素材は、私たち人間にとって必要なものが詰まっているので、食べるだけではなく、肌からも存分に取り入れることで健やかな毎日が送れると信じているのです。
私は、販売促進という立場で、その想いをお客様に伝えようと考えてきました。仕事をする中で難しいと感じるのは、使う人にとってはその想いよりもどんな効果なのか、使い心地なのかという情報が求められているのではないかということでした。だから、正直”香り”のような、想いと使ったときの気持ちがリンクしやすいものの方がお客様へ伝えやすいと感じていました。しかしこれは、私が勝手に別のものだと考えていたのです。
製品を手にした人皆さんにはそれぞれの生活があり、同じように製品にも物語がある。製品の背景で関わる人にも物語があり、関わる人すべてがその物語の登場人物だと気づくことができました。

あの“人の集まる江丹別の森”には、まだ見ぬ未来にもこの山が続くことを願って邁進する木こりさんがいます。健全な山をつくるために切る木を選び、半日ただ歩き回ることもあるそうです。そうして切った木も木材として活用できない枝葉は自分のための薪にすることしかできなかった現実。そんな枝にはまだ栄養が残っていて、春には新芽を出すのです。
その若葉を山の若者たちや、ワークショップに参加してくださったお客様が摘んでくださり、このフェイスミストに詰め込まれています。(緑色は若葉のエキスの色です。)
このフェイスミストを買ってくださったお客様は、江丹別の山で捨てられるか、地面の影をつくり、他の植物の成長を阻んでしまっていた枝葉を価値あるものとしてくれています。 素材や製品を生み出す人だけが価値をつくるのではなく、それを手に取ってくださることで、一つ一つのものに価値を生み出し、そしてそれが健全な山をつくる物語の1ページになっているのです。

そう思うと、何事も自分が当事者のような気持ちになりませんか?
物が溢れる世の中で、それを享受するのではなく、自分が素敵だと感じるものを選ぶことで、そこに価値をつくることができるのです!

SHIROの製品を手にしてくださるお客様は、その想いを伝えようとしていた私の人生の登場人物です。どんな製品をつくろうか頭を悩ませていた企画の、素材をつくる生産者様の、山を守ろうとしている木こりさんの物語にはお客様がいるのだと知って欲しいのです。
そして、一人ひとりの関わり方で一緒に江丹別の森の未来をつくる仲間になってくれる方が増えることを願っています。

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