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2021/10/30

<SHIRO STAFF コラム vol.23>
100年先の世の中も、しあわせにしたい

こんにちは、SHIROの田﨑です。
以前のコラムでは企画の仕事で大切にしていることをお話させていただきました。(SHIRO STAFF コラム vol.8
最近、私の中でものづくりをする上で立ち返りたいと思う言葉が増えたので今日はそのことについてお話させてください。
それは「100年先もしあわせかな?」です。

そのきっかけの一つに、先日のインスタライブでも出演いただいた、ひなた農園のひなたさんとの関わりがありました。
最近の夏は雨も台風も多く、全国各地で水害が起きます。
ひなた農園さんでも今年の台風と大雨で、野菜がだめになってしまったと聞きました。
他にも自然に近いからこそ災害の被害にあうニュースが映像や音で飛び込んでくるたびに、心が締め付けられました。

「どうしたら私たちがいただいている素材の生産者さんたちが困らないかな」
「どうしたら自然と共存していけるかな」
「どうしたらこの先の自分の子どもや孫、関わるみんなが笑顔でずっとしあわせに暮らしていけるのかな」

そんなことを考えているうちに、今目の前の世の中をしあわせにすることだけでなく、100年先の世の中もしあわせにしたいと強く想うようになりました。

ただ実際には、エシカルであるかという考えと、皆さんが喜んでくださるかという考えを両立させることはとても難しいと日々感じています。
11月4日予約開始のホリデーメイク「シアアイシャドウ&ハイライターパレット」はプラスチックフリーをテーマに製品づくりを開始しました。

製品づくりを進めていくと、容器は紙よりもプラスチックでつくるパレットのほうがコストも安く、丈夫に作れるのです。最初は、え!?紙の方が安いのでは?と驚きました。
プラスチックの方が、需要があるから安くつくれるのだろうと思うと、私が選ぶべきはどちらなのか、わからなくなることもありました。

そして、アイシャドウやハイライターに配合したキラキラしたラメも、マイカという天然の石からつくりました。
これも、もしもプラスチックのラメの方がかわいかったら、お客様はどちらを選ぶのだろうとも悩みました。

私が考えて、選ぶエシカルとは、単なる自己満足なのではないか?と毎日考えます。

それでも「100年先もしあわせかな?」と問い、私なりの答えを選択しているところです。
そして迷った時は「みんなが笑顔かな?」と周りを見渡します。
もちろんお客様、そして生産者さん、これからも生きていく若い世代やまだ見ぬ子どものことも考えてみます。
みんなが笑顔でなければ、どんなに理想を掲げても、プラスチックフリーだってずっと続けていけないと思うからです。

まだはじまったばかりですが、この答えのない問いに対して、諦めることなく考え、一つ一つの選択をしていきたいと思っています。

そして、みなさんと一緒に悩みながら、100年先のしあわせのために、このパレットを選んだり、ほんの少しでも私たちのできる選択をしていけたらうれしいなと思っています。

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