2024/5/20(月)より、SHIROの直営店舗及びオンラインストアにて、有料ギフトラッピングを従来のBOX型から紙製のバッグ型『ギフトペーパーバッグ』にリニューアルいたします。これにより、ラッピングさえも贈り物となり、通常役目を終えた後に捨てるのではなく、再び使う形へ。加えて、梱包における資材過多の課題にも向き合い、バッグの中に緩衝材の役割を果たす製品を固定するためのゴムバンドを付けることで、使い捨ての緩衝材を減らすことが叶いました。
「おめでとう」「ありがとう」「頑張って」「よろしくね」さまざまな想いを込めて贈るギフト。SHIROでも日々、ご来店くださるお客様が、贈る相手を想いながら製品を手に取ってくださる場面を目にしたり、オンラインストアにも「ギフトでもらって使っています!」と、嬉しいお声が届いたりします。SHIROがものづくりを通して、人と人の想いを繋ぐしあわせのお手伝いをさせていただいていることをとても嬉しく思います。
一般的にギフトは、製品にキズがつかないよう緩衝材を詰め、特別な箱や袋に入れてリボンをかけることがほとんどです。一方で、それらの多くは開封後に捨てられてしまっている現実もあります。これまでSHIROでは限りある資源を守りたいという想いから、いずれ廃棄される紙類を受け取らない選択肢を設け、2022年に全製品の外箱をなくし、さらに紙資源を大切に使っていただくため、お手さげ袋も有料化してきました。そんな中、梱包の際に多くの資源を使用する、ギフトラッピングの在り方にも違和感がありました。
もちろん、ラッピングは製品を保護するためにも必要です。また、ラッピングを選ぶ際、贈り物を選ぶときと同様に、渡す相手のことを想って選んでいるはずです。その人の雰囲気に合っているかどうか、好きなデザインかどうか――そう考えると、ラッピングにも贈り物と同じくらい、贈る人の想いが込もっています。だからこそ、役目を終えた後もバッグとして再び使うことができる『ギフトペーパーバッグ』で、ラッピングさえも贈り物となるギフトの新しい在り方を提案したいのです。
ギフトペーパーバッグのサイズ
ギフトペーパーバッグ(全3サイズ)
全サイズ 660円(税込)
ギフトペーパーバッグ(S)
サイズ:W 170×D 70×H 260、ハンドル(全長):350
ギフトペーパーバッグ(M)
サイズ:W 230×D 90×H 360、ハンドル(全長):580
ギフトペーパーバッグ(L)
サイズ:W 360×D 120×H 500、ハンドル(全長):580
(単位:mm)
全国の直営店舗で『ギフトペーパーバッグ』をご購入いただいた際、製品を保護する使い捨ての緩衝材が不要となるため、製品を直接入れてそのままお渡し、または発送いたします。*1新しいギフトの形として、『ギフトペーパーバッグ』自体を贈り物にしていただくことも提案したいと考え、店舗及びオンラインストアにて単体での販売も開始いたします。また、今ある資源を無駄にしないために、従来の『ギフトBOX』(封筒型2種、箱型2種)と、『ペーパーバッグ』(全4サイズ)もご用意数がある限りは、ラッピング方法として選択していただけます。*2
*1 店舗からの配送または公式オンラインストアでご購入の際は、配送の安全性を考慮して、製品を『ギフトペーパーバッグ』に入れた後、気泡緩衝材に包み、段ボールに梱包して発送いたします。
*2 『ギフトBOX』のご用意数が無くなり次第、のし紙のご用意も終了とさせていただきます。予めご了承いただきますようお願いいたします。
ラッピングの次の未来
新しく有料ギフトラッピングとして登場するのは、シルバーカラーの紙製バッグです。サイズはS、M、Lの3種類をご用意し、入れる製品の大きさに応じてお選びいただけます。*3中に製品を固定するためのゴムバンドが付いているので、バッグ自体が緩衝材の役割を担います。お渡し時は、ハンドルを中に折り込んだ封筒型の状態でラッピングいたしますので、贈り物を取り出した後はバッグとしてお使いいただけます。『ギフトペーパーバッグ』は、ウォッシャブルペーパーというクラフト紙でできており、軽量ですが強度があるので、型崩れしにくい素材です。耐水性もあるので汚れが気になるときに手洗いをして、お買い物バッグやちょっとしたお出かけに繰り返しお使いいただくことが可能。ゴムバンドにはオードパルファンやリップ、ペンケースなどを挟んでポケット代わりにお使いいただけます。
*3 公式オンラインストアでは、お客様のご注文内容に合わせて適正なサイズでラッピングをさせていただきます。お好きなサイズをお選びいただく場合は、ギフトラッピングを選択せず『ギフトペーパーバッグ』の製品ページより単品でご購入いただき、お客様ご自身でラッピングをお願いいたします。
限りある資源を守る
従来の箱型『ギフトBOX』は、使い捨て緩衝材(カラーペーパー)で製品を保護する仕様のため、紙資源の使用により排出されるCO2は、年間平均販売数で算出すると年間約154tとなります。『ギフトペーパーバッグ』は使い捨て緩衝材を使用せずゴムバンドで製品を保護するため、紙資源の使用により排出されるCO2を同様の販売数で算出した際、年間約81tまで抑えることができます。そしてその差異は約73tとなり、資源のライフサイクルにより排出するCO2を、5割近くまで削減することが叶うのです。
CO2 排出量算出の根拠についてCO2 排出量は、 国立研究開発法人産業技術総合研究所 安全科学研究部門 IDEA ラボが提供する「 IDEA ver 3.1(日本国内の事業における原材料・製品・サービスの環境負荷をライフサイクル/バリューチェーンを考慮し見える化したデータベース)」を基に弊社独自に算出しています。
※使い捨て緩衝材(カラーペーパー)は、『ギフトBOX3』『ギフトBOX4』のみ使用しています。
SHIROは、ブランド誕生から15周年を迎える2024年、「ものづくり」と「お店づくり」の2つにおいて、すべての資源の価値を見つめ直す「SHIRO 15年目の宣言」を表明し、地球の未来のために廃棄物ゼロを目指すアクションに取り組んでいます。ラッピングに使う資材過多への違和感から、2023年より梱包の在り方を検討してきました。「自分たちが毎日使いたいもの」をつくり続けてきたSHIRO。使うたびにときめいたり感動したりするものはもちろん、いつしかそれに加えて、世の中を良くするものをつくりたいと思うようになりました。
贈る人も、受け取る人も、そして地球も、みんながしあわせになる新しいギフトの在り方を、ぜひお選びいただけたら嬉しいです。