<SHIRO STAFF コラム vol.18>
私がここにいる理由 世界へ届けること
ニイハオ。
SHIROの経営企画で、中国出身の張(チョウ)です。
今年、日本の大学院を卒業し、新卒として現在主に海外事業を担当しています。
私の初めてSHIROとの出会いはまだ中国で暮らしていた時。
2017年、日本語が話せない観光客として、初めてSHIROのお店を訪れました。
自分が欲しいものを探していたのではなく、女性の友達から頼まれた「ジンジャーリップバター」の購入が目的でした。
男性として化粧品売り場に行くのはとても恥ずかしく、そして言葉も通じないだろうと不安でした。
しかし、そんな不安は必要とは裏腹に、とても温かい気持ちになれる経験となったのです。
欲しかったものが訪れた店舗には扱いがなかったのですが、売っている店舗を翻訳アプリなどを使いながら教えてくれ、そしてムエットで香りも渡してくれたのです。
そして日本では当たり前かもしれないのですが、最後には出口で製品を渡してお辞儀する、そんなおもてなしの接客に感動しました。
それから数年が経ち、中国での仕事を辞めて、平仮名すら分からないまま、私は留学で来日しました。
来日してから1年目の夏、就職を考えたとき、日本を知るということは言語を理解するだけでなく、考え方や文化までを知ることではないかと思い、社会人としても日本で過ごそうと決めました。
日本での生活もままならない中、働くことを考えることはとても難しく、とりあえず就職アプリを見ていると、おすすめリストにSHIROが出てきたのです。
そして2017年に受けた接客とその香りをすぐ思い出しました。
あのムエットの香りから思い出す接客での温かさ、当時勉強していたマーケティングの知識を重ね、SHIROで働くことを想像したのです。
海外展開に力を入れたいと考えている時期だったこともあり、嬉しいことに、無事に内定をもらうことができました。
中国で暮らしてきた私が、今SHIROで働く理由とは、SHIROのこだわり、ワクワクを世界中の皆さまにお届けすることだと思っています。
言葉がわからなかったあの日から、SHIROのワクワクは私に届いていました。
しかし入社し、店舗に立ち、素材、製品の良さを日本語に苦労しながら理解したとき、もっと素敵なものだったのだと知れました。
違うのは言語だけ。
それなのに届けられなかった魅力を、私はできる限り忠実に、他の国の人にも届けるため、何ができるかを考えていきたいです。
SHIROでは、製品の企画から販売する人すべてが共通して、素材を大事にすること、そしてお客様の求めるものは何かを考えています。
世界中のお客様が求めてくれる限り、私が製品を届けられるように、そしてどの言語を話す人たちにも、SHIROの想いが届くようにしたいと思っています。
「世の中をしあわせにする」、SHIROは世界中の多くの人を笑顔にするため進化を続けています。
皆さん、どうぞ楽しみにしていてください。私も世界中の方々の笑顔のために頑張ります。