この記事では、香水の使い道やアレンジ方法を紹介します。
夏はレジャーやスポーツ、旅行など楽しいお出かけの機会が増え、お出かけのときに「香りでおしゃれをしたい」と思う方もたくさんいらっしゃるかと思います。
しかし、夏の暑さでかいた汗と香水が混ざってしまい、香りが変わってしまうことが気になります。
また、蒸し暑い夏は湿気の影響で香水の香りが重くなってしまうため、普段と同じ量を使うと香りが強くなりすぎる場合があります。
この記事では、夏にぴったりの香水の付け方やおすすめの香水をご紹介します。
香水は季節によって付け方を変えることがおすすめ
同じ香水でも夏と冬では香り方が異なるため、香水は季節によって付け方を変えることがおすすめです。
香り成分は気温が高いほど広がりやすく、湿度が高いほど空間に長くとどまりやすい性質があります。蒸し暑い夏に冬と同じ感覚で香水を付けると、予想以上に強い香りになる恐れがあります。
季節によって香水の付け方を変えることがおすすめな理由を、より詳しく解説します。
季節によって付け方を変えるのがおすすめな理由
香水は気温や湿度によって香りが変化するため、同じ香水でも季節によって付け方を変えるのがおすすめです。
具体的には、季節に合わせて香水を付ける量や場所を調整することが重要です。
気温が高い夏は香り成分が広がりやすいため、心地よい香りにするためには、香水を普段より少なめに付けることをおすすめします。
冬の乾燥した空気のなかでは、香り成分が空間に長くとどまりにくいため、少し多めに付けることがおすすめです。
また、湿度の高い季節には、香りが長く続くことを考慮して香水を付ける量を調節してください。
夏におすすめの香水の付け方
香水には、周りの方々によい印象を与え自分自身も香りに癒される効果がありますが、付け方によっては逆に不快感を与えてしまう場合があります。
よい印象を与えられる夏におすすめの香水の付け方をご紹介します。
香水を効果的に使用し、周りの方によい印象を与えるためにぜひ参考にしてください。
汗を拭き取ってから付ける
香水を付ける前には、しっかりと汗を拭き取ることが重要です。
汗は水分と一緒に皮脂や雑菌を含んでおり、これらが香水の香りと混ざると本来の香りが変わってしまう場合があります。
本来のよい香りを楽しむために、タオルやティッシュなどで汗を丁寧に拭き取りましょう。特に首元や手首、耳の後ろなど、香水を付けるポイントが汗で濡れているときは注意が必要です。
少なめを心がける
夏に香水を付けるときは、少なめの量を心がけましょう。
夏は香水の使用量に注意が必要です。気温や湿度の影響を受けて、香りの広がり方や持続時間が変わります。気温が高いほど香りが広がりやすく、湿度が高いほど香りが持続するため、夏は秋冬と比べて少ない量の使用がおすすめです。
香りを強く感じやすく不快感を与える恐れがあるため、雨の日など香りが重たくなりやすい状況では、使用量をさらに減らすことが重要です。
香りを最大限に楽しむために、夏に香水を付けるときは少なめの量を心がけましょう。
擦り付けない
手首にプッシュした香水を両手首で擦り合わせるように付けることは避けてください。
擦り付ける方法では香りの粒子が潰れてしまい、調香されている香水の香りが台無しになる恐れがあるからです。香りをより長く楽しむためには、擦らずに皮膚に香水をしっかりと乗せるほうが効果的です。
本来の香りを楽しめる香水の付け方は、手首や耳の後ろ、首筋などの"パルスポイント"に香水を少量プッシュし、そのままにしておくことです。パルスポイントは血液循環がよく体温が高いため、香りが立ちやすくなります。
香水をプッシュしたあとは、軽く肌になじませる程度にとどめましょう。
ふんわりと香らせる
香水を付けるときは付けすぎに気を付けてください。特に、夏は香りが伝わりやすい季節のため、身体の複数の部位に香水を付けると少量でも香りが強くなる傾向があります。
1〜2プッシュを太い血管が通る部位に、香りをふんわりと漂わせるイメージで付けましょう。
初めて香水を付ける方には、香水を付けた指先で軽くタッチするなどして付ける量を控えめにすることをおすすめします。
夏におすすめの香水を付ける場所
香水本来の香りで周囲の方々を心地よい気持ちにするために、夏におすすめの香水を付ける場所をご紹介します。
順番に説明していきます。
汗をかきづらい場所
夏は、蒸れにくい場所や汗をかきづらい場所に香水を付けることをおすすめします。
蒸れやすく汗をかきやすいひざ裏や首元などは避けましょう。
ふんわり香りを楽しみたいときは香水を足首に付けることがおすすめです。香りが軽いコロンなどの香水を付ける場合は、腕に付けると香りをしっかり感じられます。
鼻から離れた場所
鼻から離れた場所に付けると、周囲も自分も心地よい香りを感じられます。
顔まわりの香りが強すぎると鼻が香りに慣れて麻痺してしまい、適切な量の調節が難しくなる場合があります。顔まわりに香りを付けたい場合は、耳の裏側や首の後ろに香水を付けることがおすすめです。
耳の裏側や首の後ろは鼻から離れているため、周囲に強い香りを漂わせず、自分自身も鼻を麻痺させずに適切な量を使用できます。
夏におすすめの香り
ここでは、夏にぴったりのフレグランスをご紹介します。
夏向けの香水の多くは、高温多湿な日本の気候に合う軽やかでフレッシュな香りで、1日中涼しく爽やかな気分を保てます。
夏の季節にふさわしい香りを選び、リフレッシュしましょう。
サボン系の香り
サボン系の香りは、清潔・清楚・優しさなどの好感が高い印象を与えます。
サボン系の香りの香水は、石鹸の香りに加えてほのかに甘い香りやみずみずしい香りで周囲からの印象をよくしてくれます。
石鹸の香りは日常的に身の回りに存在するため、初心者の方でも付けやすい香りです。
個性的な香りも魅力的ですが、香水初心者の方は石鹸の香りの香水からスタートしてみてください。
マリン系の香り
マリン系の香りにはさまざまな種類があり、それぞれ個性的な香りを楽しめます。
- 海の潮を思わせる香り
- スイカやメロン、キュウリなどの瓜の香り
- オゾン系で爽やかな香り
マリン系の香りは爽やかさと明るさを感じられ、夏の清涼感を演出してくれます。
フルーツ系の香り
フルーツ系の香りは果物の甘さや酸み、みずみずしさが楽しめる香りです。果物の甘さと爽やかさには、気分や雰囲気を明るくしてくれる効果や若々しく明るい印象を与える効果があります。
イチゴやピーチ、マンゴー、グレープフルーツなど、さまざまな果物の香りがフルーツ系の香水に使用されます。
これらの果物の香りは、そのままの自然な香りやさらに甘くアレンジされた香りとして再現される場合が一般的です。
フルーツ系の香りは、周囲の方々にポジティブな印象を与え、好感を持っていただきやすい香りです。
シトラス系の香り
オレンジやレモン、ベルガモットなどを代表とするシトラス系の香りは、爽やかな酸みとほのかな甘みが男女問わず人気です。多くの方になじみ深いシトラス系の香りは、日常使いの香水に適しています。
また、シトラス系の香りには、夏の暑さで疲れた頭をすっきりクリアにしてくれる効果があります。
柑橘類は太陽によく似合うイメージがあり、夏にぴったりの香りです。その爽やかさと清涼感は、暑い季節の気分転換にも最適です。
夏におすすめのSHIROの香水・ボディミスト
付けるたびにリフレッシュできる、夏向けのSHIROの香水を厳選しました。
夏にぴったりのSHIROの香水・ボディミストをご紹介します。
サボン ボディミスト
製品名 | サボン ボディミスト |
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価格(税込) | 1,980円 |
内容量 | 100mL |
おすすめポイント | ボディミスト同士やオードパルファンとの重ね付けもおすすめ |
※2023年8月現在
SHIROのボディミストは、夏にぴったりなサボン系のやわらかい香りがふんわりと香る点が特長です。
サボン ボディミストは香りが強くなく、普段香水を付けない方でも気軽に試せます。
また、保湿成分が入っているボディミストなら1本で香り付けと保湿ができるため、手軽に持ち歩き外出先で付け直せます。香りを楽しみながら肌をしっかりと保湿できるので、ぜひ一度お試しください。
PARISIAN SHIRT オードパルファン
製品名 | PARISIAN SHIRT オードパルファン |
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価格(税込) | 11,203円/16,005円 |
内容量 | 50mL/100mL |
おすすめポイント | 爽やかなシトラスと潮の香りが漂ってくる |
※2023年8月現在
『SHIRO PERFUME』はジェンダーニュートラルな香りで、世界各国のパフューマーの記憶から生まれた12通りのストーリーが込められています。
この香水は、ドラマティックな香りでありながら、誰もが違和感なく使用できるという点が特長です。
また、水を一切使用せず、代わりに徳島県の木頭柚子の蒸留水が配合しています。木頭柚子はその鮮やかな香りで知られており、パフューマーが厳選した香料と組み合わさって、より深みがある香りを引き立てています。
夏の香水の付け方に関するQ&A
夏の香水の付け方に関するよくある質問に回答し、暑い季節に香りを楽しむためのヒントをお届けします。
順番にお答えするので、疑問の解消にお役立てください。
夏に香水を足首に付けるのは効果的ですか?
夏に香水を足首に付けるのは効果的です。
夏は"汗をかきにくく、乾きやすいところ"もしくは"鼻との距離が遠いところ"に香水を付けるのがポイントです。さらに香り立ちを軽くしたい場合は、腰から下に付けてください。
足首はこれらの条件を満たしているため、香水を付ける箇所として特におすすめの場所です。
一方で、汗をかきやすく乾きにくい脇下やお腹、太もも、ひざ裏などの部位に香水を付けることは避けましょう。
体温が高い方向けの香水の付け方はありますか?
体温が高い方向けの香水の付け方には、いくつかのポイントがあります。
体温が高い方には、軽めの香りがおすすめです。暑い日には香りが強すぎると不快に感じる場合があります。軽やかで爽やかな香りを選ぶことで、暑い季節でも香水を楽しめます。
また、体温が高い方は、体温が平均的な方と同量の香水を付けても香りをより強く感じる傾向があるため、香水を付ける量にも注意しましょう。
夏にスポーツするときに香水を付けても問題ありませんか?
汗は香りの大敵であり、夏にスポーツをする際に香水を付けることはあまりおすすめできません。
スポーツをして大量の汗をかくと、汗の臭いが香水の香りと混ざり合い不快感を与えるケースが考えられます。屋内スポーツや密閉された場所でのスポーツでは、特に注意しましょう。
夏の香水の付け方は他の香りと混ざらないように注意しましょう
ジメジメした季節を爽やかに過ごすためには、夏向けの香水を選ぶことが重要です。
夏は特に汗をかきやすい時期であり、汗の臭いを隠すために香水を使うと汗の臭いと香水の香りが混ざり合った不快な香りを身に纏うことになります。
夏には、生命力に満ちたフレッシュな香りや爽やかなサボン系の香りなどの軽やかな香りを選び、シーンに合わせた付け方で楽しみましょう。