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2022/07/23

<SHIRO STAFF コラム vol.57>
素敵な森、人の物語の1ページをつくること

<SHIRO STAFF コラム vol.57>
素敵な森、人の物語の1ページをつくること

こんにちは。SHIROの保坂です。
今週発売開始した白樺フェイスミストの生まれた意味を知るため、江丹別の山へ行き、木こりの野中さんとお会いしました。
そこでお話しした内容は今東京に帰ってきた私の毎日も、少し変わったような気がするものでした。

白樺フェイスミストを発売するということは、インスタライブでもお話しさせていただきましたが、ワークショップに参加してくださった方、ライブを見てくださる方、製品を手に取ってくださった方すべてが、江丹別の山の未来の登場人物になる、ということだと実感しました。そう思わせてくれたのは野中さんの木こりの仕事の考え方にあります。
彼は、「山を人の集まる場所にしたい。来る人みんなで未来の山をつくる。」と話します。実際に森に来てくれた方とは一緒にデッキをつくったり、薪を割ったりしているそうです。
私はもともと山に行き、自然に触れることが好きでしたが、自然は自分が享受するものと考えていました。そのまま手を触れなければ今あるこの山は永遠に続くものであるような気がしていたのです。
人が食べたいもの、つくりたいもののために、植物や生き物を育て、搾取している。当たり前のことなのに、便利な東京で暮らしていると、その現場を想像することがなかなか難しいと感じています。

SHIROは、世の中をしあわせにすることを理想に掲げ、生産者様たちの捨てられる素材を余すことなく使おうと人との出会いを大切にしています。つくった人の想い、大地の栄養の詰まった素材は、私たち人間にとって必要なものが詰まっているので、食べるだけではなく、肌からも存分に取り入れることで健やかな毎日が送れると信じているのです。
私は、販売促進という立場で、その想いをお客様に伝えようと考えてきました。仕事をする中で難しいと感じるのは、使う人にとってはその想いよりもどんな効果なのか、使い心地なのかという情報が求められているのではないかということでした。だから、正直”香り”のような、想いと使ったときの気持ちがリンクしやすいものの方がお客様へ伝えやすいと感じていました。しかしこれは、私が勝手に別のものだと考えていたのです。
製品を手にした人皆さんにはそれぞれの生活があり、同じように製品にも物語がある。製品の背景で関わる人にも物語があり、関わる人すべてがその物語の登場人物だと気づくことができました。

あの“人の集まる江丹別の森”には、まだ見ぬ未来にもこの山が続くことを願って邁進する木こりさんがいます。健全な山をつくるために切る木を選び、半日ただ歩き回ることもあるそうです。そうして切った木も木材として活用できない枝葉は自分のための薪にすることしかできなかった現実。そんな枝にはまだ栄養が残っていて、春には新芽を出すのです。
その若葉を山の若者たちや、ワークショップに参加してくださったお客様が摘んでくださり、このフェイスミストに詰め込まれています。(緑色は若葉のエキスの色です。)
このフェイスミストを買ってくださったお客様は、江丹別の山で捨てられるか、地面の影をつくり、他の植物の成長を阻んでしまっていた枝葉を価値あるものとしてくれています。 素材や製品を生み出す人だけが価値をつくるのではなく、それを手に取ってくださることで、一つ一つのものに価値を生み出し、そしてそれが健全な山をつくる物語の1ページになっているのです。

そう思うと、何事も自分が当事者のような気持ちになりませんか?
物が溢れる世の中で、それを享受するのではなく、自分が素敵だと感じるものを選ぶことで、そこに価値をつくることができるのです!

SHIROの製品を手にしてくださるお客様は、その想いを伝えようとしていた私の人生の登場人物です。どんな製品をつくろうか頭を悩ませていた企画の、素材をつくる生産者様の、山を守ろうとしている木こりさんの物語にはお客様がいるのだと知って欲しいのです。
そして、一人ひとりの関わり方で一緒に江丹別の森の未来をつくる仲間になってくれる方が増えることを願っています。

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2022/07/09

<SHIRO STAFF コラム vol.56>
サボン、ホワイトリリーと迎える新しい未来

<SHIRO STAFF コラム vol.56>
サボン、ホワイトリリーと迎える新しい未来

こんにちは。SHIROで企画をしている鵜飼です。私は主にフレグランス製品の企画を行っております。
先日ついに、新しくなるサボン、ホワイトリリーの香料が決まったことをリリースでお伝えさせていただきました。
皆さんは香りを試していただきましたか?
入社以来一番頭を悩ませ、緊張と期待で胸がいっぱいになったサボン、ホワイトリリーの香料の検討。今回はどのように考え、こだわったのかお伝えしたいと思います。

私が入社したのは昨年の夏。入社したときには国際機関による規制で、SHIRO人気のサボン、ホワイトリリーの香料を変更しなければならないと決まっていました。そして、何度か試作を繰り返し、今までの香りに近づけようと試行錯誤しているタイミングでした。
そして前職で香りづくりをしていた私に突然この香りを決めるという大きな役割を任されたのです。

そうして始まった香りづくりは当初、今のサボン、ホワイトリリーと香りを近づけることを目標に進めていました。しかしあと一歩のところでどうしても完全に同じにはならず、より素敵な香りにしようと試作を必死に繰り返しました。香りに慣れてくると、それぞれの香りに個性を求めるようになってきて、様々なパターンのサボン、ホワイトリリーの香りを模索しましたが、中々しっくりくるものはありません。この時私は目指す方向を見失ってしまっていたのです。
今まで香りをつくるときは、いつも頭の中で理想の香りをイメージしてつくるのですが、今回の香りはたくさんのお客様に長い間使っていただいた香り。私の”好き”という気持ちだけで決めて良いのかと悩み、社内でも何度も相談をしていました。

そんな中で向き合ったのはお客様からいただいた声でした。昨年いただいた「SHIROあの日のサボン」に寄せられたサボンとの思い出。今回の香料変更にあたってお客様からいただいた、サボンとホワイトリリーの好きなところ、出会い。香りだけではなくて、使ってくれるお客様や、使うシーン、初めて出会ったときの気持ちにも向き合うきっかけとなり、おのずと方向性が見えてきたのです。
2つの香りには、たくさんの方々の毎日があることを実感し、プレッシャーと共に背中を押されるような気持ちになったことを覚えています。家族がかけてくれる声でやる気が湧き出てくるように、皆さんのお声が私のつくる香りとの生活を想像させてくれ、頑張ろうと思えたのです。

そこからこだわったのは、サボン、ホワイトリリーの好きなところとその香りらしさです。
サボンは爽やかさと甘さ、そしてそれらをまとめてくれる優しいまろやかさが特長です。人はなじみのない香りを苦手と感じる人が多いと言います。一方でなじみのある香りだけで構成された香りは若干チープに感じさせてしまいます。
サボンでは、シトラスの爽やかさと、後に残る甘さが共存する複雑さが魅力だと考えました。そこで、トップのシトラスには甘さのあるオレンジを加え、後半の甘さには深みを意識したバランスにしました。皆さんの好きと言っていただいた声が、何を引き立たせば良いのか教えてくれたのです。

ホワイトリリーでは、どんな方向でまとめるべきかが一番の難題でした。華やかさやグリーンっぽさなど少し個性を出した香りをつくってみたのですが、社内アンケートでも、好みが半々で意見が割れてしまうのです。
そこで考えたホワイトリリーらしさとは、上品だけど、清潔感も兼ね備えたフローラルな香り。そこに必要だったのは上品だけどみずみずしさもあるマグノリアの香りでした。そしてやはりキーポイントになるのはリリーの香りです。これらのバランスを何度も検討してできた香りからは、たくさんのリリーの中に、優しいローズやマグノリアなどの白い花々が混ざる上品で清楚な花束をイメージすることができます。

改めて振り返ってみると、お客様の声が香りの目指すべき方向を教えてくれたと実感できます。さらに、焦っていた私を支えてくれたのは、香りを大切に思ってくださるお客様の声でした。本当にありがとうございます。

そして今、元々の香りを目指していた頃には出会えなかった、もっとサボンらしく、もっとホワイトリリーらしい香りをつくることができました。サボンの香りと初めて出会った日のときめき、ホワイトリリーのつくる憧れの雰囲気を存分に表現した香りです。この香りを届ける日ももうすぐ。緊張と共に楽しみな気持ちでこのリリースを迎えることができました。 これから皆さんとつくる未来を彩る存在になることを祈っています。

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2022/07/02

<SHIRO STAFF コラム vol.55>
SHIROで働き、変化する自分

<SHIRO STAFF コラム vol.55>
SHIROで働き、変化する自分

初めまして。SHIROの店頭で販売員をしている磯崎です。私は現在新卒3年目で、採用説明会にも参加させていただいております。
SHIROでは現在新卒採用を進めていますが、新卒でSHIROに入社し、店頭に立つ楽しさを特に実感し始めた最近の私の想いをお伝えできればと思います。

私はコロナ渦真っ只中の2020年4月に入社しました。
就職活動中は、美容専門学校に通っていたこともあり、化粧品業界を中心に企業を探していました。そして、当時は将来的に接客以外にスパに立つなど、自分の学んできたものを生かす環境があること、「世の中をしあわせにする」というミッションの下、様々な角度で“循環”を意識した取り組みがあることを魅力に感じ、ここの環境に身を置きたいと考えました。

入社してから驚いたことに、SHIROでは一人の個人が全社に発信することができる掲示板があります。そこでは接客をする中で学んだ知識や、接客に生かすことができると考えた情報を発信することができます。
この情報発信は、自分一人が接客しているだけでは得られなかった、何百人もの店頭スタッフの知見を得ることができるものだと知りました。先輩たちの発信を読み、接客で使ってみる。そんな毎日の繰り返しを送っていました。
すると、自分自身のことを覚えてくれるお客様ができたのです。一緒に連れてきてくださる赤ちゃんの成長を見守ることができ、接客の楽しさを実感しました。接客とは、物を売るのではなく、その時間を一緒に過ごし、心地よい時間をつくること。頭では分かっていたけど、製品をご紹介しないといけないと考えていた私にとって、お客様の生活の中にSHIROの製品がある喜び、誰かの人生の中に自分が少しでも関係していると、お子さんの成長を見ることで実感したのです。お客様を大切にするということは、丁寧に接客することではなく、製品の情報はもちろん、その方との時間を積み重ねていくということなのではないかと感じるようになりました。

それから、社内で行われている研修のとらえ方も変わったように感じます。素材や生産者さんのことを知ることができる研修のことも、単なる知識としてではなく、製品の背景を覗くような感覚に変化しました。SHIROの根幹にある、素材を余すことなく使うという考えに触れることで、自分自身がSHIROと深く関わっていると感じられるのです。

そしてもう一つ自分の仕事への姿勢が変化した出来事があります。それは副店長になったことがきっかけでした。それまでは、自分の接客のあり方、お客様との関わり方を考えて過ごしていましたが、店頭で働くスタッフの悩み、モチベーションも意識するようになるきっかけでした。それまでの“自分”の範囲が広がった感覚でした。

私は、環境が自分を成長させるタイプの人間です。店頭に立ち、お客様と出会ったことで、接客とは何かをしり、副店長になったことでスタッフを含めて自分自身と感じるように視野が広がりました。
SHIROではその環境をつくることができると思っています。3年目に入った今、やりたいことが広がり、入社して一番ワクワクしています。一緒に未来を切り拓く仲間が増えることが楽しみです。

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2022/06/25

<SHIRO STAFF コラム vol.54>
髪を労わる大切さについて

<SHIRO STAFF コラム vol.54>
髪を労わる大切さについて

こんにちは、SHIRO BEAUTYでスタイリストをしている依田です。
先日初めてインスタライブでヘアケアについてお話しさせていただきました。
皆さん目に見えるスキンケアは日々行っているかと思いますが、ヘアケアもスキンケアのように頭皮や髪に毎日向き合うことがとても大切なのです。
今回はそんなヘアケアに向き合うきっかけをつくれたらと思い、コラムを書かせていただくことにしました。

サロンで働いている中で良く聞く悩みはうねり、パサつき、広がりなどが多いのですが、そのどれもに共通する一番大切なことは、髪の毛をつくる土台を整えることです。
頭皮に特別良いことをしないといけないわけではありません。まずは毎日のシャンプーを正しく丁寧に行うことを意識していただきたいです。スキンケアでもクレンジングが大切だとよく言われていますよね。
ヘアケアでは、洗う前にぬるめのお湯できちんと頭皮の汚れを落とすこと。その後、しっかり泡立てたシャンプーで頭皮を洗ってください。1つヘアケアでこだわるなら?と聞かれたら、迷わずシャンプーをおすすめします。
SHIROのシャンプーの中では、がごめ昆布シャンプーは乾燥や広がりが気になる方に、酒かすシャンプーは栄養がたっぷりの酒かすでダメージやハリ、コシが気になる方にぴったりです。

髪の毛のダメージはまず髪の表面を取り巻くキューティクルの損傷から始まり、その後栄養が出てしまうことでパサつきや切れ毛に繋がります。実はキューティクルは紫外線や摩擦など日常生活でも傷ついてしまいます。
そして何よりも、髪に与えてしまったダメージは皮膚のようにはもとに戻せないのです。
だからこそ健康な髪をつくり、ダメージから守ることがとても大切です。

髪を育てる頭皮が大切。洗うケアが大切。とお伝えしても、なかなか頭皮の不調には気づけませんよね。頭皮にはベタつき、乾燥、凝り、血行不良などがあります。そして疲れや寝不足、ストレスなどの不調が頭皮には表れやすいのです。
しかし、自分で不調に気づくころにはかなり頭皮のダメージが進行していることもしばしば。
ご自身の頭皮状態が気になる方はぜひニーム頭皮セラムを使ってみてください。頭皮が温かく感じたり、ピリピリと刺激を感じる方は頭皮に不調が出始めているサイン。丁寧なシャンプー、頭皮のマッサージや保湿を意識してください。
頭皮のためにアイテムを追加するのはなかなか腰が重いという方。お手持ちのフェイスミストをお風呂上りに頭皮にもつけてください。手軽な保湿も頭皮ケアの第一歩です。
頭皮のニキビなどが気になる方はハーブケアウォーターやラワンぶき化粧水もおすすめです。
頭皮ケアもスキンケアと同じ考えで、きちんと洗って保湿をすること。シンプルなケアで髪の毛はきれいになれるのです。

私たちはそんな皆さんの健やかな頭皮、髪をつくる手助けをしたいと思っています。毎日のケアの見直し方を知るためにサロンがあると考えています。
頭皮はお肌以上に自分で変化に気付きにくい場所だからこそ、その変化に気付くための場所となりたいのです。
自分自身についてもっと知り、今何が足りないのか気付き、そして日々のケアを見直すきっかけになることを願っています。

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2022/06/18

<SHIRO STAFF コラム vol.53>
変化していく自然、自分、そしてブランド

<SHIRO STAFF コラム vol.53>
変化していく自然、自分、そしてブランド

皆さんこんにちは。SHIROのPRを担当している小林です。
私は先日、北海道の江丹別で開催された森のワークショップに参加をしてきました。今日は、そこでの出会いや学びをお話ししたいと思います。

皆さんは白樺の木をご存じですか?
寒く湿度のある地域の山に生える幹の白い木で、母なる木と呼ばれているほど、たくさんの栄養素が含まれています。しかし、北海道出身の者が多いSHIROの社員からは日常にあった木でした。

SHIROは、すながわプロジェクトをきっかけに木こりさんと出会いました。
木こりさんたちはたくさんの植物の力を知っていて、話をしている中で、白樺の新芽を使った化粧品をつくることになりました。そしてせっかくなので、その新芽をお客様たちと採り、木々や山の持つ力を体感してもらいたいと企画したのです。

私はもともと自然と触れる機会が多かったわけではないのですが、いざ森に入ってみると、心がくつろぐ感覚がありました。すながわプロジェクトにもPRとして携わっているのですが、初めて砂川に赴いたときに触れた自然とはまた違う感覚でした。
そして、森を散策するなかで、木こりさんが教えてくださる話はどれも面白いのです。
例えば、重さに耐えきれずに折れてしまった木の枝があります。折れた枝から生えている葉っぱは、上の葉っぱよりも大きいのです。それはたくさんの光を受けるためだそうです。
なんてことない野草の花が咲くのに5年かかること。今は踏まないよう、刈らないよう大切にするけれど、最終的に目指すのは、人が気にせず踏んで歩いてもいいくらいその花が森いっぱいに広がる環境。それが本来あるべき、自然のありのままの姿だということ。木こりさんたちは山が生き続けるために、たくさんの植物が育つよう木を切り、自然とともに生きているのです。
江丹別の山に自生している白樺のほとんどは60~70歳くらいで、今の子供たちが大きくなる頃には朽ちてしまうそうです。それは悪いことではなく、これから間伐した分、光が入り、他の樹木も育つようになることで様々な木が自生する良い山になるのだと教わりました。
今ある自然を守り続けることが自然を守ることだと思っていた私にとって、その山、その環境に合う植物が生えていることが自然だという考えはとても興味深かったです。

人も、その人の魅力を維持することがすべてではなく、環境に合わせて変化します。むしろ変化をすることを良いと思っている方も多いと思います。
言葉では理解していたはずの”循環”の意味を、山の中で話を聞くことでようやく理解できたような気がしました。

参加していただいた皆さまも、森に入ると自由に木に触れ、葉っぱに触れ、その時間を楽しんでいただいているように感じました。
東京にいる間、楽しんでいただけるか不安でしたが、そんな気持ちは必要なく、ただその場所の空気を存分に感じることはきっと皆さんにとっても必要なことだったのだと思います。

帰ってきて数日経った今も、あの不思議な空間のことを思い出します。ありのままの自分をもっと知り、そして変化していくことに身をゆだねる心地よさを想像してしまうのです。

そんな経験をさせてもらえた今、シロのPRとしてやっていきたいこと。
それは自然とともにこのブランドが存在し、自然が変化するように変化するこのブランドのあり方を伝え続けること。そして、あの江丹別の山のように、シロというブランドと関わることで、お客様の心がくつろぐようなものや言葉を生み出していきたいと思っています。

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2022/06/11

<SHIRO STAFF コラム vol.52>
贈り物に詰める想い

<SHIRO STAFF コラム vol.52>
贈り物に詰める想い

皆さんこんにちは。SHIROの相澤です。
私は普段、販促グループの一員として、より多くのお客様に製品を楽しんでいいただくための施策やSNSでの見せ方、店頭のディスプレイなどを考える仕事をしています。

最近では、父の日に向けたギフト提案のオンラインページや、店頭展開を検討しました。今回は、その父の日のおすすめのギフトをどんな想いでセレクトしたのか皆さまにお話ししたいと思います。

実は私は、父ととても仲がいいというわけではありません。高校生のときに思春期だったこともあり、父との会話がぎこちなくなってから、そのまま大学生になるタイミングで実家をでてしまいました。でも社会人になって、たまに母を通して父の様子を聞いた時や、久しぶりに実家に帰った時、なんだか父のことが可愛らしく、そして自分が愛されているんだと感じることが増えました。
そう思うと、父への想いがふつふつと湧きあがってきます。社内にも父親と友達のように仲がいい人、私のように少し距離がある人、尊敬し、今でも頼りになる存在の人がいます。SHIROが提案する父の日のギフトはそんな様々なお父さんとの関係を持つ人たちを想像し、5つのセットを選びました。

中でも私の1番のおすすめは、アイスミント ボディローションとホワイトリリー ボディミストのセット。アイスミントシリーズは毎年夏限定で発売しているSHIROの人気製品です。お父さんにも使いやすい爽快感のあるつけ心地で、つけた瞬間にひんやりクールダウンしてくれます。浴室や寝室に置いて、夏のお風呂上がりにじんわり汗をかいてしまった時に使ったり、寝苦しい夜に首の後ろにつけて快適な睡眠を手に入れて欲しいと思い、迷わず選びました。お父さんが自分のためにケアする姿はあまり想像ができないけれど、そのきっかけをつくるギフトになると嬉しいです。

これと合わせてつかってほしいのがホワイトリリーのボディミスト。私の父世代の男性がつける香りは、マリン系の香りのイメージが強い気がするのですが、柔らかいリネンを思い起こすようなふんわりした優しいホワイトリリーの香りがお父さんからしたらなんだか素敵だなと思いませんか?歳を重ねるごとに優しく穏やかになっていくお父さんのイメージと、優しい香りの印象がぴったりだと思うのです。男女ともに使いやすい香りなので、お母さんと一緒にシェアしてご夫婦で同じ香りをつけても素敵です。

他の4つのギフトも、いろんなお父さんとの関係を想像しながら選びました。
理想のお父さんを想像して選んでみたり、自分のお気に入りをシェアしてみるのも素敵ですよね。毎日使うものを子供からもらったもので特別な時間にして欲しいと願ってハンドスプレーやハンドソープなども選んでみました。

ギフト選びの中で想像してワクワクした気持ちは届きましたでしょうか?
少しでも皆さまがお父さんへの気持ちを伝えるお手伝いができたら嬉しいなと思っています。何を贈っても、きっと喜んでくれるはずですが、自分のお父さんのことを思い出しながら、楽しんで選んでいただけたら嬉しいです。お父さんのことをしっかり考える1日を通して、選んでいる自分までしあわせな気持ちになれる、とっておきの1日になることを願っています。

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2022/06/04

<SHIRO STAFF コラム vol.51>
想像できない自分がきっといるはず

<SHIRO STAFF コラム vol.51>
想像できない自分がきっといるはず

はじめまして。SHIROで進行管理をしている川手です。
ものづくりをしている会社で進行管理とは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実はこの仕事、私が入社してから必要だと感じていた業務で、私がやるしかないと感じるチャンス。
今日は仕事や子育てにもがき、そして変化を楽しんでいる私の想いを聞いてください。

私がシロに入社したのは昨年の8月。子育てで仕事を休んでいた私は、仕事がしたくて居ても立ってもいられず、大好きなシロに入社しました。
そして自己紹介で、何事も整理整頓することが大好きだと話したことが、この進行管理の仕事ができたきっかけでした。
私は学生時代から長い間武道を習っていたこともあり、淡々とてきぱきと物事を進めることを気持ちいいと感じます。そして、意志や覚悟を持って頑張ろうと決めたことにがむしゃらに突き進むようなことが性に合っている気がするのです。
たまに自分自身のことを、古い人間のような気がしてしまうときもあります。しかし改めて考えてみると、そこにやるぞという強い自分の意志があるのです。だからただがむしゃらとは違う、大きな目指す理想像に向かっているのだと自分の中で腑に落ちました。

そんな私の性格と、シロで必要とされている役割が一致して、進行管理という仕事ができたのです。ものづくりをする人が、それに専念できる環境をつくるための仕事。会社の考えに共感して入社した私にとって、まさにやりたい仕事だったのです。
シロでの進行管理の仕事は、実現したい理想に向かってたくさんの人と会話し、調整する日々です。会長の今井の掲げる未来、企画の田﨑がつくりたいもの、そういったものたちを実現するために走り回るのです。
思った理想がなかなか叶わず苦戦する日々を送っているのですが、この仕事は子育てと、似ているような気がします。

子供はいつだって想像を超えたことをします。思った通りにいかないことばかりですが、自分の想像は自分の経験から生まれるもの。そんな経験を優に超える出来事が起きることは今までの自分を変えてくれると感じています。
感情の浮き沈みが少ない私も、子供によって様々な感情を鍛えられているような気がするのです。そして、子育ての中で起こる苦労はどれも、子供への愛情の大きさを思えば大したことがないのです。

私のシロへの想いは、子育てをする中で自分の人生を思い出させてくれたという大切な出来事がもとになっています。
子供への愛情故に自分のために何かを費やすことをすっかりとやめてしまっていた私がたまたま出会ったSHIROのスキンケア。言葉ではうまく説明できないのですが、ブランドのスタイル、使用感、価格帯、そのどれもが当時の私にぴったりくるものでした。
少ない時間の中で、酒かす化粧水を肌につけたとき、忘れていた自分をいたわる気持ち、自分の人生の中に今自分がいるという実感が湧いたのです。

武士のようだった私が、血の通う一人の人間だと改めて自覚したとき、SHIROの感情のこもった製品、コミュニケーションがとても心地よかったことを覚えています。
迷わずシロにやってきた私ですが、このシロへの想いを中心に、理想の世界に向かって走っていきたいと心から思っています。
いつだって己と戦ってきた私にとって、自分のやりたい進行管理という仕事、そして子育てを通して改めて実感した自分の感情、その両方と向き合う環境に初めて挑戦しています。
きっとここで働くということは、今までの私には想像できない未来をつくっていくに違いありません。

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2022/05/28

<SHIRO STAFF コラム vol.50>
未来をつくる仲間たち

<SHIRO STAFF コラム vol.50>
未来をつくる仲間たち

皆さんこんにちは。SHIROの相澤、小美濃です。
今日は、新卒でシロに入社し、2年目、3年目になる私たちがシロで働いて感じることについて話してみました。シロでの仕事を是非覗いてみてください。

「まずは、どうしてシロに入社したのか教えてください。」
相澤
私は、自分が健やかに過ごすために何を選べばよいのが考えることが好きです。そんな中で参加したシロの会社説明会で、「そろばんよりロマン」という話を聞きました。人生を豊かにするために必要なことは、数字だけでは測れない。そんな私の大切にしたい想いがこの会社では実現できると思ったんです。

小美濃
私は、ずっとブランディングがしたいと思っていました。SHIROの一番大切にしている素材へのこだわりが十分にお客様に届いていないように感じ、それをもっとしていきたいと思ったことがきっかけです。

「2人は本社配属希望の中、最初は店舗配属でしたが、どんなことをしていましたか?」
小美濃
入社してまもなく、前年の先輩の相澤さん達が行っていた社内共有を見て、やりたいことを自由にやっていいと教わりました。そこで、今の私ができる社内におけるモチベーションアップをするためには?と考えて、先輩に相談し、お店の開店前にスタッフ同士で、接客の練習や製品について学ぶ朝稽古を企画しました。

相澤
嬉しい!朝稽古はたくさんのスタッフを巻き込んでましたよね。1年目で何かを企画するって、右も左もわからないことが多いけど、私には導いてサポートしてくれた先輩がいました。その先輩の助けを借りながら、仕事をする中で出てくるこうなったらいいなという想いに向き合って、インスタライブの内容を接客にも応用できるようにまとめて共有していました。

小美濃
私も、先輩に助けてもらいながら進めていました。やりたいことを言えるか言えないかがとても大切だと思います。シロはその想いを拾ってくれる人が多いと感じます。

「本社に来てみてどうですか?」
小美濃
社長の福永がいつも言っている「汝なんのためにそこにありや」という言葉の通りだと思う。店舗にいるときはやりたいことに集中できていたけど、本社にきてもっとオールラウンダーにならなければいけないと感じます。自分とか自店舗のことだけでなく、これからはブランドをもっとよくするためにどうしたらいいか考えないといけなくなりました。そんな未来を想像して今の課題を考えて仕事を取り組むようになったことが一番の変化で面白いと感じています。

相澤
やりたいことをなんでも実現できる場所だなと思います。そう思えるようになったのは最近の変化です。そして、本社にいるとアイディアを求められる場所だなと感じます。そんな環境の中で、自分の頭で考えて実行する、その繰り返しなのが楽しいと思います。

小美濃
まさに私もそれを感じました!

「最後に、シロで働くことを通してどんな自分になりたいですか?」
小美濃
私は、好きなことややりがいを感じられることを仕事にして、ワクワクしながら働けるようになりたいです。それによってプライベートも充実して、家族や友達とのしあわせな時間を大切にできる人になりたいです。
そんな人になるために、日々の仕事でいっぱいいっぱいになることもあるけど、自分の気持ちにもっと向き合って自分をもっと知りたいです。まずは目の前に向き合い、自分が今シロにいる理由を考えながら一生懸命頑張りたいと思っています。

相澤
私は最近ようやく、自分が健やかである状態を実現できるようになってきたと感じています。そのきっかけの1つに、やりたい人がその仕事をやるのが1番いい、やりたくなければやらなくていい、という会長の今井の言葉があります。それまでは、誰かが担わないといけない仕事を拾うことばかりを考えていたんです。
これからは、自分らしいやり方で仕事を形にしていきたいと思っています。そして、誰かのしあわせをつくれるような人になりたいです。ブランドに対して貢献するのはこれからだなとワクワクしています。

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2022/05/21

<SHIRO STAFF コラム vol.49>
家族と仕事と毎日

<SHIRO STAFF コラム vol.49>
家族と仕事と毎日

皆さんはじめまして。SHIROの宮崎です。
僕は今ITグループでSHIROのシステムを支える仕事、そして3人の子供の父、少年野球チームのコーチをしています。
今日は僕の毎日をお伝えし、皆さんにシロにはこんな人もいるんだと知ってもらえればと思います。

この1年、シロにはたくさんの仲間が加わりました。全く違う畑からやってきた人も多く、たくさんの新しい取り組み、刺激を受ける日々でした。
僕が入社したのは2018年の1月。当時、ITグループはもちろん、オンラインストアを運営しているオンライングループも存在しておらず、なんとか回していこうと必死な毎日でした。
そんな数年を送り、今の僕は昔からのシロのシステムを知る者として、社内のたくさんの人と関わるようになりました。新たなシステム導入に関わる業務はもちろんなのですが、長く使われているシステムに関わる質問をたくさんいただくのです。
なんといってもシロで働く社員のことが好きな僕は、期待に応えられるようにと喜んで対応しています。実はここだけの話、頼まれた業務で他の業務が遅れてしまうことも多々あります。
しかし、誰かがやりたいことを手伝うことが楽しく、そして仲間と一緒に仕事をすることが嬉しいのです。だからこそ、いつだって仕事の大小を考えません。メルマガをつくることもマウスが動かない相談も大切な仕事です。

このコラムを書くにあたってそんなことを考えていると、気づいたことがあります。
それは、“仲間に頼まれた仕事が僕の成長を促してくれている”ということです。すぐに調べてわからなかったことを質問されることが多く、僕にもわからないことがたくさんあります。
それでも、頼られていることが嬉しく、調べて答えているうちに知っていることが増えたのだと気づきました。

たくさんの仲間が増え、どんどんと自分でやりたいことを考え、提案している姿を羨ましいと思う日もあります。
入社当初は会社を変えようと強く思うあまり、プレッシャーに押しつぶされそうなこともありました。それでも、周りの仲間に聞き、自分で調べ、進んできた毎日、たくさんの温かい仲間がいる僕のシロでの日々は、同じくらい誇らしいと感じています。
そしてそんな大好きな仲間に安心感があると言われることが一番嬉しいのです。

こんな仕事をする昼間を終えると家族の元へと帰ります。
子育てをする毎日は僕ののんびりとした性格とは裏腹に激しいものです。障がいを持つ子がおり、家族は彼を中心に回っています。
不安な日々もありますが、それよりも兄弟の優しさや成長を見えることが何よりも嬉しいのです。家族と過ごしていると、今まで知らなかったたくさんの感情を教えてくれます。

そして僕にとって一番の気分転換は少年野球のコーチです。長男が所属していた頃から、卒団した今も、長男を育ててくれたチームに少しでも恩返しできればと続けています。ここは、自然と大声を出して熱くなれる場所。
色々なことを忘れ、夢中になれる瞬間は、僕の生活にはとても大切です。

どんな自分も本当の自分だと感じています。そしてそれぞれの場所があるからこそ、自分は自分の役割を全うしたいと思えるのです。
誰かのためにできることを探す毎日が教えてくれるしあわせは、僕にとって宝物だと心から思っています。そして、大切な人に囲まれた日々が続くことを願っています。

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2022/05/14

<SHIRO STAFF コラム vol.48>
香りがつくる僕の毎日

<SHIRO STAFF コラム vol.48>
香りがつくる僕の毎日

こんにちは。SHIROの長嶋です。
インスタライブにも度々出演させていただき、話をしていますが、僕はフレグランスが好きで、いろいろなシーンを想像して、使い方を考えるなどして香りを楽しんでいます。
今日は、そんな僕の香りへの想いや楽しみ方についてお話ししたいと思います。

SHIROの入社前からサボンを愛用していて、元々香りは好きな方でしたが、より興味が強くなったのは、11年前と2年前でした。
11年前、僕はSHIROに入社しました。それを機に、パルファンだけではなく、様々なアイテムを使うようになりました。ルームフレグランスで部屋が香りに包まれたり、練り香水を持ち運ぶことで出先でもリフレッシュするなど、生活の中に当たり前のように香りが溶け込んでいたのです。そんな毎日を送るようになると、自分だけでなく周りからも「良い香りがする」と反応してもらえるようになったのです。
単純な嬉しい気持ちとともに、相手の表情が明るくなっていることに気づいたのもこの頃です。それからは、香りを自分のためだけでなく、誰かに届けたいと思い、つける場所やつけ直すタイミングを無意識に考えて挑戦するようになったのです。
そうして生まれた楽しみ方の一つが、「相手の鼻の位置を意識して香りをつけること」です。
ある日、人とすれ違ったときに、そよ風に揺らぐ髪の毛からほのかに、清潔感溢れる香りが漂い、思わず振り返ってしまったのです。「香りは手首と首につけるもの」という固定観念が崩れ、動きに合わせて届けるのも素敵だと知り、楽しみ方の広がりを見せた瞬間でした。

香りを届けたい相手と距離が近づく瞬間はどんなときだろう?
横並びで座る時には、相手の鼻の位置を意識して、女性なら髪の毛にヘアミストを、男性なら肩あたりにやさしく香りを纏うことで、お互いの仲をより近づけてくれるものになるかもしれない、そんな想像も働き、いろいろな場所に香りを纏うようになりました。

そんな中、2年前には世界的に人との接触が閉ざされたことがきっかけで、自分の気持ちは色んな方向に傾きました。見えないものに対する不安。人と会えず部屋に閉じこもっている閉塞感。
今までの“当たり前”が崩れてから、自分が自分らしくいるためには何が必要なのか探す毎日を送っていました。

皆さんは自分が背負う色々なものを脱ぎ捨てて、一番楽になれる瞬間はどんな時ですか?僕の場合は、それが入浴の時間でした。
1日の終わりに一息ついて自分のためだけに時間を使うお風呂の時間。もっとリラックスできる空間を演出したい、そう思ってバスオイルを使うようになりました。そんな中、店頭のスタッフに僕に似合う香りを選んでもらい、出会ったのが、パフュームの「BON WOOD」です。今まで柔らかな香りを選んできた僕にとっては少し挑戦で、でもこの香りに似合う大人っぽさも欲しいと思い始めた頃でした。
そんな出来事が重なり、お風呂の時間を楽しむために思いついたのが “ナイトパフューム”でした。浴槽にお湯を張り、立ち上がる湯気に向かってパフュームを3回くらい噴きかけるのです。香りを含んだ湯気はたちまち浴室全体へと広がり、そこはまるでスパ状態へと変わります。少し渋くて挑戦だと思っていた香りもまろやかに広がり、普段纏わない香りだったからこそ、特別な空間ができました。さらに演出を加えたい僕は、ヒーリングの音楽をかけて浴室のライトをオフにします。
脱衣所のライトがホロホロと入り込むその空間での入浴は、自分の心も体もリラックスでき、また明日頑張ろうと思えるのです。

このように、新しい楽しみ方を見つけることは楽しく、どんどんと想像を膨らませ、楽しみ方を見つけるようになりました。そうしているうちに、自分を支えてくれるものの一つにフレグランスがあることに気が付きました。
誰かに届けて喜んでもらうためのものだけではなく、自分が自分らしく居られるためにも僕には香りが必要だったのです。

触れ合うものや出会う人、そして環境は目まぐるしく変化していきます。
その中で生まれるポジティブな感情もネガティブな感情も、すべて含めて自分です。
自分だけの感情に向き合い、その気持ちを大切にしながらプラスに変換していく。僕の隣には、いつもフレグランスという心強い味方が存在しています。

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2022/04/30

<SHIRO STAFF コラム vol.47>
訪れた人と心をつなぐ場所

<SHIRO STAFF コラム vol.47>
訪れた人と心をつなぐ場所

はじめまして。SHIROの中井です。
SHIROのオンラインサイトを運営しているチームから、初めてのコラムをお届けします。
皆さんはSHIROのオンラインサイトをご覧いただいたことはありますか?
ここには製品情報はもちろん、たくさんのSHIROの想いが詰まっています。もっと便利に、そしてもっと届けたい想いの詰まった、日本で一番のオンラインサイトになることを目指し、日々チームメンバーと奮闘しています。
今日はSHIROのオンラインサイトの目指している未来についてお話したいと思っています。

ものを買うとき、皆さんはどのように選びますか?メイク製品の色、スキンケア製品の効果、そしてもちろん価格が気になると思います。しかし、皆さんが思い出に残っている製品と言われると、別の情景が浮かんでくるのではないでしょうか?
誰がつくったものなのか、誰からもらったのか、その製品の背景にある物語が、製品と皆さんを繋いでいると思っています。SHIROはものづくりにおいて、特に生産者さんとのつながり、お客様との思い出を大切にしています。店舗では、製品についてだけでなく、皆さんの生活の中でその製品がどのように位置するのか想像し、接客をしているのです。
そういった経験をオンラインサイトでも体験できることを目指しています。
日本一のオンラインサイトとは、それぞれの人に寄り添った場所をつくりおもてなしできる場所だと思っています。

僕がオンラインの世界で魅力的だと考えていることは、デザイン性と相互コミュニケーションが両立するというところです。
何かを発信したとき、それを見る人とのコミュニケーションが生まれることで、その人とものの間に感情が生まれると思うのです。なので、製品の情報をのせるときにも、そこにどんな想いが詰まっているのかを伝えようと日々考えています。そんな背景や届ける人との関係を大切にしているというところも僕がSHIROを好きな理由の1つにあります。

その中で個人の考えととても近いものに「エシカルな取り組み」があります。ものを生み出す会社がエシカルを謳うことはとても難しい問題です。ものをつくること自体が誰かの喜びと同時に、どこかの汚染を生み出しているのです。それでも、理想とする未来にむかって立ち向かうそのブランドのスタンスをとても気に入っています。そして、ブランドが取り組むことで、誰かがその課題を考えるきっかけになって欲しいと願っています。

僕の毎日でも、できることは環境を意識していますが、それは小さな良いことの積み重ねというよりも、今の環境問題を解決しなければならないと感じているからです。幼い頃からSFをよく読み、今の時代への課題提起を刷り込まれてきました。自分たちができることは小さいかもしれないし、完璧でないこともあります。それでも考え続け、オンラインサイトという場所を通して伝えることで未来は少し変わると思うのです。

今はまだ、SHIROと言えば?と聞かれた時にフレグランスやスキンケアと答える方が多いはずです。しかし、SHIROの想いや描く未来も含めたブランドのイメージをつくりたいのです。未来のSHIROのイメージをつくっていけるということは、素晴らしい地球で自然と、仲間たちと共存できている今の僕たちに与えられた特権でしょうか。

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2022/04/16

<SHIRO STAFF コラム vol.46>
人と関わり、自分で選ぶ未来

<SHIRO STAFF コラム vol.46>
人と関わり、自分で選ぶ未来

皆さんこんにちは、SHIROの橘です。
私はSHIROのファンだったことをきっかけに入社し、経営企画として働いています。ファンとしてインスタライブに出演させていただくこともありますが、今回のコラムでは、普段の私のことや仕事への想いもお伝えしたいと思います。

ファンとして、いつもSHIROからでる製品にわくわくしています。しかし、入社をして、会社のことを知れば知るほど、製品だけではなく、会社が取り組もうとしていること、そしてそこにある意志や掲げる理想の未来がとても素敵だなと感じるようになったのです。
今のSHIROは変化の時だと感じています。この1年で、すながわプロジェクト、箱なし製品の展開開始、ショッパーの有料化など、理想の未来を実現していくための企画をたくさんリリースしてきました。
そんなSHIROが取り組むこと1つ1つはどれも持続可能な未来を願って決めてきたことです。本気で実現しようとするその会社の姿勢を経営企画の社員として日々感じ、大切にしている製品たちがさらに愛おしく感じるようになったのです。

ショッパー有料化に伴い、改めてSHIROがつくる製品以外のものたちへの想いも強くなりました。SHIROが大好きな私にとって、ショッパーやラッピングはとてもわくわくするもの。買わない選択が環境に優しいとは理解しているのですが、意志を持って買い、使い続けることも良いのだと考えています。手に取るものを、余すことなく使い切ることがエシカルなのだと思うようになりました。
例えば、SHIROのギフトボックスは丈夫でシンプルなデザインがとってもかわいいもの。家では、SHIROの製品だけを詰め込んで、仕事をする場所の近くに置いています。お気に入りばかりが詰まったボックスは開ける度にわくわくする宝箱のような存在になりました。これはSHIROのファンとしての新しい楽しみ方であり、そして、シロの意志に共感してブランドがつくるものを楽しみきるという視点を持つようになったのです。

このように、ブランドのためではなく、社会のためになることを考え、理想の未来に向けた取り組みの実現を目指していく会社であることが、私がシロで働いている理由です。大きな船に乗り、皆で向かう未来はとても素敵なものだと信じています。
シロで働く仲間たちは、会社の決断を受けて、全員で一丸となって走り抜けようとしています。
もちろんお客様からたくさんの意見をいただくこととなる判断も多いと思います。それでも正しいと信じたものを実現しようと、様々なチームメンバーが一丸となるその様子は、何度目の当たりにしても本当に素敵だと感じます。(現実はとても細かな確認事項も多く、大騒動といった雰囲気になっています。)
この変わろうとしている瞬間に立ち会えることは、私の人生でもとても大切な時間になるはずです。

私は、様々な人や環境を楽しむことが大好きです。新しい挑戦、それを実現するために訪れる苦しみ、そして一緒に実現しようとする仲間。シロではこれらすべてが一気に波のように押し寄せてきます。その波に揉まれながらもなんとか波に乗ろうとする楽しさがここにはあります。
もっともっといろんな考えを吸収して、気に入ったものを取り入れていきたい。辛い瞬間には「大丈夫、これを乗り越えたら絶対成長できる!」と自分を奮い立たせて、誰よりも楽しく過ごすのです。

自分の選ぶ道、選んできた道を正解にするのも不正解にするのも自分自身。絶対に自分で自分の気持ちを高め、肯定して、反省して、前を向いて過ごしていたいと思っています。そして、そこでみた景色や経験、仲間すべてが私の世界を広げてくれると信じています。今までそうして生きてきた中で、私は今ここで働いています。
1人では経験できなかったことが、何かや誰かと関わることで経験できます。これは実際に経験ができなくても、想いがシェアできれば自分の世界も広がるのです。

なんだか未来がさらに楽しみになってきた気がします。

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2022/04/09

<SHIRO STAFF コラム vol.45>
香りを届けること、その想いについて

<SHIRO STAFF コラム vol.45>
香りを届けること、その想いについて

こんにちは、SHIROの保坂です。
皆さん、「サボン」と「ホワイトリリー」の一部香料のリニューアルのお知らせをご覧になりましたか?
私は、今回の香料変更を受けて、アンケートやインスタライブを企画してきました。その結果には、たくさんの温かい想いが溢れていて、まだ見ぬお客様を何度も想像してしまいました。
香りを自分の香りと言われるほどまで愛用してくださる方、毎日共にいるからこそ生まれる、香りと誰かとの素敵な思い出。「サボン」や「ホワイトリリー」に対し、香り以上の想いをもって向き合ってくれていることを改めて知ることができました。
そして、今回の件は私の想像をゆうに超える不安をもたらしてしまうだろうと心から理解できたのは、皆さまの声を目の当たりにしてからでした。

私は販売促進を業務として担っているのですが、単に販売促進という観点だけだと、「よりよい香りをつくれたら、もっとたくさんのファンの方に愛されるはず。その製品の良さを伝えよう」と片づけてしまうこともできます。
しかし、お客様の声を知り、SHIROらしさというものに「誰かと誰かの繋がりを大切に向き合うこと」というものがあるのだとわかったのです。
そして、世の中にたくさんあふれている香りの中から、この香りにここまでの想いを持っているのか、と知ると、何としてでも今使っていただいている皆さんとの関わりはこれからも持ち続けたいと感じています。(私たちはたくさんの香りに触れる機会が多く、1つの香りへの想いというものを皆さまのように理解することがあまりできていなかったのです。)今までお店に立つスタッフから、お客様の声を聞くしかできなかったのに、目の前にこんなにも皆さんの声が届いたということだけでもとても感動したのです。
さらに、開発しているメンバーの苦労や不安を見ていると、きっとお客様には伝わるはず、想いを伝えるのが私の役割だと感じるようになりました。

このように私たちがお届けしている香りを大切に想ってくださる皆さまと、どのような未来をつくっていきたいのか考えてみました。
言葉にすると簡単になってしまいますが、「香りを深く知り、もっと好きになって欲しい」と考えています。「サボン」や「ホワイトリリー」を、そして他の世界中にある香りを楽しみ、皆さんが自分らしくあるために、そしてなりたい自分になるために、そっとそばにいる存在になれるのが香りです。大切な人といるとき、1人で挑戦をするとき、そして悲しみに浸りたい時だって香りはその気持ちを後押ししてくれます。
私の恋人に悲しい出来事があったときに、長嶋から「OVER THE RAIN」をもらったことがあります。悲しみを消すことはできませんが、香りをつける度に、「長嶋さんと悲しい出来事の思い出の香り」と話しています。悲しみは忘れるだけではなく、風化させないように、何度も考えることも大切で、香りと人のやさしさがその手助けをしているのだと目の当たりにしました。 いつもつけるには心が一杯になってしまうけど、想いの詰まった香りが人生の中にあることはとても素敵だと思います。

星の王子さまが言っていたように、「かんじんなことは、目に見えない」。人生を豊かにするために、大切なことを探したいと思う人も多いはずです。いろいろな大切な瞬間に、自分らしくさせてくれる香りを皆さまに持っていて欲しいなと願っています。きっとその香りが、大切な思い出を忘れられないものにしてくれるはずです。

そして、そんな香りを見つける手助けをするために、私たちはこれからも香りを届けること、香りを楽しむ提案を続けていきたいです。

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2022/04/02

<SHIRO STAFF コラム vol.44>
想像できない未来を楽しむ

<SHIRO STAFF コラム vol.44>
想像できない未来を楽しむ

はじめまして。SHIROで人事をしている宮本です。
私は今年入社し、もうすぐSHIROにやってきて3か月になります。
そんなSHIROに入りたての私が、なぜここに入り、今何を感じているか伝えたいと思います。

前職はおもちゃの商社で働き、製造や販売、そしてあそび場の運営を行っていました。しかし、コロナが始まると、大きな打撃を受けてしまったのです。
そんな中ではじめた転職活動でSHIROと出会いました。元々SHIROを知らなかった私ですが、偶然出会ったSHIROは、このような状況下でも業績が伸びていることを知り、驚いたことがきっかけでした。
前職でも人事をしていたのですが、経営会議などに参加する機会もあったことから、どうしても会社を俯瞰してみようとしてしまうのが私の癖です。若い頃に大人びてみられることが多かったのですが、抽象的なところから物事を理解しようとするのはいつしか私にとって当たり前となっていました。
SHIROの製品への想いが強いわけではなかった私ですが、調べていく中でSHIROの提案するエシカルな考え方、そして今の中枢となる事業はもちろん、「すながわプロジェクト」に代表される、実現したい世界への想いの強さに圧倒されました。
なんで化粧品会社がこんなことを?と頭で論理立てて考えるだけでは想像が及ばない、説明できない余白のようなものには、すごく可能性がある気がしたのです。
この「すながわプロジェクト」で提案している世界が実現したとき、SHIROはコスメ業界、エシカルな取り組みといった枠にとらわれない、カルチャーをけん引する存在になるのではと感じました。
そしてもっと知るためにお店に赴き、酒かす化粧水を手に取ってみました。
化粧品もSHIROも知らない 私へ近づいてきたスタッフは、効果効能だけではなく、素材への想いを伝えてくれたのです。
想いを伝えることがものを売ることに直接繋がるわけではないのに、初めてやってきた私へ伝えることが、会社の想いであることに驚き、感動しました。

私には俯瞰し、物事を論理的に考える自分と、理屈では全然説明できない乖離した興味関心ごとがあります。自分の中で、その関連性を見つけて楽しむことがとても好きなのです。
論理的に考えて、感覚で決断をする。そしてその決断がどうであれ、そのことを楽しんでいたいと思っています。
この接客の経験を受け、事業が伸びている会社、そして誰かの強い想い、その2つがそれぞれ魅力に感じました。
そこにさらに未経験への挑戦としての「すながわプロジェクト」が重なり、なんだか引き寄せられた自分がいました。

この想いは入社した今も変わりません。
人事としてできることを考える毎日です。少し離れて俯瞰していた私が、会社で起きている物事を自分ごととして見るようになったことが一番の変化です。
いつもの自分のように俯瞰して人事として考えるべきテーマを見つける。そして入社したことで出会ったチームメンバーとの日々が偶然の産物として広がります。
以前コラムを書いていた平安が攻めの人事。私が守りの人事。
実務としては遠く感じてしまう人も多いであろう、SHIROがなぜ今「すながわプロジェクト」を行い、どんな未来をつくっていきたいのか。これをお客様と話すすべてのスタッフが心から理解できる環境をつくっていきたいのです。
そして、私が生きてきた30年で知っている確かなことは、大切だと思って一つ一つ選び向き合うことは、予想もしていなかった素敵なことを迎えてくれるということ。子育てをしているときに突然やってくる、子供からもらう驚くべき楽しい出来事のように、仕事でも毎日業務をする中で、ある日突然想像もしていなかった世界を知ることができると信じています。
そしてSHIROは世の中に対してそんな存在でありたいと心から願っています。

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2022/03/26

<SHIRO STAFF コラム vol.43>
僕に希望を知らせてくれるもの

<SHIRO STAFF コラム vol.43>
僕に希望を知らせてくれるもの

皆さんこんにちは。SHIROの長嶋です。
春と秋はあっという間に過ぎ去ってしまいますよね。特に昨年の春が一瞬だったことを思い出し、今年の春は存分に感じ、楽しみたいと思っています。
暖かな日と寒い日が交互にやってくる日々の中、僕の気づいた春の予感を皆さんにもお伝えします。

北海道出身の僕にとって、冬が明けるこの時期は、穏やかで明るい気持ちになれる時期です。季節の変化を感じられると、何か春らしいことをしたくなる。日の長さを実感できる夕方の散歩が春を知るきっかけだったりします。

窓から差し込む光から、春の陽気を感じる休日のAM11:00。今日は何をしようか、外に出かけたいと思う気持ちは、希望に似たエネルギーのように感じます。
リモートワークをするようになり、外を歩くことがこんなにも気持ちよかったと知り、自転車に乗れば早く着くところをあえて歩いていくことも増えました。
外を歩くと、風、道端の花、光に照らされたビル、そのどれもが季節を表しているように感じ、いつもの日常が少し豊かになったような気がします。
そんな毎日で一番初めに季節を知らせてくれるのは空です。冬の澄んだ空から、春のまろやかなピンクと青みがかった夕日を見て、こんなところにも春っぽい色があったのかと知りました。
まだ寒い冬の終わり、おしゃれな人の春の装いよりも一足先に空が知らせてくれたのです。
私たちは季節に合わせて衣替えをしますが、それは空や植物、木々たちも一緒。自然が織りなす季節の衣替えの中で特に好きなのが春なのです。

僕はメイクで色を楽しむことや、服で春色を取り入れることはあまりないのですが、一人心はウキウキし始めています。
そして、街路樹の新芽が見えたころ、街ゆく人の服が明るくなりはじめるのです。
1年前は上京したばかり。春を楽しもうという余裕もないまま、梅雨を迎えたことを思い出すと、今年は少し穏やかに迎えられた気がします。
去年は環境の変化もあり、慣れ親しんだホワイトリリーの香りをつけて過ごしていたことも思い出したりしながら散歩をしています。

僕の季節の記憶は香りと共にあります。
いつも、その季節の空気や空、香りに似合う香りを選びたいのです。
今年の春は、暖かかったり、寒くなったりしながら、気まぐれに近づいてきてくれますよね。僕の方から春に歩み寄ろう、なんて思って花の香りを纏い、春を始めてみています。

そして、次に訪れる夏の予感を楽しみに毎日を過ごしていきたいです。
さくらが咲く枝の間に芽吹く新たな新緑のように、一瞬で終わる華やかな春の散りゆく姿、そして、そこから新たに生まれるものの美しさを忘れずにいたいのです。
うまくいったことも、そうでなかったことも、終わった瞬間から新しい扉が開かれるはずです。

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