皆さんは自分の香りをお持ちでしょうか?
それはどんな香りですか?
誰かから、身にまとっている香りを聞かれて、少し自分だけの秘密にしたいと思う方もいらっしゃるように感じます。
肌に直接つける香水は、どこか個人的なものだからでしょうか?
一方で、10年ほど前、こぞって友人達が使う、「人気の香り」が存在していたようにも思います。
香りって、自分だけのものなのか、それとも誰かとシェアすることで思い出をつくるためのものなのか、そんなことが気になり、Z世代と呼ばれる10代後半から20代前半の方とお話しをすると、「自分の香りは欲しい。でも隠す必要もない。」と話していました。
自分について話すことで、他人との距離を近づけ、関係をつくることができる。自分を説明するものの一つに香りは存在しているのかもしれないと感じるようになったのです。
SHIROでは、定番フレグランス、限定フレグランス、パフュームと多くの香りをお客様にお届けしています。その中には、人気で日常的に使っていただいている香りも、気分転換で使っていただいている香りも、そしてあまり知られていない香りもあります。
社内で働いていると、その魅力を多くの人に伝えたいと考えてしまうのですが、使う身になると、あまり知られていないけど、自分らしさをピンポイントで表現できる香りだからこそ使用しているという方もいらっしゃるはずだと思うのです。
香りづくりは、様々な香料を合わせ、全体のバランスを調整してつくられるため、誰かにぴったりな香りをつくることはとても難しいものです。だからこそ、自分にぴったりだと思うものを見つけると、それは自分だけのとっておきのものとして人と被りたくないように感じる気持ちも湧いてきます。しかし、そんな香りを見つけることができたなら、それは自分を表すためにぴったりなのです。
そう思うと自分にぴったりな香りを見つけたくなってきませんか?
そしてその香りを人に伝えたくなってきませんか?
SHIROの社内にも、あの人と言えば「ホワイトリリー」、「マーベラススター」、「パリジャンシャツ」と想像できる人がいます。
しかし、そんなぴったりとイメージが湧かない人のために香りを重ねて今の自分らしい香りをつくるという楽しみ方が生まれたのかもしれません。
香りの組み合わせは玄人向けと感じる方もいると思いますが、「自分らしさを探すため」と思うと挑戦したくなりますよね。
ホワイトリリーは好きだけど、フローラルが強いと感じる方はスモークレザーを重ねて少しクールな雰囲気をつくってみたり、フリージアミストにアールグレイのハンド美容液を合わせて華やかさとキュートさのバランスを変えてみたり。
一人ひとりの個性はたくさんの要素が重なって出来上がります。今切り取りたい自分の一面を表現するために、香りと向き合う。そんな楽しみ方があっても良いのかもしれません。