3月28日(土)より、ブランド初となる展覧会「PAY FORWARD —すこし世界をよくするために」を北海道砂川市のみんなの工場で開催。
本展では「ペイフォワード」という考え方を紹介します。
SHIROは、2009年に前身のブランドLAURELが誕生して以来、初となる展覧会「PAY FORWARD —すこし世界をよくするために」を開催します。会場は北海道砂川市にあるみんなの工場です。
展覧会名の「PAY FORWARD」は、「受け取った好意を、その人に返すのではなく、次の誰かへ手渡していく」という考え方を表す言葉です。SHIROの企業理念である「世の中をしあわせにする」という言葉の背景には、自然や人から受け取ってきたものを、次の誰かへと手渡していくという考え方があります。どちらも同じ考え方であり、このことこそ、すこし世界をよくすることだと気がついたのです。
私たちの毎日は、海や森、畑からの恵みや、ものづくりに関わる人たちの仕事によって支えられています。しかし、そのことに想いを巡らせる機会は多くありません。SHIROは、地球の恵み、生産者の方々の想い、地域に根付いた技術を受け取って、製品やお店をつくってきました。私たちは誰に何を手渡せるのか。「世の中をしあわせにする」という企業理念の根底にある、「ペイフォワード」という考えを、展示や音声ガイダンスを通じて皆様にお届けします。
テーマ:すこし世界をよくするために
これまでSHIROは、製品を通じて世の中をしあわせにするためにものづくりを続けてきました。 自分たちが毎日使いたいものを追求することが、皆様の暮らしを豊かにすると信じ、歩んできました。その過程で、私たちは多くの生産者と出会いました。漁師、農家、木こり、猟師。自然と向き合いながら生きる人々の姿勢は、私たちのものづくりに大きな影響を与えています。
そうした価値観を、建築家やデザイナー、フォトグラファーとともに、さまざまなかたちで表現してきました。製品はもちろん、お店づくり、SHIRO PAPER、ポッドキャスト。 さらに、「一般社団法人森を耕す」や、「一般財団法人シロ財団」の設立など、社会へ還元する取り組みも広がっています。私たちの関心は、いまやものづくりの枠を越え、より大きな領域へと向かっています。
しかし、その想いや活動は、十分に伝えきれていませんでした。私たち自身が手探りで進んできたからこそ、SHIROが何を目指しているのかが断片的に映り、分かりづらくなっていたのかもしれません。本展では、SHIROのものづくりを支える素材や生産者、お店づくり、社会への取り組みなどを通して、ブランドの考え方やその想いを立体的に紹介します。この展覧会は、ブランドがスタートして17年目を迎えるSHIROが、変わらず大切にしてきたことや、その信念を今あらためて振り返り、お伝えする機会でもあります。
2026年11月、SHIROは砂川パークホテルをリニューアルオープンします。広がり続けるSHIROの活動。さて、私たちは何をしようとしているのでしょう。それは決して多角化ではありません。これまでの歩みをあらためて見つめ直したとき、ひとつの答えにたどり着きました。 ――私たちは、カルチャーをつくろうとしている。それは例えば、毎朝、森を散歩することがあたりまえになる世界。小さな声に耳を澄ます社会。捨てるところまで想像して、製品や建物がつくられる社会。そんな「新しいあたりまえ」を、次の時代のあたりまえにできたら、と考えています。本展ではポッドキャスト形式の音声ガイダンスを用意しています。来場者は展示を見ながら音声でSHIROの考え方についてより深く知ることができます。
展示内容
本展は、いくつかのテーマで構成されています。みんなの工場内の各スペースを巡りながら、SHIROが今まで紡いできたこと、そして100年先の未来に向けた「ペイフォワード」を想像しながらご覧いただけます。会場では音声ガイダンスを聴きながら、展示の背景や素材やものづくりの考え方を、声による解説とともにお楽しみいただけます。
2026年3月28日(土)よりスタート
2026年4月24日(金)よりスタート
素材と生産者

SHIROのものづくりは、素材との出会いからはじまります。2009年にLAURELを立ち上げた当初は海外の生産者を訪ねて、トルコやガーナを旅しました。しかし、ある日、北海道の道ばたに生えていたヨモギを見つけたことをきっかけに、日本各地の身近な素材へ目を向けるようになりました。現在では、北海道から沖縄まで、生産者と直接交流しながら、素材を受け取っています。SHIROは素材だけでなく、その背景にいる生産者も大切にしています。
お店づくり

SHIROのお店づくりは、カタログから素材を選ぶ一般的な方法ではなく、その土地を訪れ、フィールドワークを行い、地域の歴史や文化を調べるところからはじまります。デニム工場で生まれる落ち綿や、大工の工房で出るおがくずなど、普段は捨てられてしまう素材に新しい役割を見つけ、店舗の内装や什器に活かしています。こうして生まれるお店は、それぞれ異なる個性を持ち、その土地の文化や素材とつながった空間になるのです。
ものづくりの気配

SHIROでは、東京オフィスの「企画」と、みんなの工場の「開発」が、密に連絡を取り合いながら製品開発をしています。開発にはじめての素材が届くと、まず、香りや質感を確かめるところからはじまります。時にはそのまま味わうことも。同じ生産者の素材でも、年ごとに状態が異なるため、毎年あらためて向き合いながら処方を考えます。
開発を担当する中川美由紀は、長年の経験と感覚を頼りに、素材の個性を見極めながら製品を生み出してきました。この展示では、企画と開発が、素材と向き合いながら試行錯誤を重ねる、SHIROのものづくりの現場の気配を紹介します。
SHIROのことば
「世の中をしあわせにすること」「足し算ではなく引き算」「現地現物」。 SHIROには、ものづくりや働き方の中で自然に生まれてきた言葉があります。それらは誰かがつくった標語ではなく、日々の仕事や判断の中で使われてきた、SHIROの文化そのものです。 この展示では、ブランドの考え方や価値観を支えてきた言葉を紹介します。
シロ財団
2025年9月にSHIROは一般財団法人シロ財団を立ち上げました。自然環境や社会と向き合う取り組みを通して、SHIROが目指す未来の姿を伝えます。はじまったばかりでまだ手探りですが、シロ財団の活動内容をお伝えしながら、皆様といっしょに、未来に何を手渡していけるかを考えます。
ぬりえ

来場者が参加できる体験型の展示として、ぬりえのコーナーを設置しています。 子どもから大人まで楽しみながら、自然やものづくりについて考えるきっかけとなるコンテンツです。絵を描いてくれたのは、韓国・ソウルで姉ナ・キさんと妹のナ・キョンスさんのお二人で活動されているtoolpressです。
toolpressとは?
韓国・ソウルを拠点に活動するアトリエ。日常の中で出会うさまざまな「好き」を絵に描き、デザインをし、図案や韓紙、プロダクトへの表現活動を行う。 自然からのインスピレーションとスローライフの美学を大切にしている。
Instagram:@toolpress_and
ランドスケープ

みんなの工場を取り巻く自然環境を紹介します。ここで取り組んでいる、水の循環、食の循環、森の循環について伝えます。この展示は雪が解け、植物が育つ春の訪れとともにはじまります。
ワークショップのお知らせ
4月24日(金)より本展に合わせたものづくり体験ができるワークショップの開催も予定しております。詳細は決まり次第、公式サイトおよびSNSにてお知らせします。
展覧会概要
| 名称 | PAY FORWARD —すこし世界をよくするために |
|---|---|
| 日程 |
2026年3月28日(土) 2026年4月24日(金) |
| 時間 | 10:00〜19:00 |
| 場所 | みんなの工場(北海道砂川市豊沼町54-1) |
みんなの工場:@shiro_sunagawa
SHIRO:@shiro_japan












