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2022/10/08

<SHIRO STAFF コラム vol.67>
植物に魅了されて淡路島に住む

皆さんこんにちは。
ホーリーバジルオイルインウォーターを製品化するにあたり、昨年から進化したことは収穫の仕方と蒸留とお伝えさせていただきました。
今回は、今年の蒸留へのこだわりについてお話しさせていただきたいと思います。

企画の田﨑とひなた農園の日向さんは、昨年の製品ができたときから、もっとホーリーバジルのフレッシュな香りをお届けしたいと模索していました。
生のホーリーバジルを使った蒸留をすることでフレッシュさが引き立つと考えていたものの、北海道の砂川にあるSHIROの工場へ運び、蒸留ができるのは収穫してから2日後。鮮度も落ち、なかなか実現できませんでした。
そんな中で、香りのアーティストの和泉侃さんと出会ったのです。
和泉さんは、香りを用いた表現を日々研究しています。淡路島の植物の香りの個性に魅了され、それを自分で抽出するために蒸留を始めたそうです。淡路島は日本の南端と北端の中心に位置しており、育つ植物の品種も多いだろうと言われています。だからこそ、植物に真摯に向き合うため、この地を選んだそうです。

広島の日向さんの畑から淡路島の蒸留所へ。距離が近くなったことで、生のホーリーバジルを収穫の翌日に蒸留することが叶うことになりました。
和泉さんは、昨年の製品を試すと、もっとホーリーバジルの香りそのものを引き出すことができると話します。甘さ、力強さ、繊細さ、フレッシュさが重なり合うホーリーバジルの香り。生のホーリーバジルを蒸留できるからこそ引き出すことができるのです。

しかし、繊細な生のホーリーバジルはクール便の冷気に当たるだけで傷んでしまったり、運び方によっても品質が落ちてしまいます。
温度調整や新聞紙の包み方を工夫し、日向さんの愛情で手間暇かけて大切に届けていただきました。
そして和泉さんに蒸留をしていただくと、昨年は取れなかった精油がたっぷりと採れたのです。精油は、植物に含まれる香りの成分が凝縮されたオイル。つまりホーリーバジルの魅力が詰まったオイルなのです。

今年はよりホーリーバジルの力を感じていただきたいと思い、この精油もプラスされました。

和泉さんが蒸留した蒸留水は植物の力強さを感じます。エキスやオイル、そしてセントジョーンズワートオイルを加えると、複雑で贅沢な香りが詰まった1本に仕上がりました。

皆さんの愛情とこだわりによって生き返ったホーリーバジルの香り。深呼吸をして使いたくなる1本です。

実は既に来年に向けた改善は始まっています。
収穫ごとに違う香り立ち。初めて咲く花と、6回目に咲く花は香りの特徴も違うそうです。そんな植物の変化を使うお客様も楽しんでいただけるシリーズにしたいと来年に向けてワクワクしています。

旬シリーズは、植物の変化と共に、毎年変化していく製品たちです。
今年しか出会えないホーリーバジルオイルインウォーターの香りを是非体験してみてください。

SHIROオンラインストアは、11,000円(税込)以上で送料無料