この記事では、脂性肌(オイリー肌)の方が効果を感じるスキンケアの手順をご紹介します。
オイリー肌は、おでこや鼻などの皮脂分泌が多く、顔にツヤが出やすい肌のことを指します。スキンケアをする際には、余分な皮脂を取り除いて水分をしっかり補給することが大切です。
この記事では、オイリー肌の方向けのスキンケア方法をご紹介します。不適切なスキンケア方法やオイリー肌の原因となる生活習慣もお伝えするので、オイリー肌の改善を目指す方は、ぜひこの記事をご参考ください。
そもそも脂性肌(オイリー肌)とは?
脂性肌(オイリー肌)とは、皮脂の分泌が多い肌質のことを指します。顔全体の油分が多くなり、特に、おでこや鼻周りなどのTゾーンがベタつきやすい傾向にあります。
ここでは、オイリー肌について以下2点をご紹介します。
順番に見ていきましょう。
脂性肌(オイリー肌)の特徴
オイリー肌の方は、皮脂の分泌が活発であるため顔にテカリが出やすく、毛穴が目立ちやすくなります。分泌される皮脂が多いと毛穴が詰まりやすく、ニキビができやすくなります。
また、日中の皮脂崩れによってメイクが崩れてしまう点も悩みの1つといえます。
混合肌(インナードライ肌)との違い
オイリー肌の方が顔全体に皮脂が出やすいのに対し、混合肌(インナードライ肌)の方の顔には、脂っぽい部分と乾燥している部分があります。インナードライ肌の場合、Tゾーンは脂っぽいのに対し、頬や顎などは乾燥しているケースが一般的です。
ご自身がオイリー肌なのか、インナードライ肌なのかを確かめたい方は、洗顔後に保湿ケアをしない状態で10分程度放置してみてください。
放置後の肌が、以下のどれに該当するかを確認しましょう。
- 肌全体にテカリやベタつきがある:オイリー肌
- 肌がつっぱる感じがあるものの、Tゾーン付近にテカリがある:インナードライ肌
- 肌全体がつっぱる感じがする:乾燥肌
- 肌がつっぱる感じやベタつく感じはない:普通肌
確認したあとは、入念に保湿ケアを実施してください。
脂性肌(オイリー肌)に効果的なスキンケア手順
ここでは、オイリー肌に効果的なスキンケア手順をご紹介します。
上記4つのステップを順番に見ていきましょう。
STEP1.洗顔の前にクレンジングを行う
夜の洗顔時には、肌の余分な皮脂や1日の汚れを取り除くためにクレンジングを行うことが重要です。特にオイリー肌の場合、メイク汚れだけでなく、日中に分泌される皮脂もしっかりとオフする必要があります。
角質ケアに特化したクレンジングアイテムを選べば、メイク汚れや皮脂と合わせて溜まりがちな毛穴汚れや肌のごわつきもオフできます。摩擦に気を付けて、やさしく洗い流しましょう。
STEP2.ぬるま湯で洗顔する
洗顔は、ぬるま湯を使用しましょう。
熱いお湯は必要な皮脂まで過剰に取り除き、肌が乾燥する原因となります。一方で冷水を使用する場合は、毛穴が開きにくく、中の汚れが除去されにくいので炎症に繋がってしまいます。
洗顔の際には、皮脂汚れをすっきりと取り除けるアイテムを選んで30〜35度程度のぬるま湯を使用することが大切です。特に、皮脂が出やすい鼻周りやおでこなどのTゾーンは念入りに洗い、指で摩擦が起こらないようにやさしく洗顔することを意識してください。
STEP3.蒸発を防ぐために保湿する
洗顔を行った後、肌の水分が蒸発しないように、すぐ保湿ケアを実施しましょう。
オイリー肌の方には、ローションタイプやジェルタイプの油分が少ないアイテムがおすすめです。特に皮脂分泌が多いTゾーンに使用することで、過剰な皮脂分泌を抑えられます。
また、潤いを保ちつつベタつきにくい肌を維持するため、水分補給ケアができるアイテムを選ぶことをおすすめします。
STEP4.天気に関係なく紫外線ケアをする
朝の外出前にスキンケアを行う際には、紫外線ケアを忘れずに実施しましょう。
紫外線は、乾燥や肌荒れなど、さまざまな肌トラブルを引き起こす要因の1つです。晴れの日だけでなく、曇りの日も紫外線は降り注いでいるため、日焼け止めやUVカット機能がある衣服を取り入れて紫外線ダメージを防ぎましょう。
オイリー肌の方は、軽いテクスチャーの日焼け止めなら、肌に重さを感じることなく快適に紫外線対策をできます。
脂性肌(オイリー肌)に効果的なスキンケア方法
ここでは、オイリー肌に効果的なスキンケアの方法をご紹介します。
上記の5つのステップを順番に見ていきましょう。
時間をかけずにクレンジングする
オイリー肌の方は、日中に皮脂が多く分泌される傾向にあります。夜にクレンジングをする際には、メイク汚れと合わせて余分な皮脂をしっかりと洗い流すことが重要です。
しかし、クレンジングに長い時間をかけてしまうと、クレンジング剤が肌に対する刺激となってしまいます。肌にやさしいオイルタイプやミルクタイプのクレンジング剤を使用して、1分以内に済ませることを心がけましょう。
また、クレンジング剤が肌に残ると肌荒れの原因となるおそれがあるため、落とし残しがないようにしっかり洗い流すことも意識してください。
洗顔は泡立てて肌への刺激をなくす
洗顔時には、しっかりと泡立てた泡でやさしく洗うことが大切です。
洗顔やクレンジングの際に指で肌を擦りすぎると、摩擦による刺激で皮脂が過剰に分泌される原因となってしまいます。洗顔剤をしっかり泡立てて使用すれば、肌に直接手が触れることなく汚れを洗い流せるため、摩擦による肌トラブル防止に繋がります。
1日に何度も洗顔しないようにする
オイリー肌の場合、肌のテカリやベタつきをオフするために、何度も洗顔したくなる方もいらっしゃいます。しかし、1日に何度も洗顔をしてしまうと、肌の乾燥や刺激に繋がります。
朝と夜の2回のみ洗顔を行い、適切なスキンケアを実施しましょう。
ティッシュまたはきれいなタオルでやさしく拭き取る
洗顔後の肌は特にデリケートであるため、水分を拭き取る際には清潔なタオルやティッシュを使用しましょう。
その際、ゴシゴシと擦るようにティッシュやタオルを肌に強く押し付けると、摩擦によるダメージに繋がります。やさしくタッピングするようにして、水分を取り除きましょう。
しっかりと保湿する
オイリー肌であっても、保湿は非常に重要です。
特に洗顔後は、水分が蒸発する前にすぐ保湿ケアを行い、肌のバリア機能を保ちましょう。軽いテクスチャーの保湿アイテムなら、油分が少なく皮脂分泌を抑えられます。
メイクをした後に皮脂が気になるという場合、以下の方法でケアすることがおすすめです。
- ティッシュでやさしく皮脂を押さえる
- メイクの上からミストで肌に水分を与える
外出先でも簡単に実施できる方法であるため、ぜひ取り入れてみましょう。
脂性肌(オイリー肌)の原因になりうる不適切なスキンケア方法
ここでは、オイリー肌の原因になりうる不適切なスキンケア方法を確認しましょう。
上記の3点を順番に解説します。
熱いお湯で洗顔する
先述の通り、洗顔の際には熱いお湯ではなくぬるま湯を使うことが大切です。
熱いお湯は毛穴汚れや皮脂の詰まりを効果的に除去できると考えられることがありますが、必要な保湿成分まで洗い流してしまい、肌を乾燥させる原因となります。
乾燥は皮脂の過剰分泌に繋がるので、洗顔の際にはぬるま湯を使用してやさしく洗いましょう。
皮脂を落とすために何度も洗顔する
皮脂を取り除こうと1日に何度も洗顔をしてしまうと、バリア機能が壊れて肌を守る油分が失われてしまいます。必要な油分が取り除かれると逆に皮脂の過剰分泌を促されてしまい、さらに油分が多い肌になってしまいます。
朝と夜の1日2回の洗顔を守ることが重要です。
乳液やクリームを使用しない
オイリー肌の方の中には、油分が多いという理由から乳液やクリームの使用を避ける方がいらっしゃいます。
しかし、保湿ケアは全ての肌タイプの方に必要です。特にオイリー肌の方は、効果的な保湿ケアによって皮脂のバランスが整えられます。保湿アイテムを選ぶ際には、軽いテクスチャーの乳液やクリームを選び、必要な水分を肌に補給しましょう。
しかし、オイルベースのクリームなど油分が多いアイテムを使用すると、皮脂の過剰分泌に繋がる場合があります。
また、刺激成分が多いスキンケアアイテムは、炎症を引き起こすおそれがあります。肌質や成分を確認して、自分の肌に合ったアイテムを使用することが大切です。
不適切なスキンケア以外で脂性肌(オイリー肌)になる原因
スキンケア以外の生活習慣によって、オイリー肌になる原因として、以下のものがあげられます。
1つずつチェックしましょう。
偏った食生活
脂質が高い食品や砂糖が多く使用されている食品、加工食品を多く摂取している食生活は、体内の炎症に繋がり皮脂の過剰分泌を引き起こすおそれがあります。
食事をとる際には、ビタミンやタンパク質を意識して、バランスを考慮しましょう。特に、新鮮な果物や野菜、魚や大豆などの食材を意識的に取り入れると、肌の油分バランス調整に役立ちます。
飲酒や喫煙
アルコールを過度に摂取した場合や喫煙の習慣がある場合、体内の酸化ストレスが増加して肌の細胞に悪影響を与えます。肌の皮脂腺の活動が過剰になってしまい、皮脂がより多く分泌されてしまいます。
加えて、喫煙は血流を悪化させるため、肌だけでなく体全体の健康に大きく影響します。飲酒や喫煙はなるべく控えましょう。
ストレス
ストレスを溜めてしまうと、体内のホルモンバランスが影響されて皮脂分泌が増加するおそれがあります。ストレスが溜まった状態が長期間続くと、オイリー肌の症状が悪化するケースが考えられます。
ストレス管理のために、適度な運動を行ったり、定期的にリラクゼーションを実施して十分な休息を取ったりすることがおすすめです。
睡眠不足
肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは、22時〜翌日2時の時間帯に最も多く分泌されるといわれています。この時間帯に睡眠を取っていれば、皮脂腺の活動を安定させるだけでなく、心身の疲れやストレスを解消できます。
睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を妨げて肌にとって大きな悪影響となるため、22時〜翌日2時を中心に7〜8時間程度の睡眠時間を確保することが大切です。
脂性肌(オイリー肌)に効果的なSHIROのスキンケアアイテム
ここでは、オイリー肌の方におすすめの『SHIRO』のスキンケアアイテムをご紹介します。
上記4つのアイテムを順番にチェックしましょう。
ごまクレンジングオイル
製品名 | ごまクレンジングオイル |
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価格(税込) | 4,400円 |
内容量 | 150mL |
主な成分 | ゴマ油、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル |
※2024年8月現在
SHIROの『ごまクレンジングオイル』は、シンプルな成分でありながらしっかりとメイクを落としてくれるアイテムです。肌に潤いを与えるだけでなく、角質ケアも合わせて実施できます。
使用後の感触はさっぱりとしているため、オイリー肌の方でも過剰な油分を気にせずにご使用いただけます。
やさしくマッサージするように、メイク汚れや皮脂汚れをなじませることがおすすめです。
がごめ昆布石けん
製品名 | がごめ昆布石けん |
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価格(税込) | 1,980円 |
内容量 | 82g |
主な成分 | オリーブ油、パーム核油、水、パーム油、水酸化Na、褐藻(がごめ昆布:保湿成分として配合) |
※2024年8月現在
SHIROの『がごめ昆布石けん』は、北海道函館市の希少ながごめ昆布を使用した、保水力が高い洗顔アイテムです。顔だけではなく体全体にご使用いただけるので、乾燥が気になる季節にピッタリです。
泡立てると濃密な泡となり、摩擦によるダメージを軽減しながら洗顔できます。加えて、皮脂汚れなどもしっかりオフしてくれるので、過度な洗顔も防止できます。
ルバーブハマナス化粧水
製品名 | ルバーブハマナス化粧水 |
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価格(税込) | 3,841円 |
内容量 | 120mL |
主な成分 | 水、BG、エタノール、ショクヨウダイオウ茎エキス、ハマナス花エキス、1,2-ヘキサンジオール、クエン酸Na、メチルパラベン |
※2024年8月現在
SHIROの『ルバーブハマナス化粧水』は、余分な角質を取り除いてキメが整った肌に導く拭き取りタイプの化粧水です。ビタミンや抗酸化作用があるポリフェノールなどを含んだハマナスを使用しており、保湿ケアをしながら肌に必要な栄養を与えてくれます。
クレンジングや洗顔で落としきれなかったメイク汚れや不要な角質まで、やさしく取り除いてくれる点が魅力の1つです。
摩擦ダメージを防ぐために、コットンにたっぷり含ませてからご使用ください。
カラハリメロンオイル
製品名 | カラハリメロンオイル |
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価格(税込) | 6,600円 |
内容量 | 30mL |
主な成分 | スイカ種子油、ユズ果皮油、クスノキ樹皮油、ニュウコウジュ油、オニサルビア油、ラベンダー油、ライム油 |
※2024年8月現在
SHIROの『カラハリメロンオイル』は、高い保水効果を持ち乾燥によるダメージをケアしてくれるアイテムです。肌だけでなく、乾燥や紫外線によって傷んでしまった髪のケアにもご使用いただけます。
オイリー肌の方の中には、さらに皮脂が分泌されることを懸念してオイルアイテムの使用を避けている方もいらっしゃいます。カラハリメロンオイルは、角層まで早く浸透するため毛穴を詰まらせない点が特長です。
オイリー肌の方の保湿ケアにピッタリであるため、普段のスキンケアにぜひ取り入れてみてください。
脂性肌(オイリー肌)を改善するなら自分に合ったアイテム選びが大切です
この記事では、オイリー肌の方におすすめのスキンケアの手順や方法をご紹介しました。
オイリー肌の方のスキンケアは、保湿や皮脂バランスのケアを重視することが大切です。クレンジングや洗顔でしっかりと余分な汚れを落とし、入念に水分を肌へ補給しましょう。
また、オイリー肌は日常生活でもケアできます。この記事でご紹介したポイントを参考に、オイリー肌の状態の改善を目指しましょう。
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