「SHIRO ルミネエスト新宿店」は2024年11月11日(月)、同エリアにてリニューアルオープンいたします。JR新宿駅に直結しているルミネエストは、多くの人々が行き交うスポット。この場所で私たちが次に挑戦するのは、“開かれたお店づくり”です。
まずは、通常囲いを立ててクローズドに行われる施工の工程に、ワークショップという場を設け、お客様を交えてみんなでお店づくりをしていきます。また、お店の外までSHIROの香りを広げる仕掛けを施したり、レジやディスプレイ什器の配置を変えることでお買い物をしやすい導線にしたり、製品ビジュアルを楽しんでいただくために大きなLEDヴィジョンを設置するなど、設計においても“開くデザイン”にすることで、よりSHIROの世界観を感じていただける空間を目指します。
2020年より多くのお客様にご来店いただいた、非接触セルフショッピング型店舗の「SHIRO SELF」を閉店し、SHIROでのお買い物体験を通して、よりコミュニケーションや繋がりが生まれる場所へと一新。これまでのお店づくりと同様に、廃棄物ゼロを目指して既存の什器も使いながら、開かれたデザインに心おどるお店へと生まれ変わります。
SHOP DESIGN
SHIROは極力バージン材を使わず、今ある資源の価値を見つめ直しながら、再構築するお店づくりに取り組んでいます。スクラップアンドビルドを繰り返す建築が当たり前になりつつある今だからこそ、まだ使えるものをそのまま活かすリユースの大切さをお店づくりでもお伝えしていきたいのです。
みんなでつくる、開かれたお店づくり
こちらのペイントは、11月11日(月)にリニューアルオープンするお店のイメージを形成するものです。廃棄物ゼロを目指し、まだ使えるものはリニューアル後もそのまま使っていきます。床もその1つで、塗り床を撤去して新たに施工するのではなく、上記画像のカラーを使い、既存床の上からカラフルなペイントを重ねていきます。
2023年9月にリニューアルした「SHIRO ルクアイーレ店」でも同じく床の塗装を行い、SNSでその様子をオープン前から公開しました。今回も同じように画面を通してお伝えすることもできましたが、新たな試みとしてこの工程を開き、ワークショップを開催します。
リニューアル前から「SHIRO ルミネエスト新宿店」にご来店くださっている方や、製品をご愛用いただいている方など、約150件のご応募をいただきました。当日はお客様にもご参加いただき、一緒にペイントをしていきます。
ワークショップでは、オーガニック成分でできている塗料を使うので、子どもたちにも安心して伸び伸びとクリエイティブを楽しんでいただけます。使用できる色には限りがありますが、みんなで一緒につくっていくので、画像のような床のデザインに仕上がるわけではありません。あらかじめ決まったデザインを施すのとは異なり、みんなでつくるからこそ、遊び心が加わったクリエイティブが生まれるはずです。
開くことで体感するデザイン
開くのは、施工の工程だけではありません。正面に配置していたレジ台を店内の左サイドに移設することで、入りやすい店構えに変え、五感でもSHIROらしさを感じていただけるよう設計しています。店内手前の什器の足下にはアロマディフューザーを設置し、共用部を行き交う人々へ、SHIROの人気フレグランスの香りを広げていきます。改札付近にあるSHIROの前で待ち合わせをする方も多いため、駅地下を使う人々の日常に香りというストーリーをプラスできたら嬉しいです。店頭には大きなLEDヴィジョンを導入し、製品やものづくりなど、SHIROの世界観に包まれるさまざまなビジュアルを展開していきます。店内奥の棚部分にはブランド名のサインペイントを施し、皆様をお迎えします。お店の中はもちろん、外に居てもSHIROを感じていただけるよう工夫してデザインしました。
SHIROのお店づくりにおける“当たり前”
「SHIRO ルミネエスト新宿店」では、今まで使っていたディスプレイ什器を、新しいお店のデザインに合うように表層替えをして使っていきます。そして、よりお客様がお買い物をしやすく、スタッフが接客をスムーズにできるように、配置や組み合わせを変えていくのです。
SHIROがお店のリニューアルをするとき、必ず行うのが“今あるものの価値を見つめ直すこと”。ブランドサインやディスプレイ什器、収納部分、床、壁などすべてにおいて状態を確認し、「そのまま使用できないだろうか?」「表層替えをすれば素敵になるかもしれない」「どこか別のお店で使えないだろうか?」と問いかけながら設計デザインを決めていきます。これまでも、リニューアル前のお店の導線がベストであれば、什器の配置は変えずに表層替えのみを施したり、別のお店で使っていた収納棚に塗装をしてポップアップイベントに持ち込んだりと、“今あるもの”を活かしてきました。
お店の左サイドにあるウィンドウからは、店内の活気を感じていただけます。フレグランスを試しているときや、メイクアップアイテムを手に取っているとき、スタッフにスキンケアの相談をしているときの、お客様やスタッフの表情が見えるガラス窓。今年3月のリニューアルまで、「SHIRO ルミネ池袋店」を見守ってきたブランドサインが、今度はこのウィンドウからSHIROの日常を見守ります。また、アロマディフューザーボックスを設置している什器の足下には、噴射される香りのミストを届けるように、同じくルミネ池袋店の壁面扉に使用していたパンチングメタルを塗装して再活用しています。
NOVELTY
11月11日(月)のリニューアルオープンに際し、合計11,000円(税込)以上お買い上げのお客様へ、SHIRO PERFUMEの香りを楽しんでいただけるミニサイズのノベルティを先着30名様分ご用意しています。
・FREESIA MIST オードパルファン(9mL)
※ノベルティは、なくなり次第終了とさせていただきます。予めご了承ください。
【店舗情報】
住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿 B1電話番号:03-6274-8705(直通)
営業時間:平日 11:00 - 21:00 / 土・日・祝 10:30 - 21:00(通常時の営業時間)
取扱製品:スキンケア・メイクアップ・フレグランス
フロアマップ、営業日、営業時間につきましては、ルミネエスト新宿店ホームページをご覧ください。
<リニューアルスケジュール>
「SHIRO ルミネエスト新宿店」は現在一部区画をクローズし営業を行っております。リニューアルオープンに伴う改装準備のため、以下日程において終日休業しております。近隣店舗のご案内についてはこちらからご確認ください。
休業期間:2024年11月1日(金)~11月10日(日)
PARTNER
DRAWERS
設計を担当したDRAWERS の小倉 寛之さんは、空間デザインにおいて美しさや利便性を追求すると同時に“つくる責任”を意識し、未来を考えたプロダクトデザインやクリエイションを行っています。「SHIRO ルミネエスト新宿店」以外にも「SHIRO ルミネ池袋店」や「SHIRO 岩田屋店」、2024年4月にオープンした北海道長沼町の一棟貸し宿泊施設「MAISON SHIRO」、そしてSHIROの東京オフィスも設計を担当しています。
小倉 寛之
兵庫県小野市出身。京都造形芸術大学(現 / 京都芸術大学)芸術学部環境デザイン学科卒。cafe co.勤務ののち、2011年インテリアデザイン事務所DRAWERSを設立。循環し、未来につながる創作活動に取り組む。2020年より、クライアントワーク以外の活動をスタート。