2026/06/16

2026年6月23日(火)韓国・坪村のロッテ百貨店に
「SHIRO LOTTE DEPARTMENT STORE PYEONGCHON」がオープン

2026年6月23日(火)、安養(アニャン)市の中心地に位置するロッテ百貨店坪村(ピョンチョン)店の1階に韓国4店舗目となる「SHIRO LOTTE DEPARTMENT STORE PYEONGCHON」をオープンいたします。
坪村は、ソウル近郊の洗練されたベッドタウンであり、健やかで丁寧な生活を愛する生活者が暮らす、息づかいの美しい「日常の街」です。
地域の皆様がふと立ち寄り、毎日使いたいものを見つけられる場所として、スキンケアやメイクアップに加え、フレグランスやホームアイテムまで、暮らしを豊かに彩る製品を展開します。

日本で培った想いをつなぐ、韓国で取り組む持続可能なものづくり

2025年4月、SHIROの韓国初となる路面店「SHIRO Seongsu」にはじまり、新店をオープンするたび韓国文化への理解を深めていくためにフィールドワークを重ね、少しずつソウル以外の街へも足を伸ばし始めています。そんな中、伝統家屋・韓屋(ハノク)が今なお多く残るエリア・北村(プクチョン)で韓紙(ハンジ)と出会いました。素材を求めて全州(チョンジュ)のつくり手を訪れ、つくる工程や和紙との違いなどを教えていただく中で聞いた「家具の仕上げとして活用することが理にかなっている、そして何より使い続けることが伝統を守ることにもなる」という職人の言葉に共感し、新たなお店づくりの素材として考えるようになりました。日本でもこれまで、さまざまな産業に従事する方々と出会い、実直に自然と向き合う彼らの想いをものづくりやお店づくりを通じて、お伝えしてきました。今回の韓国での出会いからも、SHIROの想像力は膨らみ、掻き立てられています。

お店づくりの素材01
「一千年生き続ける紙」といわれる素材「韓紙(ハンジ)」

韓紙は別名 「百紙(ペクジ)」とも呼ばれます。これには、1枚の韓紙が完成するまでに「職人が99回手をかけ、100回目に使う人の手へと渡る」という意味が込められています。繊維を手でちぎりながら重ねあわせ、紙の表面をならさずに素材の特徴を際立たせるように仕上げました。「植物の命を紙に移す」という染め作業も、時間と職人の技の積み重ねで成り立ちます。こうしていくつもの工程を経て生まれた紙だからこそ、“一千年生き続ける紙”とも言われているのです。
そんな染色韓紙を何枚もつなぎあわせ、什器の側面や扉に。美しさだけではない実用的で強度ある素材として使用していきます。

植物染料で染めた韓紙
植物染料で染めた韓紙は、時間とともに徐々に深い琥珀色への変化していく美しさがある。
作業

(左・中央)楮の枝を柔らかく蒸し上げ、冷めないうちに手作業で、丁寧に外皮を剥ぎます。真冬の寒い時期に行われることが多く、指先の力と根気が必要な作業。(右)晋州(チンジュ)の工房にて、韓紙を植物染料にて染めている様子

お店づくりの素材02
紙をつくる過程では、廃棄されるはずだった「木芯(楮ガラ)」

製品カウンターの側面を美しく彩るのは、伝統的な手漉き韓紙を作る過程で、本来であれば廃棄や燃料とされるはずだった「木芯(楮ガラ)」。木肌のテクスチャーをそのまま縦に連ね、1本ずつが真円ではない自然素材の良さを活かし、ありのままの曲線や形状に合わせ、接着剤を使わずに適したデザインへと落としこみます。
そしてそれらを、職人の手仕事へのオマージュとしてカウンター什器へと再生させます。

韓紙の原料となるクワ科の落葉低木「楮」の皮を削り、残された木芯
韓紙の原料となるクワ科の落葉低木「楮」の皮を削り、残された木芯。現在は、それでも余剰する分は産業廃棄物として処理される。

お店づくりの素材03
THE HYUNDAI SEOUL POP UP STOREで使用した木製パレットを再活用

運搬用の木製パレット
運搬用の木製パレット。ウルチロサムガの印刷団地の一角で壊れて路上に山積みになっていたもの

SHIROが廃棄物ゼロを目指すために注力する取り組みのひとつ、お店づくりでは、バージン材を極力使わず世の中にある端材や廃材にクリエイティブを注ぎ、既存の什器を再活用して捨てない、そして新たにつくり出さない工夫をします。
2025年12月に開催したPOP UP STOREでも「借りて返す、そして捨てない」お店づくりに挑戦し、捨てられるはずだった木製パレットをメインカウンターとして活用して、多くの方々をお迎えしました。
その記憶を坪村店へつなぎ、新しい歴史をつくる什器として再利用いたします。「つくる責任」を考え、未来を見据えたお店づくりに、私たちは取り組み続けます。

「借りて返す、そして捨てない」お店づくりに挑戦したPOP UP STOREの什器

2025年12月11日(木)よりTHE HYUNDAI SEOULで1週間開催した「借りて返す、そして捨てない」お店づくりに挑戦したPOP UP STOREの什器

PARTNER

設計を担当したDRAWERSの小倉 寛之さんは、空間デザインにおいて美しさや利便性を追求すると同時に“つくる責任”を意識し、未来を考えたプロダクトデザインやクリエイションを行っています。韓国「SHIRO LOTTE DEPARTMENT STORE PYEONGCHON」以外にも、台湾「SHIRO 誠品生活南西店」や香港「SHIRO K11 Musea」、2024年にオープンした北海道長沼町の一棟貸し宿泊施設「MAISON SHIRO」、そしてSHIROの東京オフィスも設計を担当しています。

PARTNER

小倉 寛之
兵庫県小野市出身。京都造形芸術大学(現 / 京都芸術大学)芸術学部環境デザイン学科卒。cafe co.勤務ののち、2011年インテリアデザイン事務所DRAWERSを設立。循環し、未来につながる創作活動に取り組む。2020年より、クライアントワーク以外の活動をスタート。そして、インテリアデザインを通して、廃材に新たな価値を生み出すプロダクトブランド「wa/ter」の運営も行う。

「SHIRO LOTTE DEPARTMENT STORE PYEONGCHON」
所在地: 경기도 안양시 동안구 시민대로 180 (호계동 1039) 1층
営業時間:月 - 木 10:30 - 20:00 / 金 - 日 10:30 - 20:30
取扱製品:スキンケア・メイクアップ・フレグランス・ホーム

※フロアマップ、定休日につきましては、施設ホームページをご覧ください。
https://global.lotteshopping.com/jpn/store/type?cstrCd=0341