この記事では、ハンドクリームのおすすめの選び方をご紹介します。
乾燥する季節になると、顔や身体の肌トラブルの中でも、特に手荒れが気になってくる方も多いかと思います。乾燥は手荒れの大きな原因であり、しっかりと保湿ケアすることが大切です。
この記事では、手荒れの原因やハンドクリームを正しく使用する方法、効果的なケア方法をご紹介します。本格的に乾燥が気になる季節に向けて手をしっかりとケアしたい方は、ぜひこの記事を最後までお読みください。
手が荒れてしまう4つの原因
ここでは、手荒れの主な4つの原因をご紹介します。
順番に見ていきましょう。
手洗い・水仕事による乾燥
長時間水に触れていると、手荒れの原因になります。
皮膚の角層は、"皮脂膜"と呼ばれるもので守られています。皮脂膜は皮脂と汗などで構成され、お湯や洗浄成分で取れてしまいます。皮脂膜が取れると、角層が外部からの刺激を受けやすく保湿成分を失いやすい状態になり、手荒れが起きやすくなります。
頻繁に手洗いをする方や皿洗い・洗濯などの家事で手が水に触れる機会が多い方は、乾燥に注意が必要です。
アルコール消毒による乾燥
消毒などに利用されるアルコールは、油脂を除去する力を強く持っています。
皮脂膜は皮脂を含んでいるため、アルコール消毒をすると皮脂膜のコーティングが取れ、さらにアルコールが揮発するときに水分を奪ってしまいます。
皮脂膜とその下にある角質層は、体内から水分・油分が蒸発してしまうことを防いでおり、この働きが皮膚のバリア機能です。しかし、頻繁にアルコール消毒をすると、本来は時間の経過で元に戻る皮脂膜が再生されず、皮膚のバリア機能が低下して手荒れにつながります。
冬の乾燥
空気の乾燥は、手だけでなく身体全体の肌トラブルにつながります。特に湿度が低く乾燥しやすい冬は、手荒れをはじめとした肌トラブルが起こりやすい季節です。
手が乾燥した状態が続くと、ささくれができたり手の表面がかさかさと粉を吹いたりします。この状態が続くとかゆみが現れ、湿疹が起きるケースがあります。
また、冬場は多くの方が長時間温かいお湯に触れがちです。冬場はお湯に触れる時間が他の季節より長くなりやすく、水による手荒れも起こりやすい季節といえます。
化学物質へのアレルギー反応
手は他の部位と比べて、洗剤や薬剤などに触れやすい場所です。洗剤や薬剤に含まれる化学物質によってアレルギー反応が起こり、手が荒れるケースがあります。
皿洗いや洗濯などで洗剤を利用する場合や仕事で薬剤を使用する場合など、長時間化学物質に触れる際には注意が必要です。これまでにアレルギー反応が出た経験がある方や皮膚が元々弱い方などは、手荒れの原因がこれらの化学物質である可能性が高いかもしれません。
使用している洗剤や薬剤の成分を確認し、必要に応じて皮膚にやさしいものへ変えましょう。
ハンドクリームの選び方を肌荒れのタイプ別にご紹介
ここでは、肌荒れのタイプ別にハンドクリームの選び方をご紹介します。
順番に見ていきましょう。
乾燥で皮膚がカサついている方の選び方
乾燥した肌には、保湿系のハンドクリームが適しています。
保湿成分として挙げられるのは、グリセリンや乳酸、ピロリドンカルポン酸ナトリウムや尿素などです。これらは、皮膚を乾燥から守って水分を与える吸湿性が高い水溶性成分で、"ヒューメクタント"とも呼ばれています。
皮膚の保湿には、水分・天然保湿因子・皮脂・細胞間脂質が関係しています。スキンケア用品などは、この4つのバランス(モイスチャーバランス)を保つために、水溶性成分(ヒューメクタント)と油溶性成分(エモリエント剤)が程よく配合されています。
ハンドクリームは、モイスチャーバランスが考慮されたものを選びましょう。
皮膚が薄くなりひび割れやあかぎれがある方の選び方
ひび割れやあかぎれがある方には、ビタミン系のハンドクリームがおすすめです。
ひび割れやあかぎれは、空気の乾燥や皮膚の水分・油分・栄養が不足することによって発生します。そのため、ハンドクリームは水分や油分とあわせて、栄養を手の皮膚に与えられるものを選ぶことがポイントです。
肌に必要な栄養としておすすめの成分が、血行を促し肌に必要な栄養素を補給するビタミンEや肌荒れをケアする抗炎症成分、バリア機能を高めるセラミドなどです。
ビタミンCは、皮膚のターンオーバー促進やコラーゲンの生成など、肌の再生を助ける多くの役割を持ちます。
皮膚がゴワゴワしている方の選び方
皮膚がゴワゴワしている場合には、尿素系のハンドクリームがおすすめです。
尿素には、皮膚の角質をやわらかくしたり皮膚を保湿したりする効果があります。尿素が含まれたハンドクリームは肌をやわらかくして、同時に不足した水分を補えます。
ハンドクリームの適切な付け方4ステップ
ここでは、ハンドクリームを正しく塗る4つのステップを解説します。
それぞれ見ていきましょう。
STEP1.ハンドクリームを手の甲に適量とる
ハンドクリームを塗る際には、まず手の甲にクリームを出しましょう。
このときの目安量は、"人差し指の指先から第1関節までの長さ"が適切です。手荒れが酷いときは、指先から第2関節までの長さにしてみましょう。
STEP2.両手の甲を重ねて温める
両方の手の甲を重ねて、手の甲に出したハンドクリームを温めましょう。
ハンドクリームを体温と同じくらいに温めると、その後肌になじみやすくなります。全体に塗り拡げる前に、一度手の甲を使って温めましょう。
STEP3.手の甲全体に広げる
ハンドクリームが温まったら、そのまま手の甲全体に塗り広げます。
クリームがやわらかくなれば、固形のクリームからまるでオイルやミルクに近いテクスチャーとなり、指先などへ広げやすくなります。温めたクリームがなじみやすくなるように、一度手の甲を使って広げましょう。
STEP4.手指全体に塗り込む
やわらかく滑らかなテクスチャーにしたクリームを、手の甲から指先や手のひらに伸ばしていきます。
ポイントは、指の付け根から指先に向かってハンドクリームを伸ばすことです。また、爪周りや関節のシワにも丁寧に塗り込み、細かい箇所の乾燥を防ぎましょう。
クリームを塗る際には、どうしても指の表と裏ばかりに意識が向きがちですが、指の側面も忘れてはいけません。両手を使って側面までしっかりと擦り込み、指の隅々まで保湿しましょう。
ハンドクリームを付けるタイミング
ハンドクリームは、付けるタイミングも重要です。
ハンドクリームを付ける最適なタイミングは、手肌に乾燥を感じたときです。
特に、手を洗った後や水仕事の後がおすすめです。これらのタイミングは、水に触れたばかりで肌が乾燥しやすく、何もケアせずに空気に触れると、手荒れの悪化に影響します。
また、日中にこまめに付け直すことが難しい方には、夜おやすみ前に集中的にケアすることがおすすめです。マッサージしながらハンドクリームを手に塗れば、リラックス効果を得ながら手を保湿できます。
SHIROでおすすめのハンドクリーム
SHIROでは、より保湿力が高いハンド美容液をご用意しています。
SHIROのハンド美容液にはホホバオイルやがごめ昆布、ガーナシアバターなどの保湿力が高い成分を配合しており、水分をたっぷりと補給しながら肌にうるおいを閉じ込めてくれます。
みずみずしいテクスチャーで肌になじみやすく、手の乾燥や手荒れをしっかりとケアしてくれる点が特長です。
製品名 | ハンド美容液(チューブタイプ) |
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価格(税込) | 3,300円 |
内容量 | 55g |
香りの種類 | サボン、ホワイトリリー、ホワイトティー、キンモクセイ、アールグレイ |
※2023年12月現在
容器はチューブタイプで、最後までしっかりとご使用いただけます。
ハンドクリームに関するよくある質問
ここでは、ハンドクリームに関するよくある質問をご紹介します。
それぞれお答えします。
ハンドクリームの保湿効果を高める方法はありますか?
ほとんどのハンドクリームには油分が多く含まれており、手肌が水分を多く含んだ状態で使用すると保湿効果を期待できます。
そのため、化粧水や乳液と併用するとより効果的です。
ハンドクリームは2種類以上使い分けてもよいですか?
ハンドクリームを手荒れの原因に応じて使い分けることで、より高い効果を期待できます。
ハンドクリームは一般的にビタミン系・保湿系・尿素系などに大きく分類され、それぞれ手の悩みや症状に合わせて選ぶことが大切です。この記事でご紹介した選び方を参考にしながら、そのときのトラブルに応じて使い分けてみましょう。
ハンドクリームをプレゼントする際はどうやって選ぶのがよいですか?
ハンドクリームをプレゼントする際には、特に香りを意識しましょう。
香りがあることで、保湿効果以上に癒しを感じてもらえます。
しかし、香りが強すぎて相手の好みに合わない場合、せっかく渡したプレゼントでも気に入ってもらえないことも考えられます。
サプライズで渡そうと考えている方には、控えめで万人受けするような香りのものを選ぶことがおすすめです。一方で、香りに強いこだわりがある方にプレゼントする場合は、事前に好きな香りの種類を確認しておくことをおすすめします。
ハンドクリームは肌荒れのタイプに合った選び方を意識しましょう
乾燥しやすい冬には、ハンドクリームなどで手荒れをケアすることが重要です。ご紹介したハンドクリームの選び方や付け方を参考に、手をしっかりと保湿しましょう。
また、ハンドクリームは付ける頻度やタイミングも大切です。付けすぎはよくありませんが、乾燥が気になったときに塗って手荒れを防止しましょう。