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2022/01/15

<SHIRO STAFF コラム vol.33>
その一本にはたくさんの人たちの想いと願いが

はじめまして、SHIROの冨永です。
私は砂川で、製品開発をしており、先日発売したオイルコレクションの開発を担当しました。
入社してから初めて自分が担当したコレクション。
想いもひとしおなので、開発話をお伝えさせてください。

私が入社した2020年春、企画からSHIROの強みを引き出すために、素材の力をふんだんに取り入れたオイルコレクションを作りたいのでオイルを調べてみようと言われたところからはじまります。
一番思い出深かったのは、ヨモギを提供してくださっている 奥本さんとの出会いでした。
SHIROのこだわりは、農家さんの顔が見えることです。
顔を見て、直接やり取りをすることで、化粧品として最大限素材を生かす方法を相談しながら進めることができるのです。

奥本さんと初めてお話ししたときにまず伺ったのは、日本の農家人口が減っていることや経営を継続していく難しさへの嘆きでした。
ヨモギのような古くから重宝されてきた作物も、食生活が変化し、若い人には食べてもらう機会が少なくなってしまったと思うと、よく聞く農家さんの苦しみも少し理解できたような気がします。
化粧品として付加価値を付けて多くの方に届けてくれることがありがたいと言っていただき、“捨てられるはずの作物をいただいて化粧品に姿を変える取組み”はもちろん、今ある素敵な素材を化粧品として世の中へお届けすることこそが、SHIROの存在意義だと感じました。

実は私の祖父母も農家をしていて、高校生までは一緒に暮らしていました。
私の育った田舎町では人も減り、畑も減っている姿を目の当たりにしていたので、自分の仕事がどこかの私の育ったような町で役立てるかもととても嬉しく感じたことを覚えています。
そして、祖父母の毎日を覗けた気持ちになり、生産者さんと話すことを本当に楽しく感じる日々でした。

生産者さんのこだわりには答えがなく、試行錯誤と自然との調和が欠かせないものだと知りました。
カレンデュラ農家の廣田農園さんもその一つです。
今回譲っていただいているカレンデュラは、「むらじ」という品種で、日本で栽培している農家さんは希少です。
むらじは、花の色が濃く、また、一つの花につく花びらが多いことが特徴です。
カロテンなどのカレンデュラの色に含まれる有効成分をより多く取り出すため、色が濃いカレンデュラを探していました。
カレンデュラ農家さんを探す中で、廣田農園さんのカレンデュラは色の濃さが圧倒的で、エキスを抽出してみるととっても濃いオレンジ色となったのです。また、廣田さんとお話しする中でカレンデュラに対する深い愛情を感じ、ぜひ廣田農園さんのカレンデュラを使いたいと感じました。
社内でもこの濃いオイルは大絶賛で、達成感とともに、素材を良く知り探すことの大切さを痛感しました。

そうして見つけた素材たちを、製品としてより多くのお客様に手に取っていただけるよう、まだ見ぬ皆さまの顔を想像し、工夫をしてきました。
その一つが、香り付けです。
ただ精油で香り付けするのではなく、素材の効果を後押しする精油の選定をしています。
カラハリメロンオイルは毛穴ケアに向いているため、収れん効果のある柑橘系や、クラリセージの精油を加えたり、ヨモギオイルは膣にも使用することから、刺激の少ない優しいネロリ やマンダリン、ラベンダーの精油を加えたりしました。

オイルたちがお客様の家に並べられることを想像すると、素材の色、香りどれもがとても可愛く、愛おしく感じます。

製品のこだわりはもちろん、生産者さんの想い、社内の皆さんからの助け、故郷と家族への懐かしい気持ちすべてが詰まった、私にとって大切で温かい8本となりました。
想いが一つでも多く皆さんに届くことを願っています。そしていただいたお声を生産者の皆さんへつなぐ、そんな架け橋を担っていきたいです。

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