北海道愛別町の森 -ヨモギ(エゾヨモギ)-
エゾヨモギは、高さ1~2mにまで成長する大型のヨモギです。体を温め、食欲増進、止血などの作用があると言われており、古くから食用や民間薬として親しまれてきました。その歴史をさかのぼると、ヨモギは「万葉集」や「枕草子」などにも登場し、室町時代には日本の伝統的な和菓子のひとつである"ヨモギ餅"が登場したとされています。現代の日本においても、端午の節句に子どもの健やかな成長を願ってヨモギ餅を食べる風習がありますが、この背景にはヨモギの生命力の強さにあやかりたいという、人々の願いが込められているそうです。このように、日本人にとって身近な植物であるヨモギは、冷え症、腰痛、痔、あせもなどに浴用剤として使用されたり、切り傷や虫刺されに揉んだ葉をつけたりするなどして、人々の生活に寄り添ってきました。