皆さんこんにちは。
突然ですが、こちらのタイトルは、ホーリーバジルをつくっていただいているひなた農園の日向さんのお子さんの言葉です。
10/21(金)に発売するホーリーバジルオイルインウォーターは、今年も日向さんにSHIROのために育てていただきました。
SHIROのものづくりは生産者さんと一緒に行っています。とお伝えすることは今までもありましたが、実際にどんな話をしているのか、そして日向さんのホーリーバジルへの愛情をお話ししたいと思います。
今年のホーリーバジルオイルインウォーターに向けた改良は昨年から既に始まっています。製品を手にした日向さんと、企画の田﨑の間では、もっともっと生のホーリーバジルの香りのフレッシュさ、豊かさに近づけたいと話していました。
そして、昨年何度か収穫する中で、ホーリーバジルの香りはとても繊細で、いつ収穫したものなのか、どこを使ったものなのかで大きく変わることを感じていたのでした。
ホーリーバジルの香りは、甘くて芳醇。それでいて、植物の力強さも感じます。日向さんご自身も、友人の家でホーリーバジルティーを出していただいたとき、その香りに虜になった1人です。今年のホーリーバジルは、近隣で使う農薬が飛んでこないように、と段々畑の上の方に植え、本当に大切に、愛を込めて育てていただきました。
ホーリーバジルの畑で農作業をした日には、お子さんを保育園に迎えにいくと、
「ママ、ホーリーしてきたの?」
と聞かれるほど良い香りに包まれているそうです。
日向さんの愛情と大地の恵みで力強く育ったホーリーバジル。
その香りは私たち大人だけでなく、子どもや、集まるハチたちにまで愛されているのです。
こんな話を聞いていると、どうしてももっとこの香りを引き立たせたいと感じます。
今年変更したことは大きく2つ。1つ目はまず、収穫の方法です。
夜明けとともに収穫を始める日向さん。7時を過ぎ、日が昇ると花が開き始めます。すると、その香りに寄せられてハチがやってくるのです。
ホーリーバジルは香りが強く、葉や茎の部分も香りがするのですが、やっぱり香り立ちは花の部分が強いと改めてハチが教えてくれます。
そこで、昨年は茎の下の方から収穫していたものを、今年は花を中心に上部半分だけを収穫することにしました。
これが実現したのは日向さんの愛や苦労があったから。
昨年の半分の部分だけを使用することになるということは、必要な量を収穫するためには2倍の作業を要するのです。
それでも日向さんが前向きに取り組んでくださったおかげで実現しました。
そして、2つ目のこだわりは香りの肝となる蒸留です。
ホーリーバジルは生命力が強い植物ですが、香りはとっても繊細。収穫し、時間の経過とともに花たちも元気がなくなり、その香り立ちは落ちてしまいます。
しかし、畑に生えているままのあのフレッシュな香りをお届けしたいと願う私たち。
これを実現してくれたのは香りのアーティスト、和泉侃さんとの出会いがきっかけでした。
また次回、お話しさせてください。