この記事では、髪に香水を付けるのはNGかどうかについて解説します。
髪に香水を付けると髪を動かすたびに香りが広がるようなイメージがあることから、香水を髪に付けたいと考える方もいらっしゃるかと思います。しかし、香水を髪に付けることはおすすめできません。香水ではなく、専用のヘアフレグランスを使用することをおすすめします。
この記事では、ヘアフレグランスの種類や選び方・付け方をご紹介します。香りを髪でも楽しみたい方や髪から香りを広げたい方は、ぜひこの記事を最後までお読みください。
香水はなるべく髪以外の部位に付けましょう
香水を髪に使用することは、あまりおすすめできません。なぜなら、香水に含まれるアルコールが髪にダメージを与えるおそれがあるからです。
香水はなるべく、髪以外の部位に付けましょう。
ここでは、髪に香水を付けないほうがよい詳しい理由とあわせて、どうしても付けたいときの方法を解説します。
髪に香水を付けないほうがよい理由
香水に含まれるアルコール成分は、髪の水分を奪い、髪の水分やタンパク質を守るキューティクルを損傷するおそれがあります。キューティクルの損傷は、髪がパサパサになったりツヤが失われたりするなどといった髪トラブルの要因の1つです。
また、頭皮に汗をかいている状態で香水を使用すると、香りが混ざって期待していたものとは異なる香りになるおそれがあります。
そのため、汗をかきやすい頭皮に香水を付けることはおすすめできません。
どうしても髪に香水を付けたいときの方法
どうしても髪に香水を付けたい場合は、直接髪に付けるのではなく、空中に1〜2プッシュしてその下をくぐる方法がおすすめです。髪へのダメージを最小限に抑えながら、香りをふんわりと纏えます。
また、髪専用のアイテムである"ヘアフレグランス"がおすすめです。ヘアフレグランスは通常の香水より香りがマイルドで、髪をケアしながら香りを楽しめます。
最近では、髪のUVケアや保湿ケアができるアイテムも多く、ヘアミストやヘアオイルなどのさまざまなタイプからお好みの香りのアイテムを選べる点も特長です。
髪をよい香りにするヘアフレグランス
ここでは、以下6種類のヘアフレグランスについて、それぞれの特長をご紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
ヘアミスト
ヘアミストは、ミストタイプの液体を髪に付けて、髪を補修しながら香りを楽しむアイテムです。香水と比べて、香りがマイルドでアルコールの配分量が抑えられているので、使用場面や髪へのダメージを気にせずに使えます。
ここでは、SHIROのヘアミストをご紹介します。
製品名 | ヘアミスト |
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価格(税込) | 3,201円 |
内容量 | 80mL |
香りの種類 | ホワイトティー、サボン、ホワイトリリー、キンモクセイ |
※2024年1月現在
SHIROのヘアミストには、保湿力が高いがごめ昆布やゆずの成分を配合しており、乾燥でパサツキが気になる髪も、キューティクルを保護してまとまりやすい髪にしてくれます。
また、ヘアミストを使用することで、ヘアケアをしながらふんわりと漂う香りを感じられます。ドライヤー前や、お出かけ時のスタイリングとして使用するのがおすすめです。
4種類の香りから選べるので、ぜひご自身にぴったりな香りを見つけてください。
ヘアオイル
ヘアオイルは、髪の乾燥やパサつきだけでなく、広がりが気になる方にも最適なアイテムです。保湿効果を期待でき、軽めのテクスチャ―でお出かけ先でのセット直しとしても活用できます。
ここでは、SHIROのヘアオイルをご紹介します。
製品名 | ヘアオイル |
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価格(税込) | 3,201円 |
内容量 | 30mL |
香りの種類 | ホワイトティー、サボン、ホワイトリリー、アールグレイ |
※2024年1月現在
SHIROのヘアオイルには"クランベアビシニカ種子油"という保湿成分を配合しており、乾燥で広がりやすい髪をしっとりとした手触りにしてくれます。
高いまとまり感を髪に与えてくれるので、ドライヤー前のヘアケアとしてはもちろん、お出かけ前に使用するヘアスタイリング剤として活用すれば、ウェットな仕上がりを目指せます。
使用方法として、ヘアミストのあとにヘアオイルを付けるのがおすすめです。ヘアミストを髪全体に付けてから毛先にヘアオイルをなじませると、よりまとまった髪に仕上がります。
同じ香りのヘアミストとヘアオイルを選んで好きな香りを楽しむほか、異なる香りのアイテムを選んで香りのレイヤードを楽しむこともおすすめです。
ヘアバーム
ヘアバームは、香り付けだけでなく髪のケアやスタイリングにも役立つアイテムです。やわらかいバームには保湿やケアに効果的な成分が多く配合されており、髪にツヤ感を与えたい方やしっかりと髪を保湿したい方におすすめです。
ここでは、SHIROのニームヘアバームをご紹介します。
製品名 | ニームヘアバーム |
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価格(税込) | 4,054円 |
内容量 | 40g |
香りの種類 | ラベンダー、カモミール、フランキンセンスなど |
※2024年1月現在
SHIROのニームヘアバームは、保湿効果や整肌効果を持つニームオイルやシアバター、オリーブオイルを豊富に配合したアイテムです。
やわらかいバームは手のひらでなじませると体温で溶けてなめらかなオイルに変化し、ウェットなツヤ感や束感のある毛先をつくるスタイリング剤として活用できます。
ヘアスタイリング剤によく使用されるポリマーが含まれていないため、髪だけでなく身体にも使用できる点が魅力です。
夜には洗い流さないタイプのトリートメントとして使用できるため、スタイリングだけでなく保湿やまとまりを目的としたヘアケアにもおすすめです。
ヘアミルク
ヘアミルクは、軽いテクスチャーで髪にうるおいを与えながら香りを付けられるアイテムです。保湿力が高いものが多いため、乾燥しがちな髪に適しており、髪をやわらかくして扱いやすくする効果もあります。
ヘアミルクを使用するタイミングとしておすすめなのは、お風呂上がりです。髪から水分が逃げやすいお風呂上がりに使用すれば、必要な水分を髪に留め、髪のパサツキを防いでくれます。
ヘアクリーム
ヘアクリームは、ヘアミルクよりも少し重めのテクスチャーのアイテムです。髪に栄養を与え、乾燥から保護する効果があります。
香りも持続しやすく、1日中よい香りを楽しめます。髪に香りと栄養をしっかりと与えてくれるため、髪の毛が太い方やカールを頻繁にする方におすすめです。
ヘアジェル
ヘアジェルは、髪のスタイリングと香り付けが同時にできるアイテムです。香りにはさまざまな種類があり、ご自身の好みに合わせて選べます。
また、ヘアジェルには使用後に髪が固くなりすぎないタイプも多くあります。キープ力は比較的強いものが多いので、やわらかく自然なヘアスタイルを長時間キープしたい方におすすめです。
ご自身に合ったヘアフレグランスの選び方
多くのヘアフレグランスからご自身に合ったものを選ぶためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
上記5つのポイントをご紹介します。
なりたいイメージから香りを選ぶ
演出したいイメージやスタイルに合ったヘアフレグランスを選びましょう。
例えば、エレガントで上品なイメージならフローラル系やムスク系の香り、カジュアルでナチュラルな雰囲気を求めるならシトラスやハーブ系の軽やかな香りがおすすめです。
相手に与えたいイメージは人によって異なる場合があるため、会う人によって使用する香りを変えることもおすすめです。
好みの香りを選ぶ
香りは日々の気分に影響を与えるため、ご自身が心地よいと感じる香りを選ぶことが大切です。
元々、香水や他のフレグランスアイテムで気に入った香りがある方は、それと同じ系統の香りや似ている香りのものを選ぶことをおすすめします。
お気に入りの香りがまだ見つかっていない方やこの機会に新しい香りにもチャレンジしたい方は、試香をしたりサンプルを利用したりして、ご自身に合う香りを見つけましょう。
シーンに合った香りを選ぶ
使用するシーンに合った香りを選びましょう。
日常使いなら控えめでやわらかい香りを、特別な日やイベントには華やかで印象的な香りを選ぶことをおすすめします。
シーンによって使用するヘアフレグランスの香りを変えると、自身の気分も変えられます。
配合成分で選ぶ
ヘアフレグランスは、含まれる成分をチェックして選ぶのもおすすめです。
ヘアフレグランスには、保湿成分やUVケア成分など、さまざまな成分が配合されています。ご自身のヘアトラブルを解消する成分があるかを確認することが大切です。
また、敏感肌の方はアルコールフリーのアイテムや天然成分を多く含んだアイテムを見てみましょう。ヘアフレグランスは髪に使用するものですが、肌に付くことも考えられるため、不安な方は一度サンプル剤などでパッチテストを行うとよいでしょう。
タイプで選ぶ
先述のとおり、ヘアフレグランスにはミストやオイル、バームなどのさまざまなタイプがあります。これらのタイプのなかから、スタイリングのニーズに合わせてアイテムを選ぶことが重要です。
軽い仕上がりを好む場合はミストタイプ、まとまりのある髪に仕上げたい場合はオイルタイプやバームタイプを選ぶことをおすすめします。
また、高い保湿力を求める方はヘアバーム、広がりを抑えたい方はヘアオイルなど、自身の髪質に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ヘアフレグランスの適切な付け方
ヘアフレグランスには、その効果を最大限に発揮するために6つのポイントがあります。
- 髪を乾かしてスタイリングしたあとに付ける
- バランスよく全体に付ける
- 髪をかき上げたときに香らせたいなら髪の内側に付ける
- 髪が揺れ動くたびに香らせたいなら毛先に付ける
- ヘアミストは少し離して吹きかける
- ヘアオイルは髪がべたつかない量を付ける
順番に説明します。
髪を乾かしてスタイリングしたあとに付ける
香り付けの目的でヘアフレグランスを使用する場合、髪を洗って乾かし、スタイリング後に使用するのが最適です。香りが長持ちし、スタイリングした髪型をヘアフレグランスで崩してしまうことも防げます。
しかし、保湿ケアなどの目的で使用する場合には、ドライヤー前の濡れた髪に使用することがおすすめです。使う目的によって、使用するタイミングを変えましょう。
バランスよく全体に付ける
フレグランスを使用する際は、髪全体に均等に分散させることが重要です。髪の片側だけにヘアフレグランスが多く付いてしまうと、その部分だけ香りを強く感じてしまいます。
やさしくふんわりとした香りを楽しむためには、ヘアフレグランスは髪全体にバランスよく使用することを意識しましょう。
髪をかき上げたときに香らせたいなら髪の内側に付ける
髪をかき上げる動作をしたときに香りが広がるようにしたいときは、髪の内側にフレグランスを付けることがおすすめです。髪の内側は普段は隠れているため、かき上げた際に内側から香りが広がると、相手に印象のギャップを与えられます。
髪の内側に付ける際は、外側の毛を持ち上げて内側の毛に均等にヘアフレグランスが付くよう意識しましょう。
髪が揺れ動くたびに香らせたいなら毛先に付ける
髪が動くたびに香りをふわっと広げたいなら、毛先にフレグランスを付けましょう。この方法は、ロングヘアで毛先が大きく動く方に特におすすめの方法です。
毛先はダメージを受けやすい箇所でもあるため、オイルやバームなどを重点的に使用すると、ヘアケアの目的でも効果的です。
ヘアミストは少し離して吹きかける
ヘアミストを使用する際は、髪から15〜20cm程度離して吹きかけるのが理想的です。髪からある程度離れた場所からヘアミストを使用すると、香りが髪全体に均等に付きやすくなります。
ヘアミストは香水に比べるとアルコール濃度が低いものの、近い場所から付けると髪がダメージを受けやすくなるため注意が必要です。
ヘアオイルは髪がべたつかない量を付ける
ヘアオイルを使用する場合は、少量から始めて髪がべたつかないように注意しましょう。必要に応じて徐々に量を増やしてもよいですが、多く付けすぎると髪が重たく見えてしまう場合があります。
スタイリングの際に軽く自然な仕上がりを目指したい方は、少量に留めましょう。
ヘアフレグランスに関するよくある質問
ここでは、ヘアフレグランスに関してよくある3つの質問に回答します。
ヘアフレグランスを上手に活用するために、疑問を解消しましょう。
ヘアフレグランスの香りを長持ちさせるにはどうしたらよいですか?
ヘアフレグランスの香りを長持ちさせるためには、清潔な髪に適量を使用することが大切です。
清潔な状態の頭皮は香りを長持ちさせるほか、適量を髪全体に付けると香りが髪から均等に広がります。
また、香り付けの目的でヘアフレグランスを使用するなら、乾いた状態の髪に使用することがおすすめです。湿った状態の髪に使用すると香りが蒸発しやすいため、香りを長持ちさせたい場合は乾いた髪に使用しましょう。
ヘアフレグランスを付けすぎたときの対処法はありますか?
ヘアフレグランスを付けすぎてしまった場合は、下記3つの方法を試してみてください。
- ドライシャンプーを使う
- 軽く水で洗い流す
- 軽くブラッシングする
シャンプーとヘアフレグランスは併用できますか?
シャンプーとヘアフレグランスは併用可能です。ただし、シャンプーの香りとヘアフレグランスの香りがぶつかり合わないように、以下3つの点に注意してください。
注意点 | 概要 |
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香りを調和させる | シャンプーとヘアフレグランスの香りの相性がよいものを選ぶ |
シャンプーの香りが軽いものを選ぶ | シャンプーは香りが軽いものを使用し、ヘアフレグランスの香りを際立たせる |
香りが強いシャンプーの場合は控えめに付ける | シャンプーの香りが強い場合は、ヘアフレグランスを控えめにしたり無香料のヘアフレグランスを選ぶようにする |
これらのポイントに注意すると、シャンプーとヘアフレグランスを併用しながら楽しめます。
髪にヘアフレグランスを使用しながら毎日を彩りましょう
ヘアフレグランスにはさまざまな種類や香りのものがあり、そのなかからご自身に合ったものを選ぶことが大切です。この記事でご紹介したポイントを参考にしながら、お好みのアイテムを見つけてください。
また、付け方を意識することで、効果を最大限に発揮できます。ヘアフレグランスの正しい付け方や使用方法に気を付けて、やさしくふんわりとした香りを楽しみましょう。