素材のちからで肌をたっぷりと潤すフェイスマスクシリーズに、このたび新たにSHIROの素材に加わった“日高昆布”を使った、『日高昆布フェイスマスク』が新登場します。
既存のフェイスマスクに使用している素材のひとつである“がごめ昆布”は、昨今の温暖化による気温の上昇や、雨不足などによる海水温度の上昇により、年々水揚げ量が減少しています。
収量の減少により、『がごめ昆布フェイスマスク』を安定的に皆様にお届けすることが難しい状況が続いていたとき、私たちは新たな素材“日高昆布”に出会いました。
日高昆布には、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれており、中でも肌本来のちからをサポートする、ビタミンAの含有量が高いとされています。そんな日高昆布から抽出したエキスは、さらりとした軽やかなテクスチャーながら、保水力が高いのが特徴。糸を引くほどの強いとろみをもつがごめ昆布とは、また違った使用感を存分に楽しんでいただきたくて、何度も試作を重ねました。
そうして誕生したのが、『日高昆布フェイスマスク』です。
エキスをたっぷり含んだシートを肌にのせた瞬間、素材そのままのやさしい香りが広がり、肌がたっぷりの水分で満たされていくのを感じていただけます。まるで水の中をたゆたうような心地よさに包まれながら、かけがえのない地球の恵みに、思いを馳せていただけたら嬉しいです。
2025/9/1(月) | SHIRO Membership Program「FAST RESERVE(新製品先行予約)」SHIRO オンラインストア(10:00)開始 |
2025/9/4(木) | SHIRO オンラインストア(10:00)、SHIRO 全国直営店舗にて発売 |
STORY

『日高昆布フェイスマスク』が生まれたのは、既存のフェイスマスクに使用している素材のひとつである、がごめ昆布の水揚げ量が減少したことがきっかけです。
製品はつくりたいけれど、素材を無理にかき集めることはしたくない――そう考えあぐねていた矢先、私たちは日高昆布に出会いました。
SHIROが日高昆布と出会った背景には、ある学生起業家の存在があります。
彼女の名前は、大砂百恵さん。「北海道広尾町で、浜を埋め尽くすほどの日高昆布が打ち上げられている」と大砂さんからご連絡をいただいたことから、この素材の魅力を最大限に引き出す製品をつくるという、新たな挑戦がスタートしたのです。
大砂さんは北海道の稚内生まれで、曾祖父が昆布漁師だったことから、自身のアイデンティティに紐づく昆布の可能性に着目し、昆布を起点とした循環型社会をつくる企業「e-Combu」を大学在学中に立ち上げました。
「将来は宇宙に行くのが夢」と語る大砂さん。高校時代にスペースシャトルを見るためアメリカに留学した際に、街中でホームレスの男性に声をかけられ、彼らの置かれている現状を目の当たりにしたことが、彼女を起業に奮い立たせるきっかけになったと言います。
「自分のエゴかもしれませんが、このまま宇宙に行っても、地球を心からきれいだと思えない気がしたんです。何かひとつでも社会課題を解決して、地球にとって良いことをしてから、宇宙に行って地球を眺めたい。そんな夢が自分の中に加わりました」

大学に入るとすぐ、大砂さんは起業や社会課題などについて学び始めます。そして、“身近なところにある、もったいないものを減らしたい”という想いから、幼い頃から目にしていた、浜に打ち上げられた昆布に辿り着きました。今年に入ってからは広尾町の漁村に根を下ろして、地域の漁師さんたちが浜で拾い集めた、市場では適正価格で買い取ってもらえない昆布を社会に繋げる取り組みをされています。
SHIROが分けていただいているのは、そのe-Combuさんと広尾の漁師さんたちの取り組みから生まれた昆布です。昆布を細かく粉砕するとエキスを抽出しやすくなるので、粉砕加工の技術を持つe-Combuさんが、その作業も担ってくださっています。
今後も、昆布のポテンシャルを食以外で引き出す、さまざまな方法を模索していきたいと大砂さんは語ります。そして、その先にはこんな夢も――「海の生態系を守るために、昆布はたくさん生えていて欲しいですし、昆布の保全や養殖が進んで、いつか私が宇宙に行ったときに、そこから昆布の漁灯が見えたら最高ですね」。
“e-Combuは、限りある資源をどう活かすかを考える会社”と話す大砂さん。浜に打ち上げられた広尾産の日高昆布を無駄なく使い、スキンケアという新たなかたちで循環させていく。そんな、より良い未来をつくりたいという共通の想いが、私たちを結びつけてくれました。
こうして生まれた『日高昆布フェイスマスク』が、皆様の日常を彩る新たなアイテムとなることを、心から願っています。
PARTNERS

北海道広尾町
e-Combu
SHIROの製品に使用する日高昆布の粉砕加工を担ってくださっているe-Combuさんは、学生起業家によって設立された、限りある資源を活かし、海藻を起点とした循環型社会の実現を目指す企業。特に、浜に打ち上げられたものや、通常であれば廃棄されてしまう昆布を有効活用することで、地域の漁師さんたちとともに“もったいない昆布”に新しい価値を与え、未来へ繋ぐ取り組みをされています。

北海道広尾町
広尾の昆布漁師さんたち
広尾町では、1808年頃の文献にも昆布が産物として記録されているなど、古くから昆布漁が地域の暮らしを支えてきました。中でも特徴的なのが「拾い昆布漁」と呼ばれる漁法です。これは、浜に自然に打ち上げられた昆布を拾い集めるもので、新たに海中の昆布を刈り取ることがないため、漁獲圧をかけない持続可能な漁法として知られています。
※『がごめ昆布フェイスマスク』の今年度の販売は、現在のご用意数限りとなります。『がごめ昆布フェイスマスク』以外の、がごめ昆布を使用した製品につきましては、現時点でラインナップ変更の予定はございません。