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2025/12/02

2025年12月9日(火)に、韓国2号店となる
「SHIRO LOTTE WORLD MALL」がオープン

SHIROは2025年12月9日(火)より、ソウル特別市松坡(ソンパ)区にあるLOTTE WORLD MALLの1Fに、今年4月にオープンした聖水(ソンス)の旗艦店に続き、韓国2号店となる「SHIRO LOTTE WORLD MALL」をオープンいたします。
このエリアはファッションやグルメなど、最新トレンドとライフスタイルの発信地であり、韓国の“今”を感じられるスポット。この土地で、多くの方々に製品を手に取っていただき、たくさんの笑顔をお届けできればと思っています。

SHIROはバージン材を極力使わず、世の中にある端材や廃材にクリエイティブを注ぎながら、今あるものを活かすお店づくりに取り組んでいます。そのために大切にしているのが、その土地の歴史や文化背景を知るためのフィールドワークです。今回は、韓国の政治と金融の中心地である汝矣島(ヨイド)を起点にいくつかのフィールドワークを重ねました。その中で出会った端材や古材に新たな価値を見出し、LOTTE WORLD MALLのお店づくりに活かしていきます。

使用するのは、鉄鋼工場地帯の文来洞(ムンレドン)にある鉄工所で、ずっと置かれたままになっていた筒状の鋼材や、韓国の伝統的な木造建築である韓屋(ハノク)を解体する際に出た古材です。店頭では、これらが空間を彩る什器などに生まれ変わります。また、壁面や陳列棚なども、繰り返し使えるよう分解して組み立てられる設計にすることで、廃棄物を生み出さない未来を叶える、SHIROのお店づくりを実現します。

SHOP DESIGN
余分な壁をつくらず、建築躯体をそのままお店の一部に

私たちはお店づくりにおいて、「捨てない」そして「新たにつくらない」ことを大切にしています。「SHIRO LOTTE WORLD MALL」の店舗面積は13.11㎡。奥行きの少ないこの空間を、最大限に有効活用する方法を考えるところから、今回のお店づくりはスタートしました。
まず向き合ったのは、建築躯体です。躯体を隠すために新しく壁をつくると、面積が狭まるうえ、その分の資材も必要になります。そこで今回は、“あえて躯体を見せる”という方法を選択しました。耐火処理が施された鉄骨は、そのデザインを活かしてそのまま壁面の一部に。右サイドの壁面も、手を加えずコンクリートを露出させています。また、ファサードや天井には塗装のみを施し、床は既存のものを使用。使える部分は極力そのまま活かし、手を加える箇所を最小限にすることで、最大限の店舗面積を確保しながら、余分な資材を使うことなく新たな空間を生み出すことを目指しました。

SHOP DESIGN

右の壁面にある「23H」の文字は、過去の建設時に書かれたもの。建物が紡いできた歴史を感じられるよう、ありのまま残すことに。

繰り返し使えるデザインで、捨てない未来を叶える

お店に近づくと目に飛び込んでくるのが、躍動感あふれるフリードローイングを施した、陳列棚の奥の壁です。使用しているのは、グレーの石膏ボード。その素地を活かし、上から大胆かつリズミカルに、ロッテグループのシンボルマークである「L」から着想を得たグラフィックを描いています。もしかしたら将来、別の区画に移ることを考え、この石膏ボードは分解可能にしました。

鉄鋼工場地帯のムンレドンで見つけた筒状の鋼材

鉄鋼工場地帯のムンレドンで見つけた筒状の鋼材

また、ディスプレイ什器も同様に、すべて置き型にすることで、次の場所への移設が容易に行えるデザインにしました。これらの什器や陳列棚に使用するのが、ムンレドンの鉄工所にずっと置かれたままになっていた筒状の鋼材や、金属を加工する過程で出た端材です。
まずレジ台には、幅の異なるスチールパイプをリブ材のようにあしらい、唯一無二の表情を生み出します。中央と右手に配置するディスプレイ什器、そして奥の陳列棚の支柱にも、スチールパイプを活用。ステンレスの天板と組み合わせた陳列棚は、いつか別のお店でも使い続ける未来を見据え、ビスを外せば簡単に解体でき、新しくデザインができる仕様になっています。

金属の風合いを活かしたミニマルな空間に温もりを添えるのは、ハノクの古材を使用した平台什器です。かつて韓国の伝統家屋に使われていた木材からは、どこか懐かしさが漂い、この土地に暮らす人々の息づかいさえ感じられます。その国の歴史ある産業や文化を尊重しながら、その土地でしかつくることができない個性を表現するのも、SHIROが大切にしていることのひとつ。そのためには、まず私たちがその土地で出会った資材への理解を深めること、さらには、新しい活用方法を提案していくことが重要だと考えています。

韓国の伝統的な木造建築であるハノクの古材

韓国の伝統的な木造建築であるハノクの古材

韓国で出会った資材を活かし、壁や什器に至るまで、次の使い道を考えながらお店づくりをする。廃棄物ゼロを目指し、捨てない未来を叶えるために考え抜いた工夫とこだわりを、店内の至る所で感じていただけたら嬉しいです。

※12月9日(火)のショップオープンにあわせ、同日より「LOTTE DEPARTMENT STORE MALL」でもお買い物をお楽しみいただけます。

PARTNER

設計を担当したDRAWERSの小倉 寛之さんは、空間デザインにおいて美しさや利便性を追求すると同時に“つくる責任”を意識し、未来を考えたプロダクトデザインやクリエイションを行っています。「SHIRO LOTTE WORLD MALL」以外にも、「SHIRO Seongsu」や「SHIRO 札幌ステラプレイス店」、2024年にオープンした北海道長沼町の一棟貸し宿泊施設「MAISON SHIRO」、そしてSHIROの東京オフィスも設計を担当しています。

PARTNER

小倉 寛之
兵庫県小野市出身。京都造形芸術大学(現 / 京都芸術大学)芸術学部環境デザイン学科卒。cafe co.勤務ののち、2011年インテリアデザイン事務所DRAWERSを設立。循環し、未来につながる創作活動に取り組む。2020年より、クライアントワーク以外の活動をスタート。そして、インテリアデザインを通して、廃材に新たな価値を生み出すプロダクトブランド「wa/ter」の運営も行う。

DRAWERS:https://drawers-design.com/ @tete_drawer

wa/ter:https://water-sup.com/ @water_products_design

「SHIRO LOTTE WORLD MALL」
所在地:ソウル特別市松坡区オリンピック路300 1F
営業時間:10:30-22:00
取扱製品:スキンケア・メイクアップ・フレグランス

フロアマップ、営業日、営業時間につきましては、LOTTE WORLD MALLのホームページをご覧ください。

※本ページ内掲載価格はリリース当時の価格となります。2025年4月1日(火)以降の価格については、こちらをご確認ください。

SHIROオンラインストアは、11,000円(税込)以上で送料無料

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