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2022/03/19

<SHIRO STAFF コラム vol.42>
未来への願いを届けたい

<SHIRO STAFF コラム vol.42>
未来への願いを届けたい

はじめまして。SHIROの山本です。
僕は昨年入社してから、SHIROのお店づくりを行っています。
皆さんはお店を見て心躍る経験をしたことはありますか?僕は高校生のとき、百貨店のショーウィンドウを見てワクワクしたあの日から、ずっと店づくりを仕事にしようと心に決めました。
季節に合わせて雰囲気をつくり、毎日の素敵な部分だけを切り取ったような眩しいショーウィンドウ。買い物をしなくても、誰かの心をときめかせることができる空間に魅了されたのです。

そうして、大学も就職先もショーウィンドウづくりをすることに一直線で進んできました。
SHIROに転職したきっかけは自分の子供との生活です。ショーウィンドウづくりは、歳時記イベントがある日は夜な夜な作業をし、たくさんの人の笑顔をつくる仕事です。
夢が叶い、やりがいも感じている中で、息子が生まれました。息子が成長するにつれ、息子との今しか無い時間のかけがえのなさを知り、仕事でよりも息子との歳時記イベントの方が大切に感じるようになりました。

そうして、SHIROにやってきました。もちろん季節ごとにお客様をワクワクさせるためのものづくりを行っています。しかし今までと違うのは、その日を迎えるための準備をするのがSHIRO。クリスマスなら、11月にはお店はクリスマスに向けてキラキラとしたムードでお客様を迎えています。
僕の夢、子どもへの希望を両立させられる場所としてのSHIROでしたが、入ってからすぐに挫折を味わいました。
今まで行っていたショーウィンドウづくりでは、クライアントからコンセプトを聞き、実現したい世界を形にしていくのが仕事でしたが、SHIROではどんな想いを、どんな雰囲気をつくりたいのか、コンセプトから考えることが求められます。
1つ1つに意味を問い、決めていく作業は初めての経験で、何から考えればよいのか戸惑う日々でした。40歳の僕が新しい挑戦をすることは想像以上に難しく、何となく出来ると思っていた自分を過信していたと気付き、落ち込んでしまいました。

SHIROの製品はとてもシンプルで、そしてたくさんの想いが詰まっています。ショーウィンドウに飾るファッションの魅力は、一見で分かりやすかったのですが、SHIROではこのシンプルな見た目のものに関心を持ってもらうことをしなければなりません。
そのために必要なことは、ブランドの想い、製品への想い、お客様の想い、これらを集めた想いの塊をつくっていくことです。
転職したての頃は、外部の会社へ製品の表面的なコンセプトでそのまま依頼する方がクオリティーもスピードも増すのでは?と疑問に思っていたのですが、それでは“SHIRO”を作れないと気付きました。
SHIROの想いの塊を理解し作り上げていくためには、たくさんのSHIROをつくる要素を、社内の全員と関わり「SHIROらしい感じ」を皆が理解する必要がありました。

頭ではわかってもなかなか進めない日々は今でももちろんあります。
メイクなんて全然知らない僕は、新製品をみたときには新発明ではないかと思うことも多々あります。
そんな40歳男性の僕が、“SHIROらしさ”を理解するのは難し過ぎるのではないかと感じる日々を送っていました。

しかし、SHIROで働いていて社内の人と関わり、考えていく中で、 “SHIROらしさ”とは、SHIROをつくるすべての要素(1つ1つの想いや世間からイメージされるSHIRO)を自分の中で共感し、理解するということではないと思ったのです。本当の”SHIROらしさ”は、SHIROの想いにどこか通じている人すべてを受け入れることだったのです。

僕のSHIROらしい部分は、未来への想いです。ごみをつくりたくない、いつまでも続く世界をつくりたい、自分の息子へ今以上の素晴らしい景色を残したい。
サボンを毎日つかっているわけではなくても、スキンケアを頑張っていなくても、確かにあるSHIROらしい部分を大切にすることを忘れてはいけないと知りました。そして、僕は、僕のSHIROらしい部分をもっと深掘りし、お店に来たお客様にその願いが伝わる店づくりをすることが使命だと思っています。

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2022/03/12

<SHIRO STAFF コラム vol.41>
皆さまと同じだけの想いをのせて

<SHIRO STAFF コラム vol.41>
皆さまと同じだけの想いをのせて

こんにちは。SHIROのCSをしている野沢です。
最近、面接をする中でSHIROらしいCSとは何なのか考え、お伝えしていることを皆さまにもお話したいと思います。

私がSHIROにやってきたのは一昨年の冬。当時は今よりもメンバーが少なく、手探りの中で1人ひとりのお客様とのやり取りを模索しているところでした。
なんとか対応しようと必死になる日々の中、守るべきは、お客様のこと第一に考え、最善の対応をすること。
今ではメンバーも増え、役割分担もできるようになってきたのですが、やはり変わらず一番大切なことは1人ひとりの背景を知り、誠心誠意お客様に合わせた対応をすることです。
このCSのあり方は、SHIROらしさとはなんなのか、CSメンバー全員が共通して考えて出した答えなのです。

SHIROらしいと言われた時、皆さまは何を想像しますか?
素材を大切にしている。香りと共にある想い出を大切にして欲しい。
皆さまが想像してくださったそのどれもが答えです。
1人ひとりの想いを大切に、血が流れたブランドでありたいと願っています。
この願いは、他の会社を経験してきた私にとって、始めはとても新鮮なものでした。

私はSHIROに来るまではブライダルのヘアメイクや、ヘアメイクの専門学校での講師をしていました。自分自身の容姿にコンプレックスがあったことがきっかけで美容業界へ入り、メイクをすることで自分を変えられることに救いや希望を感じていたのです。
メイクの技術を提供することで誰かの背中を押すきっかけになれることを願い、仕事をしていたのですが、段々と自分が直接お客様の悩みに応えたいと思うようになりました。
しかし、また実際に店頭に立ち、お客様と向き合うことは体力面や年齢などでどうしても踏み出せないと感じているのも事実でした。

そんな中で出会ったのがCSの仕事です。
私がCSの仕事を始めた会社は、オンラインでのコスメの販売を行っている会社でした。
やはり、直接お客様とやりとりをすることで、1つのご要望にもたくさんの背景があること、そしてそれが会社の課題に繋がることを実感し、とてもやりがいを感じていました。
でも、続けていく中で疑問を感じ始めます。
CSとして本質的に求められることは、お客様からの問題を解決することであるのに、たくさんやってくるお問合せをいかに効率的に対応するのか、が求められるのです。
製品自体はとても良いものであっても、機械的に効率化することで、接したお客様にとっては血が流れていないもののようになってしまうのではないかと感じたのです。
私がCSとしてやりたかったことは、お客様の今の悩みを解決すること。そしてその蓄積をもとに会社をもっとよくすることです。これは、どのような会社にしていきたいかという会社の方針ととても密接に関係していると思っています。
そのことに気づき、自分自身の人生の時間はもっと血の通ったことに費やしたいと考え、転職を決意しました。

SHIROにやってきて一番驚いたことは、どんな理由があっても、私たちが選ぶべきことはお客様にとって最善であるかということです。
もちろんすべてのお客様の願いが叶えられるわけではありません。それでも考えることを諦めず、今私たちのできる最善を尽くそうと全員が考えるのです。
お客様からお問合せをいただいた際には、その方の購入履歴や過去の問い合わせがないか、持てるすべてのことを確認することから始まります。
これはお喜びの声でも、お怒りの声でも変わりません。
いつかこの出来事を思い出したときに、嫌な思い出としてではなく、SHIROと関わった思い出となって欲しいのです。
お問合せをするという行動自体、オンラインサイトへ行き、文章を書き、かなりの熱量が必要だと考えています。どのような感情であれ、それだけの想いを抱いてくれていることを決して忘れてはいけないのです。

そんな想いで対応をしていると、クレームから始まったお客様から、感謝を伝えられることもあります。相手をできる限り理解しようとすることは、ネガティブな気持ちをポジティブな気持ちに変えることができることをあらためて知り、これがCSとしてやりたかったことだと実感しました。

SHIROのCSとは、お客様のことを知り、そしてSHIROらしさを1人ひとりに合わせて体現すること。どんなご意見も私たちへ届けてくださった熱量を、同じだけの想いでお返しし続けていこうと思っています。

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2022/03/05

<SHIRO STAFF コラム vol.40>
僕がお客様の前に立ち、届けたいこと

<SHIRO STAFF コラム vol.40>
僕がお客様の前に立ち、届けたいこと

皆さんこんにちは。SHIROの淺田です。
一度インスタライブに出演させていただいたことがあるのですが、僕は東京の店舗で店長として働いています。
店頭に立つことを本当に楽しいと感じている僕の気持ちをお伝えしたいと思います。
お店でお会いしたことのある方が読んでいただけたらとても嬉しいです。

僕は学生時代にはヘアメイクの学校に通っており、新卒では別のコスメの会社に就職し、そこでメイクアップアーティストとして働いていました。
自分はメイクをすることはないのですが、メイク自体とても好きです。それは、メイクによって、「なりたい自分」になれる。そしてメイクによって見つけた新しい自分は、今まで出会えなかった世界に行くことができ、新たな経験を生むこともあると考えているからです。
そして、毎日の天気、季節、気分によってしたくなるメイクが変わるというのも、とてもわくわくできることだと思っています。

メイクへの想いの通り、僕は変化がとても好きなのです。
SHIROにいると、数々の変化の波が訪れ、それを乗りこなすような楽しさを味わえると感じています。毎年、毎シーズン、そのときに合わせて製品がつくられ、リリースされます。これは前職では味わえなかったことです。
店頭に立っていると、目まぐるしい変化にその都度もっとこうすれば良かった、ともどかしい気持ちになりますが今後の糧として常に活かしていこうと日々感じています。

メイクがくれる新しい自分を僕が提供することを楽しく思う気持ちは変わらぬまま、SHIROに入ってから知った楽しさは、自身の変化と共に、変化し成長し続けるスタッフが側にいてくれる喜びです。
振り返ってみて一番に思い浮かぶのは、長い間一緒に働くスタッフの姿です。
メイクアップアーティストとして働いていた頃は、技術を学び、スタッフに伝えることが主な仕事でした。しかし、店頭に一緒に立つメンバーができたことで、そばにいる誰かの接客が学びになる。そんなことがお互いにあり、毎日をがむしゃらに過ごすことで気づけば前とは違う自分になれるのです。これをまさに切磋琢磨だというのだと実感しました。

そんな仲間との刺激的な日々は、お客様と会い、話すことで成り立っていると思います。
とにかく接客する時間は「楽しい」の一言につきます。
持ち帰ってくれた製品が、どんな人のもとに行き、どう愛されるのか想像するとたまらない気持ちになります。
つい想いが強くなり、贈り物をするときにこの言葉が添えてもらえるかな?と想像しながら、使い方の提案をすることもあります。
初めてお会いする方々の素敵な一瞬に関われるかと思うと、僕自身が満たされた気持ちになり、何を伝えれば喜んでもらえるのか考える毎日です。スタッフ同士での切磋琢磨とは、この引き出しを増やすことだと思っています。
よくお客様へもお伝えするのですが、次にお会いしたときに提案する使い方は、その日の天気や、その人の変化によって変わるものなのです。その引き出しを増やすため、技術も思いやりも想像力も、どれももっともっと学ぶ必要があると思っています。

お客様と向き合う仕事は、人によってそれぞれのやり方があり、自分らしい人との向き合い方を探すことは、僕の人生を豊かにすると感じます。
そのためにはスタッフもお客様も変わらず、一人ひとりの人間性と向き合うこと。
今まで出会いもしなかった世界のお客様と初めて出会ったとき、自分の人生の幅が広がったような気がして、お店に立つ楽しさに目覚めたことを覚えています。

思ったように伝えられなかったこと、納得する提案ができなかったこと、そんなうまくいかないことばかり起きる日々が僕を燃やし、楽しいと感じているのです。
僕が感じるいらだちも喜びも、全ての感情が、仕事への熱量となっている毎日、そんな日々を僕なりにとても気に入っています。

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2022/02/26

<SHIRO STAFF コラム vol.39>
みんなでつくる「サボン&ホワイトリリー」

<SHIRO STAFF コラム vol.39>
みんなでつくる「サボン&ホワイトリリー」

こんにちは、SHIROの田﨑です。
先日、インスタライブでお伝えさせていただいた香料変更への私たちの想いをたくさんの皆さまにお伝えしたいと思い、コラムをお届けします。

2022年の9月、SHIROから発売している「サボン」と「ホワイトリリー」の香りを変更することとなりました。
国際機関から香料の一部が使用できないと知らされたのです。
1つの香りの中には100種類近くの成分が含まれていて、その中の1つ、すずらんのように、花の余韻のような香りを作るリリアールという成分が当てはまります。
この知らせを聞いてまず不安になったのは、「制限だなんで本当に皆さんにお届けし続けて大丈夫なの?」ということ。
調べるうちに、アレルギーが発生する可能性があるとわかったのですが、含まれているのは微量で、健康被害も受けておらず、ひとまず安心したのも一瞬でした。

その後、このリリアールが含まれる香りをSHIROからはたくさんお届けしていることがわかったのです。
それもSHIROを代表する「サボン」や「ホワイトリリー」の香りに含まれていたのでした。
約100種類のうち1つの成分が使えないとなるとどのような影響があるか想像できますか?リリアール単体の香りを嗅いでみると優しい香りなのに、これを入れるだけで香りがまろやかにまとまり、全体の印象を作っているものだったのです。
1年前から試作を始めたものの、今の香りからははるかに遠く、私たちは不安に包まれていました。

そんな中、SHIROに救世主となるメンバーが入ってきてくれました。
彼女は香料作りをずっと行ってきたメンバーで、入社してすぐにこの大切な香り作りを担ってくれました。きっとこの大役はとても不安だっただろうと思います。しかし、彼女は何度も何度も諦めず試作を繰り返し、少しずつ今の香りに近づき、初めて香る人には違いがわからない程にまで近づきました。しかし、香り好きのメンバーや店頭スタッフからは微妙な香りの違いを指摘され、私たちは次の壁にぶつかります。

今と全く同じ香りを目指して進めてきたけど、どうしても完全に同じにはならない。そこには限界があること。
そして今の「サボン」や「ホワイトリリー」はずっと大切に使ってきてくれた皆さんがいてここにある。
試作中には、何度も愛用してくださっている皆さんの顔や声を想像していました。
本当にこのまま進めていっていいのかな?と悩み、それは最後を決めきれないもどかしさの理由でもありました。

そんなことを悩んでいるときに私たちの救い、そしてヒントになったのは、「#SHIROあの日のサボン」に寄せられた声でした。
日々の暮らしの中に欠かせない香りになっていることや、時には背中を押し勇気をもらったという思い出。クスっとするような可愛らしい思い出から、甘酸っぱいもの。そこにはたくさんの思い出が溢れていました。
使っていただいているお客様1人ひとりの中に香りとの思い出があり、皆さんの毎日と共にあることを教えてくれた企画です。
私たちが目指してきた今の香りに近づけることだけでなく、それをもっとよくしていきたいとメンバー全員での気持ちが揃ったような気がします。
もどかしく、そして少し後ろめたく感じていた、限りなく今の香りと近いものをつくるというゴールが変わったのです。

この想いを正直に皆さまに伝えることが私たちにできること。そして皆さんからの想いをもっと知ることでより素敵な香りにできるはずだと信じ、香料変更のお知らせを、アンケートとともに発表させていただきました。

公開してからたくさんのお声が集まり、現時点でなんと1万名以上の皆様からの声が届いています。
この声を目の前にすると、改良するべき方向が見えてくるのです。
あと一息。私たちの香りを大切にしてくれている皆さんと一緒につくりあげていきたいと思っています。
そして、皆さんの香りが変わることへの不安が、もっと良い香りになるのでは?という期待に変わってくれたらうれしいなと思います。

SHIROのたくさんのメンバーと、使ってくださっているすべてのお客様、みんなでつくる「サボン」と「ホワイトリリー」がとても楽しみです。

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2022/02/19

<SHIRO STAFF コラム vol.38>
もっと私らしくなれる気がする

<SHIRO STAFF コラム vol.38>
もっと私らしくなれる気がする

皆さんこんにちは。SHIROの販促の保坂です。
今までも何度かコラムを書かせていただきましたが、製品にまつわるお話が多かったので、今回は私自身についてお話させてください。

さて、皆さんは今の自分の居場所を気に入っていますか?
私は、たまにはいやなこともありますが、それでもしあわせです。そんな風に思える理由を、周りの人への感謝の気持ちと共に書かせてください。

私がSHIROにやってきたのは去年の夏、30歳の誕生日を迎える頃でした。社会人になると、新しい環境、挑戦の機会は自分で作らないとなかなか難しいと感じている中のことです。
SHIROとの出会いは数年前にさかのぼり、家族で偶然SHIROのメイクリリースのタイミングでのPOPUPに遭遇したときでした。なんとなく買ってもらい、当時父の住んでいた北海道のブランドだということでどこか親近感を感じていました。
それから間もなく、丸の内でもお店を見かけ、家族で入った時に、素材の話を聞いたのです。

私は、幼い頃から昆虫が大好きで、毎週のように山に連れて行ってもらい、自然に触れてきました。自然は遊び場、その上食べられる植物ときたら素晴らしいものだと教わってきたのです。
SHIROで使われているがごめ昆布は、私の家族の中では最強の存在です。その上保湿効果もあり、化粧品としても良いと聞いて、迷わず父が母へ買っていました。
父も気に入る母の好きなものがあってよかったな、なんて思ったことを覚えています。

それから、たまに製品を買う機会はありましたが、決してファンというわけではありませんでした。
今振り返ると、私がSHIROに共感しているのは、製品そのものというより、ブランドの考えだったのです。買い物の経験は少なくても、ブランドとの思い出が確かに残っていました。

その後しばらくして、勉強や仕事において、得意だと思うことに取り組んできた私は、なんとなく自分自身の毎日に違和感を感じていました。
好きなものと得意なもの、仕事と私生活、これらの距離がもう少し近づくような気がしていたのです。

そんなことを考えているときに、恋人が欲しがっていたSHIROのパフュームを買いに行きました。そしてふとSHIROに入ることを想像したのです。
前職での仕事の考え方、私個人の哲学それぞれがSHIROではつながる気がしました。
そして、購入したパフュームが「SPICE OF LIFE」という名前だったことも、なんだか良い偶然な気がして、そのまま応募しました。

面接では、私が私らしくあるためにはどうするべきかを、たくさん質問し、考えてくれたことを覚えています。
初対面の私へ、会社が求めるものではなく、私らしくあるよう想ってくれたことに驚きました。
そして、環境を変える決断に至るまでに、小さなたくさんの理由を、私の周りの大切な人たちが作ってくれたのです。

前職の環境や仕事も大好きでした。それでも今私がSHIROにいるのは、私がもっと私らしくなるための挑戦です。
小さな頃、山で本気で遊んでいたときのように、SHIROに流れるつくり手やお客様の想いとぶつかり、そこから生まれる感情と出会うことが楽しみです。

私が思う販促とは、製品と共にある思い出をつくることです。
SHIROのことすべてを好きになってもらわなくても、どこか通じ合えるものを見つけ、伝えること、共感できることはきっと1人ひとりにとってかけがえのないものになると思っています。

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2022/02/12

<SHIRO STAFF コラム vol.37>
なりたい自分でいるために選ぶこと

<SHIRO STAFF コラム vol.37>
なりたい自分でいるために選ぶこと

はじめまして。SHIROの経理・財務をしている尼子です。
僕の仕事は日々数字を取りまとめ、会社が抱えている課題や将来に向けての投資判断などに関わっています。と言っても、日々の業務は細かい数字に向き合う毎日。
報告された数値を一致させるべく、細かな要因の確認、計算を繰り返し、ぴったりと数字が合うことに快感を覚えています。

そんな小さな楽しみを見つけながら仕事をしてきた中で、突然訪れた楽しかったことは製品発表会で担当した製造体験ブースのスタッフです。
SHIROでは過去にラワンブキ化粧水やがごめ昆布美容液などの製造体験イベントを開催してきました。
そんな中で、突然やってみなよと機会をいただいたのです。
そこでは、今までの業務では関わったことのなかった製造工程を目の当たりにし、SHIROのものづくりと関われた喜びとともに、お客様の笑顔と対面することができたのです。想像もしていなかった僕にとってのしあわせでした。
普段からデスクワークの僕ですが、終わった後の体の疲労感も、なんだか心地よかったことを覚えています。

経理の仕事の楽しさは自分が課題を一つ一つ解決するところにあるのですが、誰かの楽しさを生む喜びを知れたことで、普段の業務もその先にはこの笑顔がつながっていると実感できたことはとても価値のあることだったと思います。

今までも周りのメンバーに何かしらのトラブルや、期日の迫ったタスクに焦りが見えたときは声かけややれることを手伝おうと心がけてきました。しかし、この経験を経て、その想いが強まったように、そしてその想いは数年経った今でもしっかりと残っているような気がします。

普段からSHIROのみんなはチームを超えて人に興味を持ち、声を掛け合っています。これがSHIROらしさだなと常々思うのです。SHIROという会社の下、どこかが確かに通じ合う仲間たちが集まることで、みんなが楽しく過ごせるといいなと自然と温かい気持ちが湧いて来ます。
そんな仲間に囲まれて過ごしているから、みんなのことが気になり、思わず声をかけてしまいます。するとどこかで新たな笑顔が生まれ、それが嬉しくて、もっと関わりたくなるのです。

自分の小さな達成感のためにコツコツと積み上げること、その中で突然訪れる想像していなかった感動。この2つがあることで、僕は毎日を心地よく過ごせるのだと思います。

誰かの感情に触れたいだなんて思わずにやったことで喜びや感謝をもらえることは本当に幸せなことだと思います。
そんな偶然のしあわせが訪れる場所だからSHIROにいます。僕はSHIROのメンバーがとても好きです。

経理の仕事はコツコツと自分の達成感のために、そして好きな人たちには進んで関わっていたいと思っています。そんな毎日を送っていると、誰かの笑顔や感謝と出会えること、そしてそれは、自分だけでは想像もできない幸せがあることを知っているからです。

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2022/02/05

<SHIRO STAFF コラム vol.36>
ひとりの思いやりが生み出すしあわせ

<SHIRO STAFF コラム vol.36>
ひとりの思いやりが生み出すしあわせ

こんにちは、SHIROの田窪です。
私はリテールグループのマネジャーとして、各ショップに訪店し、お客様と会話をしたり、スタッフの動き方や、接客を見ながらアドバイスをしています。
そして、毎日の訪店の中で、スタッフと会話をすることで多くのヒントを得て、それをSHIROで働くみんなに伝えることが私の仕事です。

私は、北海道の砂川や札幌といった地方の店舗も担当しています。
しかし、コロナ禍の中、地方への出張はしづらくなり、スタッフと会えないことが多くなりました。
すぐに駆け付けたい、そんなこともこの状況下だからこそ起こりえます。
毎日、何を想い接客をしているのか、何か困ったことはないかな…。そういったことを知るために、SHIROでは「日報」があります。

日報には、タスクだけでなく、その日感じたことなど心の機微が書かれています。
なので、私たちSHIROスタッフの日報は、スタッフ達の素敵な想いに溢れているのです。
その中で、私が最も感動したなんばパークス店池田店長の日報を共有させていただきます。


コロナ禍になり、こんなに静かになるんだ…他人事に思えるほどお店は忙しくなくなりました。
その様な中でも「ありがとう、また来ます!」「良い買い物できました!」などといったお言葉や笑顔を向けて下さることで心が救われていました。
お店や世の中の状況が変わった今もそうです。

当たり前なことなんて何ひとつ無い。

わかっていると思っていても、どこかでその思いがぼやけてしまうこともあるかもしれません。
しかし、お客様に笑顔に喜んでいただく!という気概で前向きに頑張ることが今わたしたちにできることだと思います。



池田店長の日報を読み、ハッとしました。
どうしてたくさんのお客様がお店に来ていただいているのか、考えることを忘れてはいけないと気づかされたのです。
そして、もっと自分たちにできることはないか、そう考えながらスタッフの日報を読み進めると、そこには多くのヒントがありました。
初めての香水をお嬢様にプレゼントするお母様へ、詳しい使い方を書いてお渡しするスタッフのこと、毎朝誰よりも早く出勤して、掃除をしているスタッフへの感謝があったり。日報にはスタッフが日々感じている優しさで溢れていることに気づきました。

毎日出勤し、お客様に笑顔で対応するスタッフを仕事なのだから当たり前とどこかで思っていましたが、その対応だけでなく、日報で感情の機微に触れることで、その対応への想いを知ることができたのです。それから、日報へありがとうのコメントを残したり、直接伝えたりしはじめました。

スタッフの想いや優しさこそが私たちの大切にしていきたいものです。たくさんの売り上げをつくることだけではなく、一人ひとりのお客様と向き合い、そこから生まれるあたたかさ。

私たちSHIROの企業理念は「世の中をしあわせにする」です。
世の中とはSHIROを知る人も知らない人も、SHIROで働く人も、みんなを指しています。思いやりの連鎖が世の中のしあわせを作れると考えています。
そんな中で、私にとってしあわせにしたい対象は、SHIROで働くスタッフです。
スタッフの声や想いに耳を傾けると、そこにはたくさんの「しあわせ」のきっかけがあるはずです。
当たり前のことなんて何ひとつ無い、そう思ってスタッフへの感謝をこれからも伝えられるように「日報」を大切に読みたいと思っています。

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2022/01/29

<SHIRO STAFF コラム vol.35>
自分の物語としてSHIROを語っていたい

<SHIRO STAFF コラム vol.35>
自分の物語としてSHIROを語っていたい

はじめまして。SHIROの平安です。
私は店頭で働くスタッフの採用活動をしています。

今日は、なぜ私がSHIROで人事の仕事をしているのか、お話したいと思います。

もともと私は、教員を目指していました。昔から人と話し、その人たちの経験してきた出来事を聞くことがとても好きで他人の人生と関わるような毎日を送りたいと思っていたのです。

しかし学生時代に教育実習に行ったとき、決まったカリキュラムに沿って授業を進めることがなんだか窮屈に感じてしまったのです。教員の仕事は、カリキュラムがある中で、その人なりに解釈をし、生徒に合わせて伝えることが必要だと今ではわかるのですが、当時の私にとっては、多くの人に届けることではなく、一人ひとりと向き合って対話することがしたいことではないかと感じたのです。

目の前の人と向き合いながら、その人の人生と関わること。
そんな理想を考え、新卒ではブライダルの仕事を選びました。
誰かの人生の岐路に関わる仕事は私にとっては望んでいたことそのもので、また、笑顔や涙と間近で触れ合う毎日は何倍もの人生を送っているかのように感じられました。
他人の人生への好奇心が強い私は人が歩んできた人生を知り、見ることで、映画を見たり、本を読んだりしたかのような経験をすることが大好きなのです。

そんな中で、ふと、結婚式というものは、ほとんどの人にとっての人生の分岐点であり、喜びの場であるので、私の仕事は幸せをおすそわけしてもらっているのではと思いました。
私が人の幸せを作るためには、誰かにとっての大切な時間を作る必要があること、そして目の前の人との会話だけでなく、何かを通じて喜びを生むことができれば、幸せの総量はもっともっと大きくすることができると気づいたのです。
そうして、製品を通じて人の人生に魅力を伝えることのできるものづくりの会社への転職を決心しました。

そんなことを考える中でSHIROと出会いました。
SHIROの存在は知っていたのですが、少し敷居が高いと感じ、店頭に行ったことはありませんでした。
百貨店を歩いていると、今までの印象とは異なる開けた店舗を見つけ、妹の誕生日プレゼント探しということも背中を押し、お店に入ってみました。
すると、店舗スタッフから、普段の生活や、どんなものが好きか、など接客とは思えない声をかけられたのです。
背伸びする気持ちで入った私もつい自然と自分の話をしてしまったことを覚えています。
そうして初めてのSHIROの製品を購入しました。その製品を見ると今でも妹の顔が浮かんできます。
接客とは、物を売ることでも、会話をすることでもなく、会社の考えを体現し、ものを通じて伝えることだと知ったのがその時でした。

その感動冷めやらぬまま、私の想いをぶつけ、今ここにいます。

人事の仕事では、たくさんの人と出会うことができます。
皆さんのSHIROとの出会いや、想いを聞くことができるととても楽しく、面接をすることが大好きです。
そんな中でいつも魅力的に感じるのは、成功も失敗も、自分の物語として話せる人。
どんなささいなことでも良いのです。
一つひとつの出来事を大切だと考え、向き合うことができる人が、お客様の前に立った時に、その人の心に少しでも触れることができると思っています。
私がSHIROとの出会いのきっかけとなった接客のように。

SHIROをつくるのは、ものを作っている人だけではなく、お客様と向き合うスタッフ、お客様の声、そしてきっと私もその一人のはずだと信じて、SHIROらしさを考え続けていきたいです。

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2022/01/22

<SHIRO STAFF コラム vol.34>
想いが止まらずもう一度オイルの話を。

<SHIRO STAFF コラム vol.34>
想いが止まらずもう一度オイルの話を。

皆さんこんにちは。SHIROの保坂です。
先週配信させていただいたオイルコレクションライブデーはいかがでしたか?
参加させていただいたメンバーからも話足りないという声も多く、オイルコレクションへの想いはとどまることを知りません。

今回は、ご覧いただけなかった皆さんへ、参加者からご紹介させていただいたマイオイルについてコラムでもお届けしたいと思います。

まずは表参道店スタッフの髙橋から紹介させていただいたヨモギオイル。オイルコレクションの中でも一番人気のアイテムで、オンラインでは初回生産分は完売してしまいました。
完売報告を受けた林は大慌てで工場へ電話し、生産を早くして欲しいとお願いし、さらに製造工程を聞くなど熱くなっていました。(林の熱意を受けて、製造を優先して行っていただくこととなりました。)
ヨモギオイルは、デリケートゾーンのケアができる初めてのアイテムとして当初は注目されていたのですが、顔にも体にもマルチに使えることからもスタッフからも大人気です。
私がどのオイルを購入しようと悩んでいたところ、横の席の梅津から即答で「ヨモギ」と言われました。
お風呂からでた後、お風呂場でまだ濡れているときに全身に塗るのが髙橋おすすめの使い方。これをお客様から「タオルで拭く」と言われ、一同で納得しました。
オイルはスペシャルケアの印象がある方も多いかと思いますが、スピード勝負で時短ケアにぴったりとのことで、マルチなヨモギオイルのなせる業ですよね。

次に田﨑お気に入りのヒマシオイル。
腸は免疫をつかさどっていて、ケアをすることで体のバランスを改善すると言われています。オープニングでは林と長嶋が「腸から始まるしあわせの輪」と紹介していました。
「腸もみ」という名前は聞くことがあっても、なかなか実践する機会が少ないと思いますが、田﨑のモーニングルーティーンの中でご紹介させていただいています。
ポイントは大腸の四隅とおへその下の小腸をマッサージすること。
ねっとりとしたオイルの質感は、マッサージするときに力を入れやすいのです。
ボディ用のオイルは、精油の配合量も多く、香りがふわっと広がり、幸せな気持ちになれます。
オイル美容はどのアイテムも香りを同時に楽しめるところもいいですよね。
ヒマシオイルとセントジョーンズワートオイルを免疫セットと呼ぶ田﨑に、同じセットをご購入されたお客様からのコメントもいただきました。
肌以外のケアもできるならしたいけど、何をしたらいいかわからなかったので、お肌のケアをしながら心や全身を健やかにできるとは!と魅力的に感じました。この話を聞いて、今度はヒマシオイルを狙うことにしました。

他にもずっとお気に入りのスキンケアがあった長嶋のスタメン入りしたカレンデュラや、一本に選びきれない林から3本ものオイルを紹介させていただきました。
実は、林はきっと1本に絞れないだろうと企画しているときから思って、始めから3本まででとお願いしていたのです。

いつか皆さんのお気に入りのオイルについても聞かせていただきたいです。
オイルは使い方も無限大。皆さんのお声から、新たな製品が生まれたら、それはきっとすごく楽しいことだろうなと想像してしまいます。

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2022/01/15

<SHIRO STAFF コラム vol.33>
その一本にはたくさんの人たちの想いと願いが

<SHIRO STAFF コラム vol.33>
その一本にはたくさんの人たちの想いと願いが

はじめまして、SHIROの冨永です。
私は砂川で、製品開発をしており、先日発売したオイルコレクションの開発を担当しました。
入社してから初めて自分が担当したコレクション。
想いもひとしおなので、開発話をお伝えさせてください。

私が入社した2020年春、企画からSHIROの強みを引き出すために、素材の力をふんだんに取り入れたオイルコレクションを作りたいのでオイルを調べてみようと言われたところからはじまります。
一番思い出深かったのは、ヨモギを提供してくださっている 奥本さんとの出会いでした。
SHIROのこだわりは、農家さんの顔が見えることです。
顔を見て、直接やり取りをすることで、化粧品として最大限素材を生かす方法を相談しながら進めることができるのです。

奥本さんと初めてお話ししたときにまず伺ったのは、日本の農家人口が減っていることや経営を継続していく難しさへの嘆きでした。
ヨモギのような古くから重宝されてきた作物も、食生活が変化し、若い人には食べてもらう機会が少なくなってしまったと思うと、よく聞く農家さんの苦しみも少し理解できたような気がします。
化粧品として付加価値を付けて多くの方に届けてくれることがありがたいと言っていただき、“捨てられるはずの作物をいただいて化粧品に姿を変える取組み”はもちろん、今ある素敵な素材を化粧品として世の中へお届けすることこそが、SHIROの存在意義だと感じました。

実は私の祖父母も農家をしていて、高校生までは一緒に暮らしていました。
私の育った田舎町では人も減り、畑も減っている姿を目の当たりにしていたので、自分の仕事がどこかの私の育ったような町で役立てるかもととても嬉しく感じたことを覚えています。
そして、祖父母の毎日を覗けた気持ちになり、生産者さんと話すことを本当に楽しく感じる日々でした。

生産者さんのこだわりには答えがなく、試行錯誤と自然との調和が欠かせないものだと知りました。
カレンデュラ農家の廣田農園さんもその一つです。
今回譲っていただいているカレンデュラは、「むらじ」という品種で、日本で栽培している農家さんは希少です。
むらじは、花の色が濃く、また、一つの花につく花びらが多いことが特徴です。
カロテンなどのカレンデュラの色に含まれる有効成分をより多く取り出すため、色が濃いカレンデュラを探していました。
カレンデュラ農家さんを探す中で、廣田農園さんのカレンデュラは色の濃さが圧倒的で、エキスを抽出してみるととっても濃いオレンジ色となったのです。また、廣田さんとお話しする中でカレンデュラに対する深い愛情を感じ、ぜひ廣田農園さんのカレンデュラを使いたいと感じました。
社内でもこの濃いオイルは大絶賛で、達成感とともに、素材を良く知り探すことの大切さを痛感しました。

そうして見つけた素材たちを、製品としてより多くのお客様に手に取っていただけるよう、まだ見ぬ皆さまの顔を想像し、工夫をしてきました。
その一つが、香り付けです。
ただ精油で香り付けするのではなく、素材の効果を後押しする精油の選定をしています。
カラハリメロンオイルは毛穴ケアに向いているため、収れん効果のある柑橘系や、クラリセージの精油を加えたり、ヨモギオイルは膣にも使用することから、刺激の少ない優しいネロリ やマンダリン、ラベンダーの精油を加えたりしました。

オイルたちがお客様の家に並べられることを想像すると、素材の色、香りどれもがとても可愛く、愛おしく感じます。

製品のこだわりはもちろん、生産者さんの想い、社内の皆さんからの助け、故郷と家族への懐かしい気持ちすべてが詰まった、私にとって大切で温かい8本となりました。
想いが一つでも多く皆さんに届くことを願っています。そしていただいたお声を生産者の皆さんへつなぐ、そんな架け橋を担っていきたいです。

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2022/01/08

<SHIRO STAFF コラム vol.32>
受験生の皆さんへ さくら咲きますように

<SHIRO STAFF コラム vol.32>
受験生の皆さんへ さくら咲きますように

こんにちは。そしてあけましておめでとうございます。
SHIROの保坂です。

もうすぐ受験シーズンですね。
受験生の皆さん、そして受験生のお子さんを持つお父さん、お母さん、皆さんの頑張りが実を結ぶことを祈っています。
そして、その努力してきた日々が、きっと大切な思い出になるはずだと信じています。

今回は、頑張る受験生の皆さんにさくら咲くよう願い、インスタライブに出演しているスタッフから応援メッセージを集めてきました。



受験生の皆様、受験生を支えるすべての皆様へ熱いエールを送ります。
がむしゃらに頑張ったその経験が、きっと未来の笑顔につながっているはずです。
さくらの香りとともに笑顔が沢山咲きますよう願っております。
林より

毎日の勉学お疲れさまです。
受験は自分自身の進路が決まる、大きなイベントの一つだからこそ、不安になることもあると思いますし、ペンを置きたくなる瞬間もあると思います。
ただ、振り返ってみるとこんなにも自分自身と向き合えるタイミングは多くはないと思います。自分の集中力や、自分なりの覚え方を知ること、たまに外に出てみると普段何も思わなかった近所に咲いている花の綺麗さに気づける自分がいたこと。
なかなか今を「楽しい」とは思うことは難しいかもしれませんが、皆さんは知識だけでなく、そのときの感情も学んでいるのです。
今感じていることは今しか感じられないことかもしれません。この瞬間を噛み締めて歩んでいってもらえたらと思います。
受験勉強、頑張ってください!心から応援しております。
長嶋より

受験生のみんなへ!
私の原動力はいつも「夢」でした。
私は父の影響もあって、早く社会に出て働いてみたくてしょうがなかったのです。勉強も好きでなかったので、進学するつもりは全くなかったのでした。しかし修学旅行で行ったロンドンで思わぬやりたい夢がみつかり、そこからはかなり遅ればせながら受験勉強をスタート。苦手だった勉強も自分の夢を考えると、驚くほど頑張れました。
なのでみんなも合格の先にある、夢を忘れずにちゃんと見てほしいなって思ってます。
そんな想いをたっぷり込めて、ハンドクリームやボディミストをつくりました。
みんなの夢にさくらが咲きますように。
田﨑より

最後に、私が受験を迎える日に父から言われた言葉をご紹介します。
「選択問題に迷ったら2番を選ぶといいよ。」

残念ながら選択問題のない試験を受けたのですが、父らしいチャーミングな応援に緊張がほぐれたことを思い出します。
受験生のお父さん、お母さんの応援する気持ちは届いているはずです。

たくさんの周りの方の想いと共に、私たちも一緒に応援させてください。
そして、楽しい未来が私たちと共にあることを願っています。

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2021/12/25

<SHIRO STAFF コラム vol.31>
いつも応援してくださる皆さまへ

<SHIRO STAFF コラム vol.31>
いつも応援してくださる皆さまへ

メリークリスマス。SHIROの長嶋です。
とっても寒い冬となり、僕は家から出るのも渋ってしまう毎日です。
それでも思い切って出かけてみると、イルミネーションが素敵で家にこもっていたことを後悔してしまうこともあります。
今日はクリスマス。
何をして過ごしていますか?

このコラムも今年最後になりました。
皆さまに直接僕たちの言葉で想いを伝えられる場所としてコラムはあります。
今日は僕個人の感謝の気持ちをお伝えしたいなと思います。

僕は10年間店頭に立ち続けてきましたが、今年の1月、本社にやってきました。
今までは直接お客様とお話をして、大好きなSHIROの製品をご紹介させていただく中で、顔を覚えていただき、お話する話題が増え、とても楽しい時間を過ごしてきました。
本社にやってきてからは、直接お会いする機会がなくなり、皆さまとのつながりはインスタライブでのコメントだったり、いただいたDMでのやり取りとなっています。
もちろん、新しい挑戦にわくわくしながら本社にやってきたのですが、わからないこと、できないことで苦戦することも多い中、支えになっていたのはいただいた声でした。
お客様の声が支えとはよく言われる話ですが、店頭に立つ頃から、僕が伝えたことで喜んでくださる方がいることが本当に嬉しくて、今でも皆さまに喜んでもらうためには?とよく考えて毎日を過ごしています。
PRとしての仕事は、直接のお声を聞くことは少ないため、店頭にいた頃の皆さまの顔を想像しながらSHIROとしての発信をしています。そんな中で、DMをいただけることはとても幸せなことだと感じています。

さて、僕がこれから会社のため、そして皆さまのためにできることを考えてみました。
SHIROがつくる製品たちの魅力を伝えるためには、何を求められているのか知ることが大切です。
そして、一人ひとりの声が、まだSHIROを知らない方の気持ちにつながるのだと思っています。
そんな声が僕に届けてもらえるよう、もっとたくさんの発信をしていきたいと考えています。(発信する人に声は集まると聞きました。)

会社としての取り組みもどんどんと広がり、生まれの地砂川のまちづくりプロジェクトなど、「10年先の目指す未来」のために今までのものづくりだけではない活動も行っています。
これらの取組みは、本社に来たからこそ頻繁に耳にし、実際に参加する機会を持ち、より身近に感じられるようになりました。
皆さまが製品を手に取ってくれるとき、製品そのものだけでなく、会社の取り組みを知ってもらえることを願っています。
そのために僕たちPRがいるはずです。

そして僕は会社や世の中の変化を楽しみながら、自分らしく誰かのしあわせを願って毎日を過ごしていこうと思っています。
いつだって応援してくださる皆さまのことを忘れていません。

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2021/12/18

<SHIRO STAFF コラム vol.30>
わたしが学んできたこと 今ここにいる理由

<SHIRO STAFF コラム vol.30>
わたしが学んできたこと 今ここにいる理由

はじめまして、SHIROの三好です。
私は新卒でSHIROに入社し、今は本社で働いています。

3年くらい前、新卒で就職活動をしていたとき、今まで学んできたことをそのまま仕事に活かすことはなかなか難しいと感じていました。
大学の友人達には公務員を目指している人が多く、それでも好きな化粧品に関連する仕事につきたいと思い、選んだのがSHIROでした。
そんな私が先日ふと、大学で学んできたこととSHIROでの仕事が直接関連しているわけではないものの、私が興味のあることが近いのかもしれないと気づいた話をお伝えしたいと思います。

私は大学では農学を学び、「シソ科の植物の二次代謝成分」について研究していました。
シソ科といえば大葉はもちろん、バジルやセージ、ローズマリー、ミントなど、身近にあるハーブも当てはまります。
二次代謝成分というのは、植物が育つために必要不可欠ではないものの、植物が生存するために身に着けてきた機能を発揮するための成分たちです。
例えば花粉を運んでくれる昆虫を誘うために、蜜を吸いやすい形状のめしべにしたり、香りで誘ったり、そうやって植物は生存してきました。
ユーカリの葉に毒性があるのも、その葉を食べられないようにする生存戦略の一つです。
そんな植物たちが固有で持つ機能は医薬品や嗜好品などに使われてきたのです。
皆さんがきっとご存じの精油たちもその一つです。
私の研究室ではシソ科のハーブの抽出液に含まれる成分や効果を調べていました。
勉強の目的は深く知ることだと考えていたので、ただ単純に自分の好きな植物たちについて知ることが楽しいと思って過ごしていました。

時は過ぎて先日、SHIROからホーリーバジルオイルインウォーターが発売しました。
ここで使われるホーリーバジルはシソ科。私が研究していた植物です。
ホーリーバジルは深呼吸して香りを吸い込むことでその効果を発揮すると言われています。
これも植物の二次代謝成分によるものなのです。

SHIROでは素材に向き合い、その力を最大限に引き出すためにどのような製品をつくるべきか日々試行錯誤しています。
私たちが製品をつくるときに享受している素材の力は、それぞれの植物が環境に合わせて生存するために変化し、その結果生まれた力だったのです。
そして、生産者の皆さんがこだわって育てた環境(日光や温度、土など様々です)によって、植物の持つどの力を強く発揮するのかが変わるのです。

植物を好きだった私が、大好きな化粧品の中でもSHIROに引き寄せられて今ここにいるのは、その植物の力を信じ、向き合い、引き出そうとするものづくりの原点に共感したからだったのかと気づきました。
そして、今気づけたのは、ただSHIROのファンだった学生時代では知りえなかった素材との向き合い方や、素材の持つ力を知る機会が増えたからです。

あの時の私に、今の私が想像できる仕事に活かせることなんかよりも、目の前のことを深く知ろうとし続けることが大切で、きっといつか何かがつながること、そしてそれがとても楽しいことを伝えたいです。

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2021/12/11

<SHIRO STAFF コラム vol.29>
「さくら咲け」の願いと共にある香り

<SHIRO STAFF コラム vol.29>
「さくら咲け」の願いと共にある香り

こんにちは、SHIROの梅津です。
今年も発売する限定フレグランスの「さくら219」。
この219の数字の意味を皆さんご存じですか?
実は「さくら219」の香りは、他のフレグランスとは異なる誕生秘話があるのです。

2011年の冬、翌年の春に発売するフレグランスの香りを考えていました。
しかし開発しているのは、雪深い極寒の砂川の地。春のイメージを膨らませることに苦戦していたのです。
砂川の試作をするスペースにはいくつもの桜の風景写真や、雑誌の春服のページを大きく印刷したものを張り、何とか春の気分になって考えようとしていました。

それでも行き詰っていたある日、ブランドプロデューサーの今井が、「若い女の子たちがちょっと背伸びして付けたくなる香りにしたいよね。」と言いました。
ちょっと背伸びする気分と春の気分はなんだか通じたウキウキした感じがありますよね。
新しい環境に飛び込む方が多い春、背筋を伸ばして出かけるときにつけたくなる香り。

そんなヒントとともに、SHIROファンの一人の女の子のことを今井から教えてもらったのです。
彼女は、もうすぐ大学受験を迎える、かわいいファンでした。
そんな彼女は、合格したら、SHIROの製品を買うんだと伝えてくれました。

SHIRO(当時ローレル)のことを好きでいてくれるものの、高校生にとっては高く、少し背伸びしないと買えないものだったのです。

彼女のその素直な気持ちは私たちが考えていた「背伸びしてつけたくなる香り」というコンセプトとぴったりでした。
そんな彼女を応援したいという想いで私たちは香りづくりを再開しました。

フレッシュでいて、どこか大人びた甘い香り。
イメージにぴったりな香りをつくるまでに219回もの調香を行ったのです。
それが「さくら219」の219の由来です。

今年は、彼女のような受験生を応援したい気持ちに立ち返り、高校生の皆さんも使いやすい、お守りになるようなアイテムをつくりました。
受験のときだけでなく、新しい挑戦をする皆さんの鞄にそっと潜ませてください。
背筋が少し伸びる、優しく甘い香りがほっと心を癒し、前を向かせてくれるはずです。

「さくら咲け」という願いが、皆さんに届くことを、そして挑戦するときにこの製品が皆さんのそばにあることを願っています。

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2021/12/04

<SHIRO STAFF コラム vol.28>
植物の恵み 育てる人の苦労と想い

<SHIRO STAFF コラム vol.28>
植物の恵み 育てる人の苦労と想い

皆さんこんにちは、最近寒くなってきましたね。
冬が近づいてきているのを、寒さだけでなく、植物が色づいたり葉を落としたりする事でも感じています。私の家には、育てている植物達が玄関前の階段に所狭しと並べられているのですが、みんなだんだん冬の姿になってきました。

家の庭にはバナナやイチヂクのような実のなるものから、葉っぱが綺麗なスモークツリー、シマトネリコ。そしてSHIROの素材でもあるオリーブやニームも育てています。ニームはSHIROの製品化を進める中で日本ではニームの種を採取するのが難しいと聞いて、「いつか種を採ってみたい!」と育て始めたものです。
昔から植物を育てることが好きですが、家でいる時間が増えたことで、どんどんと植物が増え、ジャングルのような庭になりました。
毎日の水やりを日課としていると、なんだか東京で仕事と子育てに追われていることを忘れ、育った植物達を眺めては、自分のために時間を使っていると実感することができるのです。

植物を育て始めると、まずは種から芽を出すこと、次にその芽を大きくすることを楽しみに毎日の水やりをするようになります。そしてだんだんとそれだけでは物足りなくなり、何か食べられる実を収穫したいと思うようになりました。

そうして育て始めた私のいちじくの木ですが、「おいしく育てる」ことの難しさを、初めて知りました。
それどころか、いざ花が咲いても(いちじくの食べられるところは花です!)、いつ収穫すればよいのかさえわかりません。見たことのあるような色をした頃合いで収穫をしてみたのですが、それではどうやら遅いようで熟れ過ぎてしまい、少し青いうちに、と早めに収穫をしたものは硬くて食べられません。何度もそんなことを繰り返して、ようやくおいしそうな頃合いで収穫できるようになったのです。
時間も愛情もたくさん込めて育てたイチジク。とってもワクワクしながら皮を剥いて息子と食べたのですが・・・・まさかの全然おいしくなかったのです。

植物を育てること、実をつけること、おいしいものを届けること。
一つ一つにとても時間がかかり、そしていざ自分でしてみると、その難しさに驚愕します。
一体生産者の皆さんは、どうやって作っているのでしょう。途方もない手間と研究がそこにはあるのだと、想像ができます。
私は、ひなた農園さんから定期的に野菜を購入させていただいているのですが、その味は濃く、一つ一つに野菜の力を感じます。見た目も、それぞれの野菜の持つ個性的な色が力強く出ていて、とても綺麗なのです。栄養がつまっていると言葉で聞くことはあるけれど、味わいを比較してみると、その違いに納得と、生産者さんへの憧れの気持ちが溢れてきます。
また、余すことなく全ての恵みを使い切りたいという気持ちも、とっても強くなりました。

まだまだ程遠いのですが、おいしい野菜や果物が育てられるように、これからも楽しみながら試行錯誤していきたいです。次はバナナの収穫が控えているので工夫して冬を越したいです。息子はすでにバナナの配布先を決めています。

ひなたさんの美味しい野菜達は、SHIRO Caféでも食べることができるので、皆さんも是非お試しください。

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