こんにちは。SHIROのPRの長嶋です。
今ではPRとしての仕事を行っていますが、実は10年間店頭に立っていました。
その頃に始まった店長朝礼。
全国の店舗の店長が普段大切にしている想いなどを順番に、社内へ発信をしようと始まりました。
その初回が僕であったことを思い出し、振り返ってみると、今PRとしての仕事でも大切にしていることは変わらないなと気づき、皆さんにお伝えしたいと思います。
初回のテーマは『接客で私が大切にしていること』。
そこで僕は、“接客をしないこと”を大切にしていると言いました。
当時の文章をそのまま引用してみます。
接客とは、「お客様を接待すること」です。
入店される方はお客様であることは間違いないのですが、「お客様である」と限定した枠の中だけで会話をしていくと、『接客感』が生まれます。
僕はそもそも買い物をするときに接客されたくない人間です。
そんな僕でも、ついつい受けてしまう接客に出会うことがあります。
その共通点はいつも「接客じゃない」んです。
そこには売ろうとする気持ちが表出せず、興味を示しながら質問をくれるのです。
売るための質問ではなく、その人を知ろうとするための質問をくれる方にはついつい話してしまったりします。
相手はお客様である前に自分たちと同じ「ヒト」です。ひとりの人として接する。
これは「接客」ではなく「接人」だと言えます。
これが、僕が受けてしまう接客のひとつであり、僕自身が大切にしていることです。
店頭に立つと、もちろん売上を意識する必要はありますが、一番大切なのはその時間を楽しんでいただくこと。
自身が仕事を楽しむためにも、わざわざ時間を割いてご利用いただくその時間を素敵な時間にするべく、相手を知り、対話をすることが大切だと知るようになりました。
今日SHIROにご来店されたこと、そして自分と話すことがきっかけとなり、明日が少しでも楽しいと感じるようになってもらえたらそれでいいのです。
なので、SHIROではノルマも存在していません。
約10年という長い間店頭に立ったことで、こうした僕なりの接客の理想を見つけ、体現しようと努めていました。
このような接客を意識していたところ、PRの仕事をする機会をもらえました。
今は製品を売るのではなく、会社の想いや製品の魅力をたくさんの人に伝えることが仕事です。
変わらず僕にある気持ちは、自分の言葉がその人の生活の楽しさや自信に1mmでも繋がって欲しいということ。
化粧品って、自分が自分らしくいる手助けをしてくれるものだと思うんです。
店頭では、お客様と会話する中で似合うものを、そして自分らしさを引き立てるものを探す手助けをしていたように、
PRとしては、ありのままの魅力に気づく大切さ、自分らしさを存分に伝えるためのメイクやスキンケアの魅力を伝え続けたいです。
SHIROのPRには、正解はありません。
僕の役割が変わっても、製品やブランドを通じて、お客様が少しでも幸せになれる手助けをしたいという気持ちは変わらないままです。
SHIROの目指す理想に向かい、お客様、関わる全ての人と対話をする中で、僕なりのPRの形を体現していきたいと思います。